[現役バーテンダーの告発!?] 「BAR」が微妙に流行らない3つの理由

nicccyの「BAR屋」論

こんばんは(*^-^*)西舘です。

 

 

BARバー」という空間に興味がありながらも今まで行ったことがない人。

BARバー」という空間に足を踏み入れたことはあるけど、一度しか行ったことがない人。

BARバー」という空間自体にそもそも興味がない人。

 

 

僕は常に「BARバー」という空間を、多くの方にとっての”サードプレイス”にしたいと考えています。それもあってこうやってブログを書き続けているところもあるんです。

 

 

お酒を飲む場所という感覚ではなく、贅沢をする場所という感覚でもない、「『家』と『職場』と同じ列に並ぶ場所」にしたいと。

 

 

ただ、まだまだ現実世界の「BARバー」は居酒屋やカフェのように多くの方の日常に溶け込むことができていない業界です。もちろん常連様と呼ばれるお客様はたくさんいます。でも、もっと家と職場以外の居場所、自分が一息付けて元気をもらえるような”サードプレイス”に「BARバー」を選んでくださっている方は少ないです。

 

 

それはどうして??

 

 

今回は現役BAR屋の僕から、『「BAR」が微妙に流行らない3つの理由』というお話をさせてください。

 

 

実際の「BARバー」で大学3年生から働き続けている僕だからこその内部告発です。そして今、僕は働いている「BARバー」をもっと気軽に、そして寛げる空間にしようとあれやこれやと実験を繰り返しています。

関連記事:バーはお酒を飲む場所じゃなくて、人生における「サードプレイス」

 

 

少しだけお付き合いください。では!!

 

 

[現役バーテンダーの告発!?] 「BAR」が微妙に流行らない3つの理由

 

 

 

 

①「BAR」という言葉自体の重たさ

たとえば、一度も「BARバー」へ行ったことがないと仮定して、職場の先輩から「BARバー行かない??」と誘われたら、どんな気持ちになるでしょうか??

 

 

「先輩に誘われて嬉しい!!」

「『BARバー』に行ってみたいと思ってた!!」

「大人の一歩を踏み出せる感じがする!!」

 

 

みたいな気持ちを持つかもしれませんね。また、

 

 

「『BARバー』??気取ってるお店でしょ??」

「なんだか高そう・・・。」

「こんな服装で行っても大丈夫かな・・・。」

 

 

なんて、あまりワクワクした気持ちになれない人も多いのではないでしょうか。

 

 

つまり、BARバー」は気軽に行くことができる場所という印象が皆無だってことです。それはBARバー」という言葉自体も重たさが原因ですね。たとえるなら「食わず嫌い」に似てる気がします。食べたことはないけど「きっと美味しくない」「見た目から無理」みたいな。

 

 

多くの方を「『BARバー』に行く」という行動にまで持っていくことができていない現状。これは今までのメディアやバー業界で働いてきた方々が作り上げてきた世界観の結果です。

 

 

②絶妙な「カッコつけてる感」

「BAR」はオシャレでカッコイイのが他の飲食店との大きな違いです。ただ、オシャレでカッコイイ部分こそが多くの方の足を遠ざけている要素でもあると感じています。

 

 

たとえば、グルメサイト経由で僕の働いている「BARバー」へいらっしゃった方の中には、「わぁー!!めっちゃオシャレ!!わたしたちには似合わないね!!」的なことを話していたりすることがあります。

 

 

けっこうな割合で。

 

 

「オシャレでカッコイイ場所は、日常ではなく非日常」という方が多いんですよね。ダイニングバーよりも居酒屋、牛肉よりも鶏肉、旅行よりも地元みたいな。雑多なお店やお金があまりかからないお店の方が気軽に足を運べる気持ちはわかります。

関連記事:「バーにはどんな服装で行けばいいの?」に答えてみます

 

 

③カタカナだらけのメニュー構成

BARバー」は基本的にウイスキーやカクテルをメインの商品として取り扱っているお店が多いです。

 

 

ウイスキーやカクテル、たくさん知っていますか?

メニュー表を見ただけで、どんな味かわかりますか?

 

 

はい、わかる人の方が圧倒的に少ないはずです。それは「ウイスキーやカクテルは嗜好品だから」です。つまり、「好きな人は好きっていう趣味の範疇」なんです。

関連記事:バー初心者はメニューに記載されているお酒を理解できる?

 

 

そして、ウイスキーやカクテルをある程度知っていないと「BARバー」に行く権利がない的な雰囲気も実際にあります。選ばれし者だけが通うことができる場所みたいな雰囲気が。

 

 

実際に詳しくない人が「BAR」のメニュー表を見てもぶっちゃけ何が何だかわからないんですよね。若かりし頃の僕もそうでした。というのも昔、「ブラッディーメアリー」という、なんだかグロめの名前が付いていたからジャケ買いノリで注文したら、まさかの大嫌いなトマトジュースのカクテルだったなんてことを経験しましたし笑。

 

 

「ビール!!」「ハイボール!!「ワイン!!」くらいの知識で飲みに行けるお店の方が圧倒的に敷居は低い。でも、あまり敷居を低くすると「BARバー」としての在り方がふらつく。ゆえに、まどろっこしいメニュー表こそが「BARバー」の神髄みたいになったんだろうと考えます。

 

 

あ、なんならメニュー用さえない「BARバー」だってたくさんあります。無知で行け地獄絵図ですよホント。「気軽になんでも聞いてくださいね!!」なんてバーテンダーさんに言われたって、人見知りやコミュ障だったら打つ手なしですから笑。(←気持ちわかります、人に聞けないタイプなんで・・・)

関連記事:「そういうことね!」 バーのマスターがメニューを置かない本当の理由

 

 

まとめ

BARバー」が微妙に流行らない3つの理由についてお話させていただきました。

 

 

 

 

 

「好きな人は好き、好きじゃない人は好きじゃない」という印象が強いんですよね、「BARバー」って。ですが、もっと身近な場所として多くの人に「BARバー」を使ってほしいと心から思っています。

 

 

ちなみにですが、ささやかながらもっと多くの人に身近さを感じてもらえるように、僕が行っていることをかるーく書きますね。

 

 

①SNSや当ブログを使った「BAR」の印象を良くするアピールの継続

②選りすぐりのメンバーで積極果敢にお客様にアプローチ

③名前である程度の味のイメージが付くようなオリジナルカクテルの作成

 

 

一撃で「BAR」の印象を変えることは無理ゲーなのはわかっているので、まずは働いているお店に来てくださった方、ネットでお店を見つけてくださった方に向けてひたすら「そんな小難しい場所じゃないですよ!!気軽に来てくださっていいんですよ!!」というメッセージを発信し続けています。もちろんこの先もずっとです。

 

 

未来はもっと「BARバー」が多くの方の生活に馴染めばいいなと切に願いつつ、あれこれ実験を繰り返していきます。

 

 

って所信表明でした。

 

 

おわり。

関連記事:現役「BAR屋」が徹底解説!「バーは敷居が高い!」は本当か!?

関連記事:[最初は詳しい人と行きたい・・] 初めてバーに行く時は行き慣れてる知人と行くべきかについて

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yuki_nicccy

札幌のピアノバー”STYLISH D”の店長。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。