こんばんは(*^-^*)西舘です。
バーに行ってみたいと考えているあなた。でもお酒も詳しくないし、人見知りだからひとりで行くなんて怖い・・。
そんな時、あなたはふとこんなことを思い出しました。
あなた:「そういえば、○○さんってよくバーに行くって言ってた!」
名案が浮かんだあなた。バーに詳しい人と一緒に行けば楽しいバーでの過ごし方や美味しいお酒の選び方を知ることができるに違いない。
ってことで、今回は現役BAR屋で、初めての場所にひとりで行く勇気が一切ない僕が「初めてバーに行く時は行き慣れてる知人と行くべきか」についてお話させていただきたいと思います。
ひとりでバーに行くことが怖い気持ち、わかりますよ。なんかイメージ的にめっちゃ大人な雰囲気そうだし自分が行っていいところなのか不安ですよね。
そんな気持ちをすっきりさせて見せます。では!
[最初は詳しい人と行きたい・・]初めてバーに行く時は行き慣れてる知人と行くべきかについて
結論から言いますと、「行き慣れてる知人と行くべきではない!」です。
あなた:「(;一_一)」
なんで?って感じですよね。バーに詳しい人や知り合いが多い人の方が最初は楽しめるように思うのが当然だと思います。
ただ、僕が「行くべきではない!」と断言するのには、あなたがそのシチュエーションでバーで過ごす時間を心から楽しめるかどうかとても疑問に思われる理由がしっかりあるからです。
その理由はふたつ。
ひとつは、「行き慣れてる知人はレベルの高い知識であなたにレクチャーしてくること」です。
バーにはたくさんのお酒があります。ウイスキーもあればブランデーもある。カクテルなんて星の数ほど存在します。無知のあなたはその単語さえ聞き慣れていない状態です。そんな状態で知人がバーにあるお酒の話をレクチャーしてきたらどうですか?
そうです。めちゃくちゃ難しいんです。脳内パニックです。
あなた:「え?でも○○さんは仕事中もとても丁寧に説明してくれるタイプなのできっと大丈夫ですよ?」
はい、わかりますよ。信頼のおける人であることは理解します。
ですが、仕事についてはあなたも多少なりとも元々共有できている分野ですよね?何をする仕事なのか、お客様はどういう人なのかなどなど。
お酒についてあなたは無知です。そんな白紙状態のあなたに無数のカタカナが横並ぶお酒の説明をされたらどうですか?どんなに丁寧にレクチャーしてくれたって難解そのものです。
実際にこのようなシチュエーションを僕はたくさん見てきました。
たとえば、常連様が初めてバーに来たという若者と一緒にご来店された時の話。
若者は「普段はハイボールとビールしか飲まないです」「カクテルやウイスキーなんて全然わからないです」という状態。
そんな若者に常連様は「いつも俺が飲んでいるのはこれ!」「これ、めちゃくちゃお酒入ってるんだけど酔えるから飲んでる!」「飲んでみる?バーではメジャーなカクテルだから!」的な話をしています。
若者のリアクションはたったひとつでした。
若者:「あ、そうなんですね!」
つまり、行き慣れてる知人とバーに行くとあなた自身のことについてはあまり深堀りされずに基本的なバーの使い方や知人のオススメのお酒についてのレクチャーばかりになるってことです。
ふたつめは、「アウェイ感が際立つこと」です。
知人が行きつけのバーに一緒に行くとたしかに行く前の不安はないでしょう。ですが、知人はそのバーのスタッフと顔見知りです。あなたはそのお連れ様というポジションです。
これ、実は結構なアウェイ感があるんですよね。言うなれば「友達の友達」と同義です。
「友達の友達」ってまったく知らない人よりも時に絡みづらかったりしますよね?全然知らない人なのに最初から何かしらの共通項がある状態からスタートするわけですから。しかも知人はそのバーのスタッフと顔見知り。内輪ノリになるタイミングだってたくさんあるわけです。
あなた:「あ、なんか自分、邪魔者なんじゃないかな・・」
このバーでは自分がいない方が知人は楽しく過ごすことができるのではないか、自分にすごく気を遣っている気がするなんて感じる場面がたくさん登場してくるんです。
まとめ
[最初は詳しい人と行きたい・・]初めてバーに行く時は行き慣れてる知人と行くべきかについてお話させていただきました。
結論は、「行き慣れてる知人と行くべきではない!」。
理由はふたつ。
「行き慣れてる知人はレベルの高い知識であなたにレクチャーしてくること」
「アウェイ感が際立つこと」
なので、僕がオススメする「初めてバーに行く時にひとりは嫌だ!」って人への回答はこちら。
「バーに行ったことがない知人と一緒に行くべし!」
お互い無知であれば同じ温度でバーに行くことができますよね。そして、バーテンダーってこういう初心者マーク全開のお客様のことが大好きです。だって自分たちが生きている世界に興味を持って、そして勇気を出して飛び込んでくれたお客様なんですから。難しい話なんて一切せずにその場を楽しんでいただけるようにただただ気さくにコミュニケーションを取るのみです。
「バー=お酒を飲む場所」なんて方程式はないんですよ。あくまで「バー=エンタメ」なんです。遊園地やレジャー施設と一緒です。
関連記事:[バーに行く勇気がないあなたへ]バーはエンターテイメント施設である!
気軽にバーに行ってみてください。その時は同じ温度で楽しめる人とぜひ。
yuki_nicccy
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