本に載ってた珍しいカクテルを頼むとバーテンダーから嫌がられる!?

「バーに行ってみたい!」ってちょっとでも思ったあなたへ

こんばんは(*^-^*)西舘です

 

 

立ち読みが趣味のあなた。そんなあなたがきのう本屋で手に取った一冊の本。それはたくさんのカクテルの写真とレシピが記載されたカクテルブックでした。

 

 

あなた:「おぉー!知らないカクテルばっかりだ!(*´▽`*)」

 

 

その本に載っていたカクテルは200種類。あなたが飲んだことのあるカクテルはせいぜい10種類あるかないか。その差なんと190種類。他にもたくさんのカクテルブックが本屋には並んでいたし、きっとその中にもたくさんの知らないカクテルが載っているんだろうなと思ったあなた。つまり、世の中には星の数ほどカクテルが存在することを知ったわけです。そこであなたは、生きてる間にすべてのカクテルを飲むことができるかどうか心配になっていました。

 

 

あなた:「ちょっとー!こんなにあったら全部飲み切れないじゃん!」

 

 

絶望に打ちひしがれるあなた。ですが、立ち止まっていては前には進めない。さっそくバーに行ってひとつひとつ飲んでみなければ。ただ、あなたにはちょっと気になることがありました。

 

 

あなた:「よし!バーへ行こう!ただ・・本に載ってるカクテルって有名じゃなさそうなのが多いんだよなーバーテンダーさんだってすべてのカクテルを知ってるわけじゃないだろうし・・もし『わからないですね』って言われたらどうしよー感じ悪いかなー・・

 

 


ハイボールやジントニックなどに代表される有名なカクテルを作れないバーテンダーはいません。ただ、本に載っている有名じゃないカクテルをすべて作ることができるバーテンダーも存在しません。もしお近くに「地球上に存在するカクテルなんてすべて余裕で作れます!」とか言ってるバーテンダーがいたら教えてください。「んなわけないやん!」とツッコミを入れに行きます。

 

 

ってことで今回は現役BAR屋の僕が、「本に載ってた珍しいカクテルを頼むとバーテンダーから嫌がられる!?」かどうかについてお話しさせていただきます。

 

 

バーテンダーは自分が知らないカクテルを頼まれた時にどう思うのか!?

お客様であるあなたは堂々と謎めいたカクテルを頼むことが許されるのか!?

赤裸々な本音です。では!

 

 

本に載ってた珍しいカクテルを頼むとバーテンダーから嫌がられる!?

結論から申しますと、嫌がられるかどうかは頼み方次第」です。

 

 

あなた:「頼み方次第!?」

 

 

ちょっと生意気なことを申し上げますが、もしお客様であるあなたがドヤ顔で「セラミックスターダムください!」と僕に言ってきたとします。あなたはただ本で見て気になったから頼んだだけなので別に悪気なんて一切ありません。ただ、プレイヤー側である僕に言わせれば、「え?なにそれ?そんんなマイナーなカクテル知らないし!なにカッコつけてんだよ!」という変な気持ちになってしまいます。つまり、バー業界的に無名のカクテルを堂々と頼んでくるお客様はバーテンダーから変な目で見られることが多い、そしてバーテンダー的に「面倒だな、この人」と感じてしまう場合もあります。なのであなたがもともと知らなかったような本に載ってるカクテルを頼むときは少し腰低めに頼むべきです

 

 

あなた:「あのー。セラミックスターダムってカクテルを作ることは可能でしょうか??

 

 

くらいのテンションでいけば、世のバーテンダー御一行様は気を悪くされずに作ってくださることでしょう。腰低く攻めるべし作戦でいきましょう。そうすれば本に載ってるすべてのカクテルを制覇する夢も叶うかもしれません、バーテンダーの力を借りながら。あ、別に知らないカクテルを作ること自体はどのバーテンダーも好きですよ。注目すべきは「ドヤ顔or腰低く」の表情勝負です。

※ちなみにですが、「セラミックスターダム」なんてカクテルは存在しません。テキトーにいま考えました。なんとなく美味しそうな響きしてますけどね笑。

 

 

まとめ

「本に載ってた珍しいカクテルを頼むとバーテンダーから嫌がられる!?」かについてお話させていただきました。

 

 

嫌がられるかどうかは頼み方次第!です。カクテルというものは星の数ほど存在して、そのすべてを把握しているバーテンダーなんていません。そこを踏まえた上で、あなたがもともと知らなかったカクテルを頼むときはバーテンダーも知らない可能性があるということを忘れないでください。そうすればおのずと「ちょっと、お願いできますかね?」みたいな腰低い言葉で頼むことが自然とできるのではないでしょうか。もしそのカクテルをバーテンダーが知っていれば「はい!お作りできます!」と言われますし、もし知らなければ「ちょっとわからないので調べてみますね!」と言ってくれるはずです。

 

 

余談ですが、あまり有名じゃない珍しいカクテルを頼まれた時におつくりすることができる確率は30%くらいです。なぜなら、あまり有名じゃない珍しいカクテルってちょっとマイナーなお酒を使用している場合が多く、そのすべてをお店が用意していることは少ないからです。似たような味に仕上げることはできるんですけど、レシピ通りの味を再現できるかどうかと言われれば難しいことが多々あるので、その点を踏まえてバーを楽しんでくださいね。

 

 

おわり。

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yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。