「バーテンダーを辞めたい！！」と思ったことはあるのかについて

こんばんは(*’▽’)、西舘です。

僕はバーテンダーという仕事に就いて18年目です（2006〰2024）。気付けばって感じです、ここまでよく辿り着いたなーなんてたまに思ったりもします。その背景には、「バーテンダーを何年、何十年と続けている人がホントに少ない」という現実があります。僕の先輩後輩の中で今もバーテンダーをしている人はパッと思いつく限りで約10名。ちなみに、バーで出会ってきた先輩後輩の数は100名を余裕で越えています。200名、いや、もっともっと多いな。

これほどまでにバーテンダーという道を途中で断念する人が多い理由はたくさんあると思うんですけど、じゃあバーテンダー暦18年目の僕は今の今までずっと「バーテンダーで生き続ける！！」と決めてきたのか。辞めたいと思ったことはないのか。

ということで今回は『「バーテンダーを辞めたい！！」と思ったことはあるのかについて』というお話をさせていただきます。

「バーテンダーを辞めたい！！」と思ったことはあるのかについて

結論から申し上げますと、「バーテンダーを辞めたいと思ったことは一度だけあります！！」。

はい、一度だけです。その理由はただひとつ。「人間関係」です。

僕がまだ20代前半だった頃。当時の店長と性格的に合わなかったんですよね。何を考えているのか見えない人だったし、女性スタッフにはすごく優しいのに男性スタッフには超絶厳しかったし、言い方が妙に嫌味っぽかったし。みたいな理由です。ま、社会ではよくある話だと思います。

人間関係は仕事の楽しさにさえ”負の感情”を浸透させてきます。そうです、バーテンダーという仕事自体は好きだし楽しいと思ってたんですよ、もちろん。それなのに「あの人に会いたくない」っていう人が職場にひとりいると「あーもう辞めたいな・・・」ってなりました。今でも思い出すだけでちょっとテンション下がるなーってくらいです。

その当時、僕は店長に次何か理不尽なことを言われたら辞めてやろうと考えていて、鞄に退職願を潜めながら出勤していました。ま、結局その退職願はゴミ箱行きになりましたけどね。僕の中のラストトリガーが引かれる前に店長が退職されたので。

まだ僕も若かったなーなんて今は思えます。自分自身が店長職に就いてから当時の店長の言い分も多少は理解できるようになり、そこそこ強めな反抗心で働いていた僕はさぞ店長のストレスだっただろうなと。ごめんなさいって感じです。

こう考えると、バーテンダーという仕事自体が嫌になったことは一度もないかもしれません。覚えてないだけかもですけど、そんなこと感じたシーンは思い出せない。当時お付き合いしていた彼女に「結婚するならお昼の仕事に就いてほしい」と言われた時でさえほんの少しもバーテンダーを辞めようかななんて思わなかったくらいですから（＃原因はこれじゃないですけど結局お別れしましたけど）。

むしろ、「どうしてこんな楽しい仕事をみんなしないんだろう・・・」って不思議なくらいです。いろんなお客さまとの出会いがあり、毎日笑って働けるバーテンダー。大変なことももちろんたくさんありますけど、それ以上に貴重な財産を手に入れることができ、知らない景色を見ることだってできる。

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話が逸れましたが、バーテンダーを辞めたいなんてこれから先の人生で感じることはきっとないでしょう。なんならあの頃、もっと僕が人間関係を円滑に進めることができていたら一度も辞めたいなんて思わなかったはず。そのくらいバーテンダーは素敵な仕事であり、だれかにとっての大切な自分になることができます。興味ある方はぜひバーへ行ってみてほしいです、人生変わります。

おわり。

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