[迷惑かけてごめんなさい・・]バーテンダーがやってしまった先輩のバーでの失敗談

BAR屋のプライベート

こんばんは(*^-^*)西舘です。

 

 

僕は多くのお客様から酒の場での失敗談をたくさん聞いてきました。面白おかしく「やってしまったわー!!」っておっしゃる方もいれば「二度とあんなことにはなりたくない・・」とその時のことを思い出してテンションが下がっちゃう方もいます。ほんと麻薬だなお酒ってよく思ってるわけなんですけど、現役バーテンダーの僕だって酒の場での失敗談はいくつもストックがあります。堂々と話すことではないんですけどね笑。

 

 

今回は、酒の場での失敗談で深く傷を負った経験がある方への朗報です。お酒の取り扱いを生業なりわいとしている現役バーテンダーでも数々の失敗(というよりも多大なるご迷惑笑)をしていますってことを赤裸々にお話させていただきます。しかもお世話になっている先輩が働いているバーでの失敗談です。(今は「そういえばあの時はやっちまったな」くらいに思える自分がなんか怖い・・笑)

 

 

いくら毎日丁寧にお酒と向き合っていてもお酒様は気難しい性格なのでしっかりと目を配りながら飲みましょう。では!

 

 

[迷惑かけてごめんなさい・・]バーテンダーがやってしまった先輩のバーでの失敗談

 

 

 

 

①一杯も飲めずに爆睡

とあるイケメンのお客様と久々に一緒に飲みに行った時のことです。2軒飲みに行ったあとに「そういえば最近○○さん(昔の先輩)に会ってないよね?顔出そっか!」とお客様からのご提案があったので「そうですね!行きましょう!」という流れになりました。

 

 

その先輩が働いているバーはススキノでも有数のムーディーなバー。店内はめちゃくちゃ暗いし客層も「ザ・紳士淑女」って感じ。昔からの知り合いという繋がりがなかったら確実に場違い感マックスで逆に気が動揺して「なにかオススメをいただけますか?」とかカッコつけたことしか言えないような場所。

 

 

「久々だね!」と先輩は優しい対応をしてくださったのはいいのですが・・・

 

 

その後の記憶が・・・

 

 

ほとんどない・・・。

 

 

そしてどのくらい時間が経ったのでしょうか。今となっては誰も教えてはくれませんけど、ポンっと肩を叩かれて意識が戻りました。

 

 

先輩:「おはよー」

 

お客様:「やっと起きたか」

 

後輩:「呼んどいて寝てるとかいじめですか?」

なぜいる!?(そういえば勢いでLINEした気が・・笑)

 

 

目覚めたその瞬間、心の中で小声で言ったこと。

それは「やば・・やってしまったー!」

 

 

昔から飲みすぎると寝る癖がある僕。それを知ってる先輩後輩お客様。だから「またか」くらいに思ってくれたんでしょうけどそれにしてもこの空気の中どう振舞えばいいのかなんてわかりませんでした。てかそんなこと考えられる状態じゃなかったですが。

 

 

先輩:「おまえ、一杯も飲んでないんだからな!はい、これ」

 

お客様:「来てすぐ寝たんだから。○○さん(先輩)が構ってくれなかったら孤独だったぜ」

 

輩:「わたしだから許しますけど他の女の子だったらキレてますよ!」

 

 

まだ朦朧としている意識の中で浴びまくったクレームの数々。先輩に渡されたものはテキーラ。これぞまさに地獄絵図。

 

 

②気付いたら連れがいない

当時よく一緒に飲みに行ってた友人がいるんですけど(今はご結婚されまして遊んでくれなくなりました笑)、一緒にハシゴ酒(1,2杯飲んだら次のお店に行く飲み方)をした日がありました。その日は僕としては珍しくアルコール度数が高めなカクテルをずっと飲んでいたんです。ちなみにそのカクテルは「マルガリータ」というテキーラベースのカクテルです。

 

 

そして8軒目(今はもうそんなにハシゴできません・・)に先輩のバーに行ったんです。そこでもマルガリータをオーダーして「やっぱ美味しいよね!」なんて友人と会話をしていました。

 

 

ですが・・・

 

 

気付いたら・・・

 

 

朝の7時。

 

 

隣にいたはずの友人は・・・

 

 

いませんでした。

 

 

先輩:「おはよー」

 

僕:「おはようございます・・え!?」

 

先輩:「もう7時だよー帰るよー」

 

僕:「しちじ・・はい・・すいません・・」

 

 

どうやら僕は飲みすぎた結果爆睡してしまったようで、その姿を見た友人は先に帰ったみたいです。(先輩が「あ、置いてっていいよ!あとで起こすから」と言ってくれたそうで笑)

 

 

その日から今日に至るまでマルガリータを僕は一度も口にしておりません。

 

 

③先輩に物乞い

カクテルの大会で日本一になった経験のある先輩がやっているバーがありまして、当時(26歳とかの頃だから8年前くらい)たまにお勉強がてらお邪魔させていただいてたんです。笑顔がステキでめちゃくちゃ優しい先輩、これでいて日本一の称号まで持っているのか、最強じゃんって感じでとても尊敬していました。

 

 

そんな先輩の優しさに甘え調子に乗ってた泥酔の僕は4回目(だったはず)の来店の時にとあるひとつのお酒を発見します。それは今まで見たことがないお酒で興味を持ったんです。

 

 

僕:「あのお酒ってなんですか?」

 

先輩:「あ、あれはミントのリキュールだよー!ちょっと味見してみるかい?」

 

僕:「え?いいんですか?ありがとうございます!」

 

 

 

先輩は後輩が飲みたいお酒を味見と称して少しだけ分け与えてくれました。ちなみに味はめちゃくちゃミントの味でした。(お察しの通り、僕はグルメレポーターと対局な位置にいる笑)でもなんかカクテルに使えそうな気がした泥酔の僕はこのあと先輩に無茶なお願い事をします。

 

 

僕:「これカクテルに使えそうですね!少しだけ貰ってってもいいですか!?」

 

先輩:「(”◇”)ゞい、いいけど」

 

僕:「あざーっす!」

 

 

当たり前のことですが、人様のバーのお酒を持って帰らせてくださいなんていうのはタブーもタブーです。てかタブーとかそんな話にさえならないくらいあり得ない行動。先輩の心中はいかがなものだったのかと考えると今も怖くなります。(ちなみに酔いがさめた僕は酷く自己嫌悪に陥りまして、今日までその先輩のバーには行ってませんし足を向けて寝る事さえできてません・・・)

 

 

④あいさつもせず帰宅

いつも賑わっているパブが職場の近くにあって僕はよくそこに飲みに行きます。そのパブには尊敬する先輩が働いているのでなおさらご贔屓ひいきにさせていただいているんですけど、とある年始の夜に僕は記憶を飛ばしてその先輩にあいさつもせずに勝手に帰ったことがあります。

 

 

一緒に行ったのは僕の後輩ふたり。普通に「ことよろー!」(別にパリピではない。ほんとにない)くらいな感じで楽しく飲んでたんですけど、たまたま久しぶりに会ったお客様がそこにいたので話しかけたんです。

 

 

僕:「○○さんじゃないですか!?めっちゃ久しぶりですね!」

 

お客様:「おー西舘じゃん!変わってないな!」

 

僕:「はい!相変わらず立って飲んでんすね笑(そのパブではなぜか頑なに椅子に座らないスタイル)」

 

お客様:「お、一杯奢るから好きなの飲めよ!」

 

僕:「いいんですか!?いただきまーす!」

 

 

こんな具合でみんなでワイワイ飲むことになったんです。後輩ふたりは「ほんと知り合い多いですよね!」なんて僕に言いながらもすぐにそのお客様との関係をあたためて楽しんでました。

 

 

そして気付いたらそのパブにきて4時間半が過ぎました。そうです、こんだけずっと飲んでたら僕の脳は機能を停止しています。つまり「覚えてないゾーン」になってたってことです。そして先輩にあいさつのひとつもしないでそそくさと帰ってしまったんです。(店を出る時の記憶はありました。ちなみにお会計はきっちり済ませていましたよ笑)

 

 

あとから振り返って「あ、勝手に出てきちゃったわ・・最悪だ・・」とまたしても自己嫌悪に陥ったわけですが、先輩はそんなことぜんぜん気にしてなかったようで普通に僕が働いているバーに遊びに来てくれました。そこで安堵に浸って今を生きております。

 

 

~付録~ 僕が言った一言で先輩がキレました

お互い存在は知っているけどまったく交流のない人っていますよね。ですが何かの拍子で致し方なく絡まざるを得ない瞬間が訪れることもあります。そんな話を付録として。

 

 

仕事終わりにすすきののメインストリートを歩いていた時のことです。僕は後輩をふたり連れて歩いていたんですけどその時に迎えから別のバーの人たち3人が歩いてきたんです。僕はすれ違うタイミングで「おつかれさまです!」と軽くあいさつをしました。別のバーの方はひとりだけ軽い会釈と小さな声で「おつかれさまです」と返してくれました。って感じたんです。

 

 

そこでお酒を飲んでいていつもの人見知りが麻痺ってたお調子野郎の僕はすれ違ったあとに一言発してしまったんです。

 

 

「え?シカト?」

 

 

そんなに距離も近くなかったし大きな声で言ったわけでもないので本人たちには聞こえてなかったように思ったし、ていうか「会釈くらいしろよ、ほかのふたり」って感じでした。

 

 

そして後日。仲良しの先輩が僕が働いているバーに遊びにきてくれたんですけど、その時にこんな話をされたんです。

 

 

先輩:「西舘さ、この前○○さんに変なこと言ったでしょ?」

 

僕:「え?なんで?」

 

先輩:「この前うちのバーに来てさ、「なんなのあいつ、生意気だね」ってキレてたよ」

 

僕:「えーまじでー・・」

 

 

ちなみにキレてた先輩は見た目めちゃくちゃ怖そうです。実際も怖いとの情報を事前入手していた僕は「オワタ\(^o^)/」とひとり鳥肌が立ちました。別にその先輩のバーに行けなくなることとかは別にいいんですけど、セミナーや展示会で偶然会う機会もバーテンダーには結構多いんです。その時に殺されないかなって感じです笑。(今のところ僕はなんとか生きています・・・)

 

 

まとめ

[迷惑かけてごめんなさい・・]バーテンダーがやってしまった先輩のバーでの失敗談についてお話させていただきました。

 

 

 

 

 

ま、こんなこと以外にもたくさんの酒の場での失敗談をしてきたことと思うんですけど(記憶にないことはさすがに書けないので笑)、どれもこれも先輩たちの優しさと器の広さによって今の僕は生き延びられているなとつくづく感謝している次第でございます。

 

 

お酒は適度に。

飲みすぎる時は保護者同伴で。

そして気の知れたバーテンダーがいる場所で潰れてください。

※決して泥酔することを推奨しているわけではないです。念のため一筆笑。

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yuki_nicccy

札幌のピアノバー”STYLISH D”の店長。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。