出来損ないだった僕なのにゼミの先生だけは僕の夢を応援してくれた話

Happy old senior business man smiling outdoors
nicccyの過去について

こんばんは(*^-^*)西舘です。

 

 

大学の卒業式。みんなそれぞれの道へと歩みを進める前の最後の晩餐。

 

 

同じ学部のメンバーは卒業後の道として”すぐに就職すること”を選択しました。それが俗にいう”普通”だったし僕もそれが”普通”だと思ってました。その中で僕は”すぐに就職すること”を選択せずになりたかったBAR屋の道をマイペースに歩くことを選びました。

 

 

僕の選んだ道は周りの人間が俗にいう”普通”じゃなかったし、似たような道を選択する仲間もいませんでした。それゆえに揶揄されたことも多々あったんですけど、ゼミの担任だったK先生だけは僕の目をジッと見つめてこう言ってくれたんです。

 

 

K先生:「西舘くんなら大丈夫ですよ。今後も精いっぱい頑張ってください。応援してますよ」

 

 

その凛とした井出立ちと端正なルックスから発せられる言葉としてふさわしすぎるお言葉に心から恥じぬ結果を出そうと決めた瞬間でした。ちなみに僕がすぐに就職をせずに夢だったBAR屋の道へ進むことを完全肯定してくれたのはK先生が初めて。そんな悲しくも嬉しい現実も重なって今まで大してゼミに貢献してこなかった自分を呪いたくなりました。

 

 

先生、ホントごめんなさい。

そのかわり、口にしたことは必ず結果として魅せます。

 

 

 

卒業式がひとつのターニングポイントになった、そんな気がした3月の夕刻でした。

 

 

※卒業して約半年が経った頃、僕はBAR屋として正式に社員として登用されることが決まったのですが、そのことを伝えにK先生の部屋まで報告をしにいきました。あんな素敵な言葉で背中を押してくれたK先生には報告の義務があったし、何より髪色を戻しピアスも外した姿を一度見て欲しかったって気持ちがありました。(派手だったので少しは世間に寄れるようになったっていうアピールが目的笑)

 

 

僕からK先生にアポを取った時は驚いたことと思います。だって学生時代にK先生に自分から声を掛けたことなんて一度もなかったんですから。ただK先生が優しそうな人だなって感じていたのでゼミに申し込んだだけ、そんなつまらない当時の自分のちっぽけな考えがまさかこんな感銘を受けるような人との出逢い繋がるなんてこれっぽっちも思わなかった。

 

 

人との出逢いにきっかけなんて関係ないなって今でも深く僕の中には刻まれています。

 

 

おわり。

The following two tabs change content below.

yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。