[〰BARの上手な育て方〰] まずは熱狂的ファンを作れ!!

nicccyの「経営論」

こんばんは(*^-^*)西舘です。

 

 

「人材が育たない・・・」

「売り上げが低迷している・・・」

「何をやってもうまくいかない・・・」

 

 

ネットニュースでも、僕の界隈でも聞こえてきますのは「業績低迷」の声、こえ、コエ。今はコロナ禍ということで「仕方ないよね・・・」と擁護されることも多いのでそっと胸をなでおろしてい方もいらっしゃることでしょう。

 

 

胸をなでおろすことは良いことです。ストレスの蓄積で動けなくなったりメンタル的にやられてしまったら身も蓋もないですからね。

 

 

ただ、人材が育たず、売り上げが低迷していて、何をやってもうまくいかないのには当然なにかしらの理由があります。偶然それらが重なって「なんでー!!」とはならないんで。そして、完全に調子に乗った発言を今からします。

 

 

人材が育たなくて、売り上げが低迷しているのは今この瞬間のせいではありません今まで積み重ねてきた時間の中でミスがあっただけです。つまり、「今の状況を辛くしてきたのはすべて自分」ということです。

 

 

そして、人材が育たず、売り上げが低迷しているこの状況を打破する方法はたったひとつです。それは、「熱狂的ファンを作ること」です。

 

 

ということで今回は現役BAR屋で、「たくさんの熱狂的ファンの方々に支えられて、コロナ禍もなんとかお店を続けていくことができています」という感謝をこの場を借りてお伝えする”STYLISH D 店長”の僕が、『[〰BARの上手な育て方〰] まずは熱狂的ファンを作れ!!』というお話をさせていただきます。

 

 

熱狂的ファンの方々がいらっしゃると、人材は育ちます。

熱狂的ファンの方々がいらっしゃると、売り上げが上がります。

熱狂的ファンの方々がいらっしゃると、だいたいうまくいきます。

 

 

その理由をバーの世界に住み続けて15年目の僕は知っています。毎日多くの熱狂的ファンの方々にお会いでき、お話をすることができ、笑顔が絶えず、お酒も絶えない(笑)充実した日々を送ることができているのが何よりも証拠です。ってことで始めます!!!

 

 

※今回のお話は「BAR」を例に進めてまいりますが、他の業界でも参考になるような話になっているかと思います。

 

 

[〰BARの上手な育て方〰] まずは熱狂的ファンを作れ!!

「まずは熱狂的ファンを作れ!!」

言葉にすればカンタンですが、実際のところ「熱狂的ファンってどうやって作るんですか!?」って質問がめちゃくちゃ飛んできそうな気がしているので、ここを先に解決してしまいますね。

 

 

「熱狂的ファン」の作り方。それは、

 

 

「お客様に積極的に絡みにいくこと」です。

 

 

初めて会うお客様に対して怖さを感じてしまったり、何を話そうか迷ってしまう人も多いことでしょう。最初は構えてしまいますよね、相手がどんな人がわからないんですから当然っちゃ当然です。飲み会や合コン、クラスメイトとのグループディスカッションでも似たようなシーンを経験されたことのある方もいるのではないでしょうか。

 

 

だからこそ「積極的にお客様に絡みにいくこと」で熱狂的ファンの方ができます。多くの人は積極的にお客様に絡みにけないんですから。つまり、「積極的に絡みにいくだけでお客様の中の印象に強く残ることができる」ってことです。

 

 

そして、多くのお客様は「だれかと関係を持ちたい」と考えています。関係というのは「一緒に食事する友達が欲しい」「気軽にLINEできる知り合いが欲しい」「悩みを語れる友人が欲しい」などなど。つまり、ひとりでいることが好きじゃないさみしがり屋さんが多いので、お客様に興味を持てばすぐに心の距離は縮まるってことです

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「そんなこと言ってもワタシ、人見知りだし・・・」なんて弱音がポツリと出ちゃう人もいますよね?すぐ積極的にお客様に絡めるようになるわけなんてないですもんね、わかります。

 

 

では、どうやったら積極的にお客様に絡めるようになるのか。僕の結論は、

 

 

「ひたすら参考になる人のことをパクる」です。

 

 

人見知りやお客様に対する怖さは消えません。だって生まれた瞬間から備わってる感覚なんですからね。なら、そんな弱い部分とはお付き合いすることにして、ひたすら自分にはない明るさを持っている人や流暢なトークをされる人をパクりましょう。言葉ひとつそのままパクるんですよ?自己流アレンジなんてしなくていいんで。

(※僕は先輩も後輩も、お客様も親戚も、お笑い芸人もアーティストも関係なく「面白い!!」と思った言葉やリアクションは徹底的にパクって自分のものとしてきました。おかげでさまざまなシチュエーションに対応可能な人間になりました。パクっても大丈夫です、みんながみんな誰かの言葉ひとつなんて覚えてませんから。自分が口にすればそれは自分の言葉です)

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それでも、「どうしても自主的にお客様と絡むことができません・・・」って人もいます。ここで終了してしまうから熱狂的ファンがぜんぜんいないバーが生まれます。致し方ないです、打ち止めですね。さよならさん。

 

 

で、実はこんな状況でも打ち止めせずに前進することができることを僕は知っています。それは僕自身がバーの中心に居続けることで成り立ちます

 

 

今まで地道に貯め続けてきた信用が輝きを放つ瞬間です

 

 

だれにでもすぐにできない。

マネするには時間がかかる。

圧倒的に過ごしてきた時間の差。

 

 

というのも、僕には熱狂的ファンのお客様がいます。自慢です。数えたことはないですけど手ごたえ的にはけっこうな人数かと思います。そして、今もなお応援し続けてくれている熱狂的ファンの方々は僕が長くバーの世界に住み続けてきたからこそ結果的に熱狂的になってくださった方々ばかりです。つまり、「僕には瞬時にお客様の心に刺さることができる能力はなかったけど、できる限りの努力をしてきた積み重ねがお客様からの評価に繋がった」ってことです。

 

 

日々バーカウンターにて経験を積み重ねてきた結果、お客様からは信用していただき、良い意味で僕が何をしても褒められたり許されたりするようになりました。酔いつぶれても、顔色が悪くても、「またー??」くらいにしか思われません。(しっかりしろ自分・・・)

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そんな僕の周りには独特の空気が流れ、独特の状況があります。かるくまとめてみます。

 

 

 

たくさんの熱狂的ファンの方々は、僕と一緒に働く新メンバーに対して優しい心で接してくれます。

→新メンバーは出勤するたびに僕が今までお世話になってきたお客様+最近通い始めてくださったお客様と出会い続けます。

熱狂的ファンのお客様の優しさのおかげで、新メンバーが緊張しながら働く期間が他のバーより圧倒的に短くなります

→緊張がほぐれると、覚えるべき業務内容をインプットするための余裕が生まれます。

→結果、お話ができるお客様が増え続け、業務内容もどんどん吸収してくれます

→はい、新人が立派に「バーにとってのひとつの顔」となります

 

 

 

どんな状況でも、頻度は変われど熱狂的ファンの方々は通ってくださいます。

→熱狂的ファンの方々は、ありがたいことに月にたくさんのお金を使ってくれます。

→熱狂的ファンの方々は、ありがたいことにさまざまなお知り合いを連れて来てくれます

→そのおかげで、「値下げ」「ボリューム増」などの安売り合戦に参加せずに、独自の魅力を追求することが可能となります

→独自の魅力に力を割き続けると、SNSやグルメサイトから新規のお客様がいらっしゃいます

→新規のお客様には「積極的に絡みにいくこと」をして、新たな熱狂的ファンになってもらえるよう努力します。

→はい、売り上げはなんとかなります

 

 

ってサイクルが生まれるんです。そして、このサイクルは何度も言いますが、明日明後日にどうこうなる話ではありません。ひとりでも長くバーの世界に住み続けている人がセンターに立っていることが最低条件です。そのセンターに立っている人が今まで積み重ねてきたお客様からの信用がどれだけあるかによって、人材の伸び率や売り上げは変わり、その結果によってまたお客様からの信用が増えたり減ったりします。

 

 

まとめ

『[〰BARの上手な育て方〰] まずは熱狂的ファンを作れ!!』というお話をさせていただきました。

 

 

 

①熱狂的ファンを作るには「積極的にお客様に絡みにいくこと」

②「積極的にお客様に絡みにいくこと」が苦手であればまずは「ひたすら参考になる人のことをパクる」

③上記二点を継続した先には他の人と「圧倒的なお客様からの信用の差」が生まれる

大切なファンの方々、大切な仲間、大切な空間を守ることができる

 

 

 

何でもそうですけど、一瞬で欲しいものが手に入れることなんてありません。お金は働かないともらえないし、筋肉は運動を続けないとカラダに付きません。勉強しないと知識はつかないし、優しくすることでしか愛されません。

 

 

人が育たない、売り上げが低迷している原因はハッキリしています。それなのにその原因に気付いていない人や、間違ってる別の理由に時間を割いている人がどれだけ多いことか・・・。

 

 

即効性のある劇薬なんてありません。お客様ありきの仕事は信用の積み重ねがいちばん大切です。そう思って今まで生きてきました。って話。

 

 

おわり。

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yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。