「あちらのお客様からです」って急にやると要危険人物に認定されます・・・

バーあるある

こんばんは(*^-^*)西舘です。

 

 

先日、「あちらのお客様からです」という、バーでありそうなキラーフレーズについてお話させていただきました。

バーで「あちらのお客様からです」なんてホントにされる!?

 

 

ネタバレにはなりますが、「『あちらのお客様からです』なんてされません!!」というのが現実ではあります。

 

 

ただ、僕は見てしまったんです・・・

とあるバーで「あちらのお客様からです」という光景を・・・

カクテルをプレゼントされた女性の反応を・・・

プレゼントした男性の雰囲気を・・・。

 

 

今回は現役BAR屋の僕が見てしまった、「あちらのお客様からです」の現場についてお話させていただきます。結論、『「あちらのお客様からです」って急になると要危険人物に認定されます・・・』

 

 

「あちらのお客様からです」って急にやると要危険人物に認定されます・・・

それはとある郊外にあるバー。カウンターが8席、テーブルが3席程度の小さなバー。知人と訪れた際、僕たちはテーブルの席へ案内されました。本当はカウンターに座りたかったのですが、常連のお客様らしき方々も多かったので素直にテーブルへ。

 

 

ドリンクをオーダーし、知人と僕との間に何気ない会話の花が咲き始めた頃、カウンターで「あちらのお客様からです」案件が発生しました

 

 

カウンター席。

左端の席にはひとりでいらっしゃってる男性。バーテンダーさんと気さくに話してる感じ、きっと地元の常連様と思われます。

右端の席には3名様女性がふたり、男性がひとり。同じ職場の同僚と思われます(←聞こえてきた会話的にまちがいない)。こちらの方々も常連様な雰囲気でした。

 

 

この状況で、左端にひとりでいらっしゃってる男性がバーテンダーさんに告げました。

 

 

左端の男性:「あちらの女性に僕から1杯ずつあげてください」

バーテンダー:「え!?(*´▽`*)」

 

 

セオリーとして、「あちらのお客様からです」は「ひとりでいらっしゃってる女性のお客様に対しての行為」だと思ってました。というか、そういうもんです、男性が混ざってるグループの女性にごちそうするなんてセオリー完全無視も良いところ。そして、トラブルになる可能性さえあります、3名グループの男性からすれば「は??なんすか??俺の友達に変なことしないでもらえます??」的に思われても仕方ない行為ですから。

 

 

バーテンダーさんは少しだけ言葉に詰まってました。きっと「どうしようかな・・・」って考えてたんでしょうね。でも、カウンターのお客様はみなさん常連様(←きっと)。

 

 

結果。

 

 

バーテンダーさん:「あの、あちらのお客様からです」

右端の女性のお客様ふたり:「え??なんも絡んでないのに(微笑)。良いんですか??」

左端の男性:「はい、どうぞ!!」

右端の女性のお客様ふたり:「はー、じゃあいただきます。。。」

 

 

そして、みなさまの心の声はきっとこんな感じだったことでしょう。

 

 

右端の女性ふたり:意味わかんない。怖い。なに。キモイ

女性と一緒に来てる男性:「変な人」

左端の男性:満足満足(´▽`*)

バーテンダーさん:要危険人物に認定や!!

僕:「無理やりすぎる・・・」

 

 

何の脈絡もない中で「あちらのお客様からです」って急にやると要危険人物にめでたく認定されます。そして言うまでもないですが、男性と一緒に来てる女性に対して「あちらのお客様からです」って急になるのはぶっちゃけ非常識すぎます。意味不明すぎます。動機を教えて欲しい・・・笑。

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あ、「あちらのお客様からです」の発端となった左端の男性ですが、テーブルに座ってる僕から見て、そして言動から見て、ちょっと面倒なタイプの変わったお客様に感じましたね。別に悪い人じゃないけど、どこか勘違いしてるタイプって言うか。「ごちそうすること=良いこと」「お金を使うこと=お店のため」みたいに思ってるんでしょう。この考えはステキではあるんですけど、いつどこでもステキな話ってわけじゃないですし、場と相手を考えないと逆にだれかを不快にさせてしまいます。

 

 

あ、もし僕があの場でバーテンダーとして働いてたら、「すいません、あちらのお客様にはお連れ様がいるので・・・代わりに僕に1杯ってのはどうですか!?笑」って言いますね(←ただ飲みたいだけ疑惑笑)。

 

 

おわり。

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yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。