[その気遣いは・・] おかわりを「同じグラスで!」と伝えることは優しさなのか!?

バーあるある

こんばんは(*’▽’)、西舘です。

 

 

バーでよくある光景のひとつに、同じお酒を追加オーダーする場合があります。つまり”おかわり”ですね。その際に「同じグラスで!」というお客さまがいらっしゃいます。

 

 

「同じグラスで!」という意味は、「新しいグラスは使わなくていいですよ、同じお酒をオーダーしてるので今使っているグラスにそのまま注いでください!」です。ま、ラーメンの替え玉的なイメージを持っていただけるとわかりやすいかもしれません。麺を追加オーダー、今使っているどんぶりとスープに麺入れて食べますみたいな。

 

 

ただ、バーで言うところの「同じグラスで!」には、「洗い物大変でしょ?同じグラスでそのまま作っちゃっていいよ!」という、お客さまからのお店に対する優しさが大いに含まれています(#てかほぼ優しさでしかない)。

 

 

これ、バーテンダーからすれば嬉しいことだと思いますか??
そりゃ嬉しいと思いますよね??だってお客さまの親切心から生まれたご厚意なんですから。

 

 

でも、もしかしたらその優しさ、あまり伝わっていなかったとしたら??

 

 

ということで今回は現役BAR屋の僕が、「おかわりを「同じグラスで!」と伝えることは優しさなのか!?」というお話をさせていただきます。

 

 

バーはお客さまの優しさでできています。その優しさの形のひとつである「同じグラスで!」というお言葉はいったいバーテンダーからどう映っているのか。その真意について少しだけ綴らせてください。では!!

 

[常連だし・・] おかわりを「同じグラスで!」と伝えることは優しさなのか!?

結論から申し上げますと、「『同じグラスで!』だなんて、ホントにありがたすぎます!!」って話です。

 

 

新しいお酒をオーダーされたら新しいグラスでお作りすることなんて当たり前の話ですよね。それなのに「同じグラスで!」というお客さまからの優しさのご提案、これ、ありがたくない理由なんてひとつもないわけです。

 

 

「同じグラスで!」とお客さまからのお言葉をいただいた時のお店的メリットを具体的にお伝えします。

 

 

・洗い物が減る

・氷の消費量が減る

・お互いに”常連さま感”が生まれる

・優しさが沁みて心が温まる

 

 

といったところでしょうか。僕はワンオペ営業なので、洗い物は当然少ない方が助かりますし、その分お客さまとお話できる時間が増えます。他の作業が捗る時もありますし、結果的にすべてのお客さまのオーダーに対して提供時間の短縮にも繋がります。

 

 

また、同じグラスでお作りする場合は氷もグラスに半分くらいは残っている状態なので、お店が準備している氷の減りも少なくなります。多くのバーでは板状の氷(#ないしはブロック状)をピックやナイフでひとつひとつ削っていて、その作業時間はそれ相応です。つまり「まあまあ重労働」なわけです。その氷が少しでも減らない状況はただありがたい・・・。

 

 

”常連さま感”が生まれることもまた良いですね。基本的に初めましてのお客さまから「同じグラスで!」とは言われないので(#稀にいらっしゃいますが)、お互いの信頼関係が土台にあるからこそのやりとりなのかなと。そのやりとりは優しさに溢れていて、なんだかほっこりする気持ちで埋め尽くされるんです・・・。

 

 

ただ、「同じグラスで!」という優しさが時として”棘”になる場合もあることもあります

 

 

どういうことかと言うと、「バーテンダーさんによっては、最高の状態の一杯をご提供することに心血を注いでいるので、逆に失礼な発言になってしまうことがあるから」。

 

 

「同じグラスで!」という言葉がお客さまからの優しさなのはわかっています。それでも「同じグラスでお作りすることはクオリティーが保てないので一杯一杯ちゃんと作らせていただきたい」という信念を持っているバーテンダーさんも中にはいます。つまり、「そんな気遣いしないでください、逆に迷惑です」と感じているってことです。

関連記事:[これは絶対にNG!!]バーテンダーに嫌われるお客様がする3つの行動

 

 

ただ、ぶっちゃけ、このように厳格なバーテンダーさんは少ない印象です。良い意味で「気軽」「気さく」にバーを営んでいらっしゃる方が多いのではないでしょうか。仕事そのものを楽しんでいて、シンプルにお客さまの親切心は素直に受け取る姿勢を持っているバーの方がお客さまも来店しやすいものです。

関連記事:[初めてバーに行ったら訊いてみて!]バーテンダーが喜ぶお客様からの3つの質問

 

 

まとめ

おかわりを「同じグラスで!」と伝えることは優しさなのか!?」というお話をさせていただきました。

 

 

・「同じグラスで!」という言葉はただただありがたい

・バー側の労力が削減されて感謝

・常連さまだからこその優しさは受け取るべき

・時として失礼に値する発言であることも知っておいてほしい

 

 

 

個人的にはとても嬉しいお言葉ですし、お客様のその優しさにいつも甘えています。

通い始めたバーがもしあれば、「同じグラスで!」という一言を試してみても良いのではないでしょうか。

 

 

おわり。

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yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。