混んでるバーで”あえて”話しかけないのには理由があります

バーあるある

こんばんは(*’▽’)、西舘です。

 

 

僕が経営しております「BAR PENCIL VANI;LLA」は、カウンター7席、テーブル席10席の小さなバーです。そして、ありがたいことに週末は盛況な日が多いです。

 

 

バーテンダーは僕ひとり、ワンオペ。もちろん”口”はひとつ、一度にお話できるお客さまもひとり。店内が混雑しているときはお客さま全員とずっとお話することは物理的にできません。そんな中でも、できるだけすべてのお客さまと会話をしたい。ちゃんと気に掛けていますよって意思を伝えたい。これがサービスの根幹だと僕は考えています。

 

 

でーすーがー(*”▽”)。

 

 

わざと、

意図的に、

”あえて”

話しかけないお客さまもいます

 

 

「すべてのお客さまと会話したい!!」なんてさっき言ったばかりなのにどういうことですかって思いましたよね??

本音は「すべてのお客さまと会話したい!!」ですよ、そこに嘘偽りはありません。

ただ、混雑しているときだからこそ”あえて”話しかけない選択肢を取る場合がある事実には明確な理由というものを僕は持っています。

 

 

ということで今回は現役BAR屋の僕が、『混んでるバーで”あえて”話しかけないのには理由があります』というお話をさせていただきます。

 

 

「混んでたら話しかけてくれない・・・ま、仕方ないよね・・・」

「いつもはたくさん話してくれるのに・・・でもしょうがないよね・・・」

 

 

いつも通っているバーでは上記のように感じている方も多いと思います。そんなお客さまにバーテンダーの意図をお伝えいたします。では!!

 

 

混んでるバーで”あえて”話しかけないのには理由があります

結論から申し上げますと、「混んでる時に”あえて”話しかけないお客さまは『とても大事にされているお客さま」です。

 

 

話しかけないのにとても大事にされている!?

大事にしているならだれよりも話しかけるものではないのですか!?

 

 

まあ、たしかにシンプルに考えたらその通りかもしれません。話しかけないっていうことはつまり「ほったらかしておく」ってこと。ほったらかすことが大事にしていることには当然繋がらないですよね。

 

 

ただ、この辻褄の合わない理論が通用してしまうのがバーの世界

詳しく説明します。

 

 

バーテンダー的に店内が混んでる時に”あえて”話しかけないお客さまは以下の2パターンだけです

①いつも来てくださっている or 長いお付き合いのお客さま(#いわゆる「常連さま」)

②話しかけないほうがいいと僕自身が判断したお客さま

 

 

②は、店内が混んでる場合でも空いてる場合でもアンテナを張っていることです。ただ、①に関しましては「○○さん、いま混んでるから少しほったらかしますねーごめんなさいねー(*’▽’)」という僕の甘えです

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「プロなんだから常連さまに甘えてんじゃねーよ!!」ってツッコミが四方八方飛んできそう・・・。ただ、これは僕自身は甘えだと捉えている一面はほんの一面で、実は”あえて”話しかけないことが常連さまにとってのサービスだって側面もあるんです

 

 

話しかけないのにサービスってどういうことかって話なんですけど。これ、お互いの信頼関係がないと成立しないやり取りなんです。だってせっかく来たお店でろくに話もしてくれなかったり、要望を聞いてくれなかったら嫌じゃないですか。下手すればクレーム案件になる可能性さえあるわけですよ。でも、常連さまはそんなことを基本的には感じません。だって、空いてる時にたくさんお話できることを知っていますし、なんなら「混んでるから別にほっといていいからね」なんてお言葉をいただく場合だってあります(#混んでるのにバーテンダーが常連さまにめちゃくちゃ話しかけたとしたら、「こっち来なくていいよーいいから働け!!www」「他のお客さまとお話してあげてー!!」なんて神様みたいなことを言ってくださる方もいます)。

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あと、常連さまは基本的に通っているお店の繁栄を願っています。これつまり、「僕たち私たちは来るから、あなたは他の新しいお客さまとお話をしてお店のファンにしなさい」と考えているってことです。ということはですよ、混んでる時に常連さまに話しかけることはサービスになっていない、ヘタすれば無礼に限りなく近いかもしれません。

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まとめ

「混んでるバーで”あえて”話しかけないのには理由があります」というお話をさせていただきました。

 

 

・”あえて”話しかけないお客さまはとても大事にしているお客さま

・常連さまは良い意味で”後回し”

・お互いの信頼関係があるからこそ成り立つ

・混んでる時に常連さまは「ほっといていいよー」と思ってることが多い

・混んでる時に常連さまに話しかけることは一周回って無礼に近い

 

 

”あえて”ってところがキーワードです。それは意図的であり、ちゃんとした理由があるってことをしっていただけたかと思います。よく通っているバーがもし混んでいて、それでバーテンダーさんが話しかけてくれなかったとしたらそれは信頼の証かもしれませんね。

 

 

おわり。

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yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。