本気でスタッフから愛されているお客様が持つ3つの共通点

「バーに行ってみたい!」ってちょっとでも思ったあなたへ

こんばんは(*^-^*)西舘です。

 

 

バーに限らず飲食店にはスタッフから愛されているお客様がいるものです。

 

 

「なんでそのお客様のことが好きなんですか?」

とスタッフに聞いて返ってくる答えの多くは、

 

 

 

「よく来てくれるんで!」

「優しいから!」

「チップをくれるんです!」

かなと思います。

 

 

たしかによく来てくれて、優しくて、チップをくれるお客様なら愛されて当然ですね。わかります。

 

 

ですが、それって表面的な箇所の話でしかないと僕は思っています。むしろお客様からしたら「そんな当たり前なことで愛されているのか・・」と少ししょげてしまう気さえします。

 

 

なので、今回は現役BAR屋の僕が本気でスタッフから愛されているお客様が持つ素敵な共通点を3つお話します。では!

 

 

本気でスタッフから愛されているお客様が持つ3つの共通点

 

 

 

 

①笑顔で気さくに話してくれる

当たり前なことかもですが”あえて”最初の共通点として選びました。ぶっきらぼうで冷たい表情のお客様がスタッフから愛されることはきっとないです。

 

 

あれですよ、お客様が仕事中もずっと笑顔でいるかどうかと言われたらそれはないと思うんです。真剣な場面でヘラヘラしてるようでは舐められるでしょうから。あくまで仕事以外の娯楽の場であるバーにいる時の話です。

 

 

笑顔で気さくに話してくれるお客様が得意としているのは「新人のスタッフへのファーストタッチ」ですね。緊張していて何を話していいのかわからない新人のスタッフをわずかな時間で笑顔にさせる。話させる。時には自分を酔ってる感じに見せてふざけてみたりして。もうエンターテイナーですね。

 

 

本気でスタッフから愛されているお客様は笑顔で気さくに話してくれます。

 

 

 

②仲良しのスタッフがお休みでも飲食していってくれる

バーの話をしますと、お客様には大きく分けて「顧客様」と「個人客様」がいます。

 

 

「顧客様」お店のファン。お店全体のお客様。

「個人客様」”誰か”のファン。彼or彼女が在籍する場に付くお客様。

 

 

本気でスタッフから愛されているお客様は「顧客様」に属しています。「顧客様」は誰かの熱烈な専属ファンってわけじゃないので(お店に来るきっかけとなったスタッフはいるでしょうけど)全スタッフと気さくに交流してくださいます。新人だろうがベテランだろうが関係なく、お店で働いている人全員と会話をしてくださいます。つまり、誰にでも平等な対応だということです。

 

 

たとえば、あなたとあなたの友人Aさん&Bさんの計3人で経営しているバーがあるとします。そのバーにAさんの熱狂的ファンのお客様が来たとします。あなたはそのお客様のことは知っていますがいつもAさんとばかり話しているので今まで会話をしたことはほぼありません。

次のうちどちらのお客様の対応の方がお好みですか?

 

 

■①■

お客様:「きょうAさんいないの!?」

あなた:「おやすみなんですー!」

お客様:「あ、じゃあ帰るわ!」

 

 

■②■

お客様:「きょうAさんいないの!?」

あなた:「おやすみなんですー!」

お客様:「そっか!でもせっかくだからちょっと飲んでいくわ!」

 

 

どうですか?

あきらかに■②■の方ですよね。別にAさんの熱狂的ファンだとしてもあなたはAさんが働いているバーの仲間です。その仲間を蔑ろにするお客様がスタッフから愛されるわけないですよね。

 

 

本気でスタッフから愛されているお客様はお店に来たら必ずご飲食をしてくださいます。

 

 

③お店やスタッフの将来まで考えてくれている

本気でスタッフから愛されているお客様はお店やスタッフの将来について優しくお話をしてくださいます。ベタベタに褒めてくれたり、厳しい現実の話をしてくれたり、時には自らの紆余曲折の話を織り交ぜてスタッフにもわかりやすいように配慮してくれたり。

 

 

ま、根本はスタッフが本音で相談できるくらいに、そしてお客様の言葉を素直に聞けるくらいに距離が縮まっているってことなんですけどね。まずもってこれがすごいって話ですよ。人徳の塊。

 

 

実際に僕は仕事の話だったり恋愛の話だったり、数えきれないほど抱えた壮大な悩みはお客様に救っていただきました。たとえば仕事のことでとある悩みがあった時なんですけど、

 

 

後輩が伸びないんですー」

ってお客様に相談したら、

「nicccyがその年だった頃だって似たような感じだったろ?だから普通なんだって。根気よくやってくしかないんだわ。ま、みんながみんなnicccyみたくなれるわけじゃないから伸びなかったらそこまでって考えたら?」

って見事な回答が返ってきて完全に吹っ切れたなんてことがありました。

 

 

本気でスタッフから愛されているお客様はお店やスタッフの将来まで考えてくれています。

 

 

※お客様にスタッフに対する悩みをぶちまけることは基本的にはタブーです。が、付き合いも長くなってきてプライベートでも交流が多い場合は例外的に話してもいいかなと思ってます。「ぶっちゃけですけど!」って言われたら多くの人の中から自分が選ばれた気になって嬉しいですよね?そんな感じです。

 

 

まとめ

本気でスタッフから愛されているお客様が持つ3つの共通点についてでした。

 

 

 

 

 

なかなかたくさんこのようなお客様がいるわけではありません。当然ですよね。多くの方にとってバーを代表する飲食店は「美味しいものを口にする場」なんですから。その枠を超えてくださるお客様は本当に貴重ですしただただ感謝しかないです。

 

 

おわり。

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yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。