[またねバイバイ・・・] 泥酔状態のお客様には帰ってもらいます・・・

バーあるある

こんばんは、西舘です(*^_^*)。

 

 

僕が働いている「バー」という業態は、「食事を済ませた後に行く場所」として、多くの方に認知されています(←食事をせずにバーだけで完結されるお客様&バーでお食事も済ましてしまうお客様だってもちろんいらっしゃいます)。そして、お食事をされている際には多少なりともお酒を嗜まれている方がほとんど。つまり、「バーへ来る時には既に酔いが少なからず回っている状態」です。

 

 

そして、時としてお食事の際、またはその後のお店でお酒を飲みすぎてしまう日もあることでしょう。わかります、僕も経験ありあり組なので笑。そんな泥酔状態でバーへ行ってしまう・・・楽しくなりすぎて「次行こうぜ!!」的なノリで・・・。

 

 

はい、結論から申し上げます。バーでは泥酔状態のお客様には帰ってもらいます

来ていただいたことは大変嬉しいことではあるのですが、容赦なく帰ってもらいます

 

 

「え??お酒を楽しむ場所なのに、酔ってたら帰されるんですか??」

「じゃあ、酔った状態でバーなんて一生行けないじゃないですか??」

「泥酔してるって勝手に判断されて帰されるとか無しじゃないですか??」

 

 

さまざまなご意見があることでしょう。ですが、僕が泥酔状態のお客様には帰ってもらうと決めている理由だってあります。今回はそんなお話をさせてください。

 

 

[またねバイバイ・・・] 泥酔状態のお客様には帰ってもらいます・・・

僕が泥酔状態のお客様には帰ってもらうと決めている理由、それは、

 

 

「どこをどう切り取っても良いこと尽くめだから」です。

 

 

まず、泥酔状態のお客様はシンプルにお酒を飲みすぎています。なので、手元のグラスを握れずに床へ落してしまったりすることがよく起こります。また、具合が悪くなってお手洗いに引きこもったり、急性アルコール中毒の可能性を疑って救急車を呼ばなくてはいけない場合もあります。

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そんな泥酔状態のお客様に、さらにお酒を提供するバーテンダー・・・。

優しくないですよね。お金に目が眩みすぎです。誰がどう見たって、できるだけの水を飲ませてすぐに寝かせるべきなんです。「帰ってもらう」というより「帰った方が良いこと尽くしなので帰す」と言った方が正しいかもしれません。もし、泥酔状態のままお店に居続け、提供した最後の一杯を飲み干したせいで意識を失ってしまったりでもしたら、取り返しがつかない事態に発展する可能性だってある。そういった状況において的確な判断を下すこともまた、バーテンダーとして超重要な能力です。

 

 

また、他にいらっしゃるお客様目線で考えてみましょう。

 

 

誰がどう見ても泥酔状態のお客様がいる。声は大きい、動きは変、やたらと見てくる、隣のお客様は絡まれてる・・・。

 

 

もし、デートでいらっしゃってるお客様がいたとしたら・・・。

もし、大切な仕事の話をしているお客様がいらっしゃったとしたら・・・。

 

 

空気ぶち壊し案件でしかないですよね

「いますぐ帰ってほしい・・・」と、切に思っているに決まってます

 

 

なので、容赦なく僕は泥酔状態のお客様を帰します。ササっとお会計をいただき、「飲みすぎましたねーまた今度!!」と声を掛けながら店外へ誘導。一気に静かになる店内、ミッション完了のサインです。お客様は肩をなでおろし、会話を再開させてくれます。

 

 

以前、僕が英雄になれた日がありました。それはとある平日の夜。たまにいらっしゃるお客様がめちゃくちゃ泥酔してご来店されました。オーダーしたお酒は全然減らない、でもめちゃくちゃ話してくる。シドロモドロすぎて日本語に聞こえないレベルなので理解できない。隣のお客様にそんな状態で話しかける。隣のお客様は困惑も困惑。僕がなんとか間に入って場を保つも、そろそろ限界を感じ始める。

 

 

僕:「はい、お会計ください!!

 

 

お酒が飲み進まない感じを見ると、もう帰って寝たほうが泥酔したお客様の為。そして、隣のお客様は気を遣い続けている。つまり、「帰ってもらえばこの場は平和である」と判断した僕。少しだけ緊張した面持ちでお会計を促しました。ラッキーなことに、泥酔状態だったわりには素直にお会計をしてくれたお客様。お見送りをし、無事に平和なバーを取り戻したのでした。

 

 

僕の取った行動に、いらっしゃってたお客様全員が盛大な拍手を始めました。

 

 

 

「さすがですね!!」

「あの判断は完璧ですね!!」

「帰して大正解!!」

 

 

 

うんうん、やはり誰しもが「帰した方がいい」と感じていたのです。そして、泥酔したお客様を帰すことができるのはあの場で僕だけ。的確な判断を下すことができたのでした。

 

 

まとめ

「泥酔状態のお客様には帰ってもらいます・・・」というお話をさせていただきました。

 

 

・どこをどう切り取っても良いこと尽くめ

・帰ってもらうのはバーテンダーの優しさ

・お手洗いに引きこもったら大変、急性アルコール中毒の可能性さえ出てくる

・泥酔状態のお客様は、他のお客様にとって多大に迷惑な場合が多い

・泥酔状態のお客様を帰すと、その判断を他のお客様から称賛される

 

 

 

「お酒は適度に」なんて言いますが、時には飲みすぎてしまう日もあるでしょう。ただ、それ自体を否定するわけではありません。ですが、バーテンダーとして「帰ってください!!」と言うべき判断を下す場合は現実あります。それは泥酔状態のお客様の為でもあり、他に来ていただいてるお客様の為だったりします。どうかご理解のほど、よろしくお願いしますってところです。

 

 

おわり。

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yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。