バーのカクテルとカラオケボックスのカクテルの味が全然違う3つの理由

バーあるある

こんばんは(*^-^*)西舘です。

 

 

同じカクテルでも注文するお店によって味って全然違いますよね?

 

 

で、よく僕のお客様がおっしゃることがあります。それは「カラオケのお酒ってどうしてあんなに美味しくないの?」

(※今、全国のカラオケボックスを敵に回しました笑)

 

 

バーはお酒のポテンシャルを全面的に解放させることをお仕事としていますのでもちろん差があって当然なのですが、いったい何がそこまでの差を生むのか!?今回は現役バーテンダーの僕がその理由を3つに分けて解説したいと思います。

(※ちなみに僕は大学2年生の時にカラオケボックスで1年間働いていました。その時の経験も込みで今回の記事を書いています。また、すべてのバー、カラオケボックスに当てはまる話ではありませんのでご理解ください

 

 

バーのカクテルとカラオケボックスのカクテルの味が全然違う3つの理由


 

 

 

 

①使っている材料が違うから

 

 

まずはこれです。使っている材料のクオリティーの差ですね。バーではあまりに安価なお酒は基本的に使用しません。また、たとえ安価なお酒を使用していたとしてもコスパの良いお酒、つまり安くても味が整っているお酒しか使わないんです。

 

 

たとえば、ジントニック。読んで字の如く「ジン」というお酒を「トニックウォーター」というジュースで割るカクテルなのですが、カラオケボックスでは「コンクタイプ」と呼ばれるお酒を使ってジントニックを提供したりしています。

 

 

「コンクタイプ」というのは一言で言うと「ジントニック風なお酒になる素」みたいなものです。ジンもトニックウォーターも要らない、炭酸水で割ればジントニックみたいな味になるミラクルなお酒です。しかも大容量で格安で売っています。

 

 

②オーダーされる量が違うから

 

 

バーのキャパは10席~30席のお店がほとんどです。ですが、カラオケボックスはもっと広いですよね?10席や20席しかないカラオケボックスなんて行ったことないですよね?つまりオーダーされる量が決定的に違います。加えて団体様でいらっしゃるお客様も多い。しかも、カラオケボックスでは飲み放題でのオーダーが中心です。

 

 

お客様がたくさんいる。

団体様が多い。

飲み放題。

 

 

つまり、1杯作るのにかける時間は短くしないと提供できないんです。

 

 

そうなると必然的にカクテルのクオリティーは下がります。

 

 

③カクテルに対する本気度が違うから

 

 

すべてはこれに集約されるかと思います。バーは美味しいカクテルを提供することを目的としていて、カラオケボックスは楽しく歌う場を提供することを目的としています。

 

 

バーテンダーはカクテルに関しては他の飲食店に負けるわけにはいかないですし、カラオケボックスは楽しく歌う場として他のエンタメ施設に負けるわけにはいかないんです。何に対して本気で取り組んでいるかという話です。

 

 

まとめ

 

 

バーのカクテルとカラオケボックスのカクテルの味が全然違う3つの理由についてお話させていただきました。

 

 

 

 

バーテンダーとして他にカクテルを提供している飲食店にはお酒の取り扱いを生業としている以上はクオリティーにおいて勝たなければいけません。負けられない戦いってことです。ま、カラオケボックスのカクテルよりもお高い料金をいただいてますし美味しくて当然でなければいけないんです。

 

 

ちなみにバーテンダーがカラオケボックスで飲むお酒はある程度決まっています。僕の話にはなりますけど興味がある方はぜひ。

関連記事:[これしか飲まない!]バーテンダーがカラオケで飲むお酒って何?

 

 

 

 

 

 

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yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。