ビールが苦手な人は、プロが注ぐ樽生ビールで価値観が変わる!?

プロフェッショナルが語る「お酒の話」

こんばんは(*^-^*)西舘です。

 

 

「とりあえず、ビール!!」という、遥か古代から存在しているかのような上司のご発声に鳥肌が立ってしまうという方。そうです、つまり「ビールが苦手!!」という方、たくさんいらっしゃいますよね。僕のまわりにもたくさんいます、「ビールが苦手!!」、ひいては「まったくビールが飲めない」という方さえも。

 

 

不思議ですよね、今でこそ僕はビールが好きな部類の人間ですけど、小さい頃に父親が晩酌で飲んでいた缶ビールを一口もらったときは、「なんじゃこりゃぁぁぁーーー!!にがぁぁぁぁいっ!!!(;”∀”)」と感じたものです。なにが美味しくて父親はこんな謎の液体を飲んでいるんだろうってホントに思ってましたからね。それなのに、今は「ビール下さい!!」とか食い気味で店員さんに頼むまでに至りました。

 

 

ただ、「ビールと一括りにするのは非常に間違ってる!!」と、このたび現役BAR屋の僕は声を大にしてお伝えします。今現在ビールに苦手意識を抱えている方、そして、まったく飲めない方だって、ビールが美味しく思える日が来る可能性はぜんぜんあります

 

 

何が言いたいかって?それは、

 

 

「プロが注ぐ樽生ビールを飲んでみよ!!価値観が変わるかもしれないよ!!(*^-^*)」

ってこと。

 

 

 

ビールが苦手な人は、プロが注ぐ樽生ビールで価値観が変わる!?

「ビール」には、缶タイプ瓶タイプがあります。そして、樽生タイプというものもあります。

 

 

そうですね、缶タイプ(俗にいう「缶ビール」ってやつ)は、仕事終わりのお父さんお母さんが食卓でプシューって小気味よい音を出してプルタブを開け、ゴクゴク飲むイメージでしょうか。

 

 

瓶タイプ(俗にいう「瓶ビール」ってやつ)は、先輩との飲み会の時に後輩一同が先輩のグラスにトクトクと注ぐイメージでしょうか。接待飲み会的な

 

 

そして、樽生タイプのビールは、サーバーから流れてくるビールをグラスにきれいに注ぐことでおいしさに違いが出ます。「かんぱーいっ!!」って叫んで飲むイメージでしょうか。

(※すべてのイメージ、ちょっと時代錯誤ですかね笑)

 

 

でですね、世の中には「缶ビールの美味しい注ぎ方」や「瓶ビールの美味しい注ぎ方」をレクチャーしてくれているブログや動画がたくさん溢れています。たしかにブログや動画で学び、実践していただくといつもよりも美味しいビールが楽しめます。

 

 

多少。

ほんのちょっとだけ。

 

 

つまり、「缶や瓶のビールでは、ビールが苦手な方の意識を変えることができるほどの劇的な味の違いは生み出せない」ってことです。

 

 

では、樽生ビールに関してはどうでしょうか?

 

 

結論を述べます。

 

 

「プロが注ぐ樽生ビールは、あなたが今まで飲んできたビールとはまるで別物です」

 

 

樽生ビールはですね、「注ぐ人の技術」「グラスの清潔さ」「ビールサーバーの徹底管理」の三本柱が揃った時、劇的な味の変化が生まれるんです。

※ビールサーバー

→ビールを注ぐための機械のざっくりとした総称。

 

 

・注ぐ人がプロであれば、口当たりの良いクリーミーな泡になってゴクゴク飲める

(安い居酒屋さんだと、なんかブクブクした泡のビールがよく出てくるんです。あれ、ビールの美味しさをぶち壊してます笑)

・グラスが清潔であれば、ビールが傷つかずに本来の味がダイレクトに味わえます

(グラスが汚れていると、その汚れがビールを傷つけてしまい、炭酸が弱くなります、あと、単純にグラスが汚いと変な味もついてしまいます)

ビールサーバーの徹底管理ができていれば、適温+新鮮な状態のビールが注がれます

(管理不足だと、温かったり炭酸が強すぎてピリピリ感じたりします。また、ビールが注がれる管の掃除を怠ると、生臭さが出たり発酵臭がします)

 

 

 

そして、上記の三本柱を徹底して実施できている業態、それが「バー」です。そう言い切れる理由はただひとつ。

 

 

「お酒をメインとしている業態だから」です。

 

 

焼き鳥の専門店さんが、焼き鳥にこだわってないわけないですよね?

ラーメン屋さんが麺とスープにこだわってないわけないですよね?

エステサロンさんが「美容」について無知なわけないですよね?

 

 

バーも同じで、メイン商品である「お酒」に関しては確実にこだわりを持っています。技術だってありますし、清掃だってちゃんとしてます。あれこれの管理だって徹底しています。つまり、「お酒に関してだけは、他の業種のお店に負ける要素はこれっぽっちもない」んです。

 

 

僕が働いているバーでも、樽生ビールに関してしっかりとした管理を行っています。

 

 

毎日のサーバー洗浄。

週に一回のスポンジ洗浄。(←そういうのがあるんですよ、詳しくは書きませんけど笑)

グラスの丁寧な洗浄&自然乾燥。(←ビールのグラスはタオルで拭くとダメなんです。詳しく知りたい方はDMください)

樽の温度管理。

ガス圧の管理。

などなど・・・。

 

 

おかげさまで、多くのお客様から「ここのビールはホント美味しいよね!!」というお言葉をいただき続けてきました。また、ビールが苦手だとおっしゃってたお客様の何人かは、「ここのビールなら飲めます!!」なんて嬉しいお言葉をいただいたこともあります。つまり、「ビールといっても、提供の仕方次第では劇的に味の違いが生まれる」ってことです。

 

 

まとめ

「ビールが苦手な人は、プロが注ぐ樽生ビールで価値観が変わる!?」というお話をさせていただきました。

 

 

「プロが注ぐ樽生ビールは、あなたが今まで飲んできたビールとはまるで別物です」

 

 

そして、お酒に関するプロは「バー」にいます。バーで飲む樽生ビールは格別だと断言します。ビールが苦手、ないしは飲めないと自負されている方々は騙されたと思って一度バーで樽生ビールを飲んでみてください。もしかしたら「え!?美味しい!!」って思える瞬間が訪れるかもしれませんよ。

 

 

もし、バーで樽生ビールを飲んでも「やっぱムリだわ・・・」って思われてしまったら・・・。

 

 

それはきっと、ビールと仲良くなれない運命です。おとなしく別のお酒を楽しみましょう。アツく語っておきながら結果騙してしまったことを深くお詫び申し上げます(;”∀”)笑。

 

 

おわり。

 

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yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。