「醸造酒」ができるまでの工程をたった2行にまとめてみました

still life with wine, beer, traditional food, cheese and sausages
プロフェッショナルが語る「お酒の話」

こんばんは(*^-^*)西舘です。

 

 

今回は現役BAR屋の僕が「醸造酒」(ビール、ワイン、日本酒が代表酒です)ができるまでの工程をたったの2行にまとめてみます。

 

 

というのも、参考書に書かれている内容はとても難しいんです。知らない単語も出てくるしイメージも沸きません。

(僕も勉強を始めた時に、「え?」どゆこと?」って何度も何度もその説明文を読み返しました。「もっと簡単に書いてくれたらいいのにな・・」なんて思ったものです)

 

 

なので、完全初心者向け+アバウトな解説でまずは「醸造酒」というお酒の本質的部分に触れていただけたらと思います。

 

 

より詳しい解説は以下の記事にて解説をする予定です。しばしお待ちください。

関連記事:[絶対に理解できる!]「ビール」ができるまでの工程を徹底解説してみました

関連記事:[絶対に理解できる!]「赤ワイン」ができるまでの工程を徹底解説してみました

 

 

「醸造酒」ができるまでの工程を簡単にまとめてみました

では、さっそく説明に入ります。

 

 

あっという間に終わります。

 

 

いいですか。

 

 

「醸造酒」とは、原料に含まれている「糖」と「酵母」が組み合わさってアルコール発酵されたお酒

 

 

以上です。

 

 

もし誰かに、「醸造酒って何?」って質問をされたら上記の一文だけで十分です。丸暗記したらいいですよ。短いんで。

 

 

ま、でももうちょい説明しますね。

 

 

ビールの原料は麦です。

ワインの原料はブドウです。

日本酒の原料は米です。

 

 

これらの原料にはですね、「糖」ないしは「糖」に変化するための要素があります。つまり、「醸造酒」になるための資格を持っているってことです。

 

 

ブドウはわかりやすいですよね。食べたら甘いですよね。その甘みが「糖」です。麦や米にも「デンプン」っていう糖が鎖で繋がれたような状態で入っていて、それがアルコールに変化しやすいようにバラバラにされてアルコール発酵されます。

 

 

「え?糖がお酒になるの?」

「デンプンって糖なんですか!?」

 

 

はい。そうですよね。でも安心してください。

 

 

良いんですよ。知らなくて。とりあえずは。

 

 

「糖」と「酵母」が組み合わさると「酒」になるんです。これは化学の世界で決まってることなんです。

 

 

「なんで?」って思った方は以下の記事を読んで知見を深めましょう。

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まとめ

「醸造酒」ができるまでの工程をたった2行にまとめてみました。

 

 

「醸造酒」とは、原料に含まれている「糖」と「酵母」が組み合わさってアルコール発酵されたお酒

 

 

これだけ覚えてください。たったの2行です。簡単ですよね?

 

 

余談ですが、お酒の勉強をし始める時に一番大切なことは、「イメージできるようになること」です。

 

 

細かな工程や理論はあとから知れば良いんです。じゃないとイチイチ「何これー意味わかんない!」ってなってやる気がなくなっていきます。

 

 

たとえば、「ゼリーってどうやって作るの?」って疑問を持ったとしたら、「好きな味の水にゼラチンっていうものを混ぜて冷やす!」という説明で十分なんです。

 

 

そのあとに、「ゼラチンって何?」「なんで冷やすの?」って話に進んでいくわけですよ。

 

 

最初から、「ゼラチン?なにそれ?知らないそんなもの」って考えてしまうと一気にゼリーという食べ物が難しく感じてしまいますよね?

 

 

まずは簡単な説明を読んでイメージする。

そのあとにそのイメージをより具体的に、鮮明に理解することを始める。

 

 

お酒の世界はあまりに奥深いので最初から全理解をしようとすると前に進めなくなりますよ。

 

 

ということで、もう一度だけ。

 

 

「醸造酒」とは、原料に含まれている「糖」と「酵母」が組み合わさってアルコール発酵されたお酒

 

 

おわり。

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yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。