[意外!?] お金持ちのお客様が好きなお酒の特徴

バーあるある

こんばんは(*^-^*)西舘です。

 

 

突然ですが、お金持ちの人が好んで飲んでいるお酒のイメージってありますか??(←ザックリとした質問でごめんなさい・・・)

 

 

たとえば、「シャンパン」。ピカピカに磨かれた薄ハリのグラスに、美しい気泡をまとったシャンパンが注がれる。その光景たるものはまさに「別世界」。

(※ちなみにシャンパンはお店で飲めばどれだけ安価なものでも10,000円はします)

 

 

↑そうそう、セレブ様たちが「カンパーイっ!!」ってするの、シャンパンなイメージですよね。

 

 

あとは、「高級ウイスキーや高級ブランデー」。大きめの丸みを帯びたグラスに注がれたウイスキーやブランデー。手首のスナップを生かして液体を空気となじませて香りを開かせる。

 

 

↑みたいな。あれですよ、石原裕次郎さんのモノマネをされている「ゆうたろう」さんがいつも持ってるあれです(←あれはデカすぎますが・・・笑)。

 

 

つまり、「お金持ちの方は高級なお酒を好む」というのがシンプルなイメージでしょう

 

 

ということで今回は現役BAR屋で、お金持ちの(またはお金持ちだと思われる)お客様と接する機会に恵まれてきた僕が、「お金持ちのお客様が好きなお酒の特徴」についてお話させていただきます。

 

 

お金持ちのお客様はイメージ通り「高級なお酒」が好きなのか!?

それとも、特にこだわりなく何でも口にするものなのか!?

まさかの発泡酒とか飲んじゃう系!?

 

 

意外な真実に触れてみてください。では!!

 

 

[意外!?] お金持ちのお客様が好きなお酒の特徴

結論から申します。お金持ちのお客様が好きなお酒の特徴は「口当たりが良くて、わりとスッと飲めるウイスキーやワイン」です。

 

 

まず先に伝えておきますね。お金持ちのお客様は決して高級なお酒が好きなわけではないです一杯で3,000円も5,000円もするウイスキーやワインをいらっしゃるたびにオーダーしたりなんか絶対にしません(←オーダーしてくださる時もたまーにありますよ?でもそれは、「飲んだことがないから人生経験のために!!」や「きょうは贅沢する日と決めてきたから!!」などといった、何かしらの理由がある日のみ)。

 

 

では、「お金持ちのお客様は高級なお酒が好きなわけではない」ということを踏まえて、「口当たりが良くて、わりとスッと飲めるウイスキーやワイン」とは具体的にどういったお酒のことを指しているのかについてご説明します

 

 

まずは「ウイスキー」。アルコール度数が高すぎなくて、ハイボールにした時に軽やかな口当たりになるタイプのものが好まれますね。逆に香りや味が強烈なタイプのウイスキーは敬遠されがち

関連記事:「てかハイボールって何ですか?」という質問に現役BAR屋がめちゃくちゃ簡単にお答えします

 

 

はい、アルコール度数が高すぎなくて、ハイボールにした時に軽やかな口当たりになるタイプのウイスキーって、多くのものが安価です。モノによっては1本1,000円ちょっとで買えちゃうウイスキーもあるくらい。そして、そんな安価なウイスキーのハイボールを「口当たりが軽くていいですね!!」と言っておかわりをしてくださる方も多々いらっしゃいます。

 

 

逆に香りや味が強烈なタイプのウイスキーは基本的に高価です。ここあたりの話はまた別記事にてくわしく解説しますが、簡単に説明すると、「ウイスキーは熟成すればするほどに香りが華やかになり、そしてウイスキーそのもののパンチ力も上がります。そして、熟成年数によって価格も基本的に高額になっていきます。年月を重ねた生み出されたウイスキーの方が希少価値が高いので」。ま、たとえるなら、安いお肉ってタンパクだったりあっさりしてるイメージ、ありますよね。でも、高級なお肉ってものすごい脂がのってるイメージ、ありますよね。そんな感じです。

 

 

次に「ワイン」。お金持ちの方が好きなワインは「辛口の白」がダントツで多いですね、甘口のワインが好きな方はお会いしたことがないです。きっと、甘いお酒って飲み続けることがキツイと感じてしまうんでしょうね、バーに通うタイプのお金持ちのお客様は。僕も飲んべえなのでよくわかります、甘いお酒で宴会を続けるなら黙って水飲んで寝た方がいいくらいに思えます(←これ、けっこうな本音。僕はお金持ってないですけど笑)。辛口の白はたしかに口当たりもいいし、スッと飲めます、疲れないですね、飲んでて。

 

 

そして、冒頭にお話しました「お金持ちのお客様はシャンパンが好き」というイメージは外れてます。僕が今までBAR屋として数々のお金持ち(orお金持ちと思われる)お客様とお話させていただいてまいりましたが、みーんなシャンパンが好きじゃないです。きっと今までたくさん飲む機会があったんでしょう。そして、シャンパンは炭酸が強いのでおなかが一杯になります。なんだか酔いやすい気もします。何かしらのお祝いの時や、景気づけにシャンパンを飲むことはあったとしても、内心「別に好きじゃないんだよな・・・」ってつぶやいてるのが現実でしょう。

 

 

まとめ

「お金持ちのお客様が好きなお酒の特徴」と題してお話させていただきました。

 

 

お金持ちのお客様が好きなお酒の特徴は「口当たりが良くて、わりとスッと飲めるウイスキーやワイン」です。

 

 

あ、決してウイスキーやワインばかりを口にされているってわけじゃないんですよ?最初の一杯はビールだったり、日本酒や泡盛が好きだとおっしゃってる方もします。ただ、ウイスキーやワインは飲み慣れてくると、シンプルにハマりやすいです。抜け出せなくなります。僕も抜け出せていません。他のお酒にあまり興味が湧かないですもんね笑。

 

 

お金持ちだからってシャンパンだのブランデーだのが好きだなんて幻想も幻想です。あくまで口にする機会が多いか少ないかって話でしかないんです。

 

 

お金持ちだからって色眼鏡で見るのはやめましょうね、世のバー関係者の方々。

 

 

おわり。

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yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。