[知らないの？？] 地元の有名店へはとにかく行っておくべき理由

こんばんは(*’▽’)、西舘です。

突然ですが、地元の有名店、行ったことありますか？？

たとえば、いつも行列ができているお店や、旅行雑誌によく掲載されているお店。

地元だからこそ、日常生活ではなかなか行かないですよね。ご旅行の方が行く場所みたいなイメージが強いこともわざわざ行かない理由のひとつではないかと思います。

ですが、「バー」という場所には、観光でいらっしゃるお客さまや出張でいらっしゃるお客さまがけっこういます。地元じゃないから土地勘もそこまでなく、だからこそバーテンダーからこの土地の話を少しは聞いてみたいと思っている方がほとんどな気がします。つまり、「バーテンダーは地元のことについて知っておく必要がある」ってことです。

ということで今回は、現役バーテンダーの僕が「地元の有名店へはとにかく行っておくべき理由」というお話をさせていただきます。

※今回は「地元の有名店=飲食店」との認識で進めてまいります。

[知らないの？？] 地元の有名店へはとにかく行っておくべき理由

まず、有名店って大枠で2つに分けられます。それは「地元住民が通うお店」と「地元住民以外が行くお店」です。前者は「常連さまに愛されているお店」であり、後者は「観光や出張でこの地に来ている方が行くお店」です。

僕が今回「地元の有名店はとにかく行っておくべき！！」とお伝えしているのは後者である「地元住民以外が行くお店」です。なぜなら、「そのような有名店に観光の方は『行ったことがある』か『行ってみたいと思っている』場合が多いから」です。

行ったことがある場合はその時体験した話がお互いにできますよね。そして、行ったことがない場合は、バーテンダー自身がそのお店へ行った時の体験談を話すことができます。それだけで会話のネタがひとつ増えます。しかも地元の話。つまり、お客さまに”旅先感”をご提供できるんです。

たとえば、僕は札幌にあります”ススキノ”にてバーを経営していますが、ススキノで有名なお店と言えば「札幌ジンギスカンだるま」様ではないでしょうか。ジンギスカンは北海道名物ですし、「札幌ジンギスカンだるま」様は開店前にほぼ毎日行列ができているようなお店。ただ、地元住民が「今日はだるまでジンギスカン食べよう！！」という話になるかと言われれば、ほとんどないのが現実です。観光の方が行くお店という認識を持っているからです。つまり、「基本、行くことはない」ってことです。

ただ、観光の方からは絶大な人気を誇る「札幌ジンギスカンだるま」様。

どんなお店か気になりませんか？？

どんなジンギスカンを食べることができて、どんな店内なのか体験してみたくないですか？？

ってわけで実際に行ってみるわけですよ、自らの足で。そこで飲食をして、支払いをして、どんな感想を持ったか。これ、めちゃくちゃ有益な体験です。札幌が地元ではない方に「だるまは○○な感じのお店ですよ！！」って情報提供できるようになるんです。

想像してみてください。たとえば、とある地域へ旅行した時、地元のショップやバー、カフェや居酒屋などで聞けたら最高じゃないですか？？その地域の有名店についての話。「いやー地元の人は行かない場所なのでよくわかんないですね・・・」なんて答えが返ってきたら、ちょっと残念な気持ちになると思うんですよ。せっかくの”旅先感”に傷がつくっていうか、もっと詳しい話が聞きたかったのになーくらいに感じてしまうはずです。

もちろん、有名店すべてに行ってみることは難しいかもしれません。ですが、近くにあっていつも行列ができているようなお店にだけでも行ってみる価値はあります。ちょっとしたネタ作りだと考えてみるのもいいのではないでしょうか。