お客様には恥ずかしがらずに壮大な夢を語るとファンになってくれますよって話

nicccyの「BAR屋」論

こんばんは(*^-^*)西舘です。

 

 

突然ですが、あなたは自分のことをだれかに話すことができますか??

 

 

たとえば、「好きな音楽について」「好きな人について」「好きな食べ物について」「好きな場所について」。

 

 

僕が「バー」という空間で延べ何十万人ものお客様と接してきた経験から察するに、「多くの方が『自分語り』が苦手」です。

 

 

その理由はハッキリとわかっていて、「自分を晒すことによって、人から『嫌われないか』とか『変な人だと思われないか』とか『カッコつけてると思われないか』とか不安になるから」です。

 

 

たしかにわかります、どの気持ち。たとえば、「わたし、イナゴの佃煮が好きなんですよ!」ってだれかに話したとします。もし、相手が大の虫嫌いだったとしたら、「(え?この人、虫食べるの?てか、美味しいとか思ってんの?ムリムリー!!)」って思われて、距離を置かれないか不安になりますよね。

 

 

「僕、地下アイドルが好きなんですよ!」ってだれかに話したとします。もし、相手がアイドルに興味がないとしたら、「(え?若い女の子の追っかけしてるの?ムリムリー!!)」って思われて、距離を置かれないか不安になりますよね。

 

 

自分のことを話しただけなのに、距離を置かれるかもしれない。自分はただ自分の好きなモノやコトを話しただけなのに。

 

 

あなた:「なんでやねん!!趣味嗜好なんて人それぞれやん!!(;”∀”)」

 

 

ってのが、本音。

 

 

ただですね、「自分を晒すことによって、人から『嫌われないか』とか『変な人だと思われないか』とか『カッコつけてると思われないか』とか不安になるから」というその気持ち、実はあまり的中しないことの方が多いんですよ。つまり、「ただの自意識過剰」ってことです。

 

 

僕、好きな音楽のジャンルが「ヴィジュアル系」なんですが、カラオケではいつもシャウトやデスボを遠慮なくかまして、原曲に限りなく近づけて歌います。「ヴァーーッツ!!」「ゴォォォーーッツ!!」って、のどが潰れそうな低音域から、「ギャァァァーーーッツ!!」って、まるで妖怪に襲われた時にしか出なさそうなキリキリな高音域の声も出します。J-POPにはない歌い方です。

 

 

そして、僕が歌う姿を見ている知人友人、先輩後輩、仲良しのお客様はドン引きしています、「すごいね・・・」って笑。

 

 

でもですね、ドン引きしてる方々からよくこう言われるんです。

 

 

 

「自分の好きなモノを、好きとハッキリ言えるってすごいことだと思う」

って。

 

 

そうなんです。自分をハッキリ出せる方がウケが良いんです。面白いですよね、予想してた不安とは真逆の答えがそこにはあるんですから。つまり、「自分を曝け出す方が、仲良くしてもらえる」ってことです。

 

 

そんなこともあり、壮大な夢をよくお客様に話すようになりました。夢はいままでいろんな形に変化していったのですが、その時の夢を恥ずかしがらないで赤裸々にお客様に話すんです。

 

 

たとえば、「このバーを北海道ナンバーワンのバーにする!!」「有名になってみんなに奢る!!」「ブログで10万PVを目指す!!」「電撃結婚する!!」などなど。今では笑っちゃうようななんとなーくな夢から非現実的な夢も多々あるんですけど、その時夢見てたことは事実なので、バカにされるの覚悟で話しました。

(振りかえれば、学生時代なんて「第二のGLAYになる!!」とか「アルゼンチンの山で金を掘り当てる!!」とか言ってました。良い夢だと思いませんか?笑)

 

 

そして、話せば話すほどお客様は僕のファンになってくれました。「ニッシーならできるよ!!」「西舘さんなら大丈夫!!」「早く叶えてください!!」なんてありがたいお言葉をいただく機会もできて、俄然生きるやる気がみなぎっているきょうこの頃です笑。

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もちろんなかには「なに言ってんの?」「現実見たら?」「キミには無理だよ?」なんて厳しいお言葉をくださる方もいますよ?ただ、それさえもありがたい。

 

 

相手の期待を上回った時。それはつまり「下克上完結」を意味しますので。

結果、叩いてくれた方へも何かしらの恩返しができます。

 

 

だれも傷つかずに、みんなハッピー。最高。

 

 

「自分のことをだれかに話す」。それだけで、だれかから尊敬されるポイントが加算されます。「自分のことをだれかに話す」ってカンタンそうに思えて、実はなかなかできないことだから。

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夢があるならだれかに話しましょう。

その夢の応援団を増やしましょう。

夢を離さないと応援団は増えません。

そして、応援団がいると自分で上げてきたモチベーションの天井を破りやすくなり、より活動的になれます。

 

 

おわり。

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yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。