こんばんは(*^-^*)西舘です。
「バーテンダー」に憧れ、バーでアルバイトを始めたあなた。聞き慣れないカクテルの名前、数えきれないほどあるお酒、まだお話したことのない常連様。楽しみよりも不安の方が大きい、そんな気持ちの中での勤務・・・。
あなた:「よし!!早くカクテルを作れるようになる!!自分がんばれ!!」
そう、バーテンダーを目指しているあなたの最初の目標、それが「カクテルを作れるようになること」。実際のバーはもちろんのこと、映画やドラマ、最近ではマンガやYouTubeでも現役(or 元)バーテンダーのカクテル作りに触れ、「カッコイイなー」「きれいだなー」と感じたからこそバーテンダーの道を歩くことを決めたあなた。
そして、カクテル作りにおいて最初の難関が「シェイカーとバースプーンを自由自在に使いこなせるようになること」。あなたもマスターに少しだけ使い方を教えてもらったのですが・・・
あなた:「ナニコレ!!全然思ったように動かん!!」
プロのバーテンダーはカンタンそうにシェイカーやバースプーンを器用に使いこなします。ですが、カンタンそうに見えるだけで実はかなり難易度高め。ちょっと練習したくらいじゃ使いこなすことなんて無理ゲーです。
とは言え、「早めにシェイカーもバースプーンも使いこなせるようになってカクテルを作りたい!!」というのが誰しもの願いなのではないでしょうか。「さっさと覚えてメインカウンターを占領するんだ!!」みたいな(←口がやや悪いタイプ)。
ということで今回は現役BAR屋で、志は高かったくせに大の練習嫌いだった「”元”口だけ意識高い系」の僕が、「シェイカーもバースプーンも自由自在に使いこなせるようになる最短ルート」についてお話させていただきます。
早くシェイカーもバースプーンも使えるようになれば、それだけカクテル作りの練習に早く取り掛かることができます。時間は有限です、最短ルートを目指しましょう。そんなお話です。では!!
シェイカーもバースプーンも自由自在に使いこなせるようになる最短ルート
結論から申し上げますと、「ひたすら先輩の前で練習!!練習!!練習!!」が最短ルートです。
あなた:「え!?結局、めちゃくちゃ練習しなきゃダメってことですか!?」
はい。練習あるのみです。裏技的なことを期待されていたみなさま、土下座して謝罪いたします・・・。
シェイカーの使い方もバースプーンの使い方も特に決まったルールがないのがバーテンダーの世界です。なので、YouTubeを観ながら独学でスキルを身に付けることも可能ではあります。ただ、シェイカーもバースプーンも使い慣れてる人の前で直接指導を受けること以上に”早く””正確に”使いこなせるようになる方法はありません。なので、1分1秒でも最短でシェイカーもバースプーンも使いこなせるようになりたいのであれば、先輩の前でひたすら練習をしてください。そして、「もっとこうした方がいい!!」「指はこう使うんだよ!!」などと細かな指摘をしてもらい、ひとつずつその私的された箇所を修正していきましょう。そうしたら気付いた時には器用に使いこなせるようになってます。
関連記事:YouTubeで独学したら必要なスキルは身に付く??
あなた:「練習あるのみなんですね・・・」
シェイカーもバースプーンも、たとえ頭の中で使い方がわかっていても実際に自分の手で握った時の感覚はやはり独特なものがあります。「思ってたよりも握りづらいな」とか「意外と短いな」とか。そういった違和感を埋めていく作業が必要で、その違和感を埋めるためには先輩の前で練習を重ねることが何よりも最短ルートです。アドバイスをもらえるのでその都度修正ができ、非常に効率的です。
あなた:「でも、先輩、いつも忙しそうだし・・・『練習に付き合ってください!!』なんて言いづらいです・・・」
ま、気持ちはわかります。ただ、後輩の練習に付き合ってくれない先輩なんていませんよ。だって、あなたが早くシェイカーやバースプーンを使いこなせるようになってくれた方が先輩は助かるんですから。ひとつでも仕事をあなたに任せることができたらそれに越したことはない。自主的に練習をしたがる後輩の方が良いに決まってるんです。
※もし、「あ??ひとりで練習すれば??」と突き放してくる先輩しかいない場合は即辞めましょう、そのバー。スキルは学べないし、その先輩の人間性もオワッテますので・・・。
あなた:「あ、先輩は当たり前のようにシェイカーもバースプーンも使いこなしてますけど、僕が憧れてるシェイカーの振り方は海外のドラマで観たような振り方なんです!!先輩の振り方とは違うんですけど、それでも先輩から教わった方がいいのでしょうか??」
そうですね、まずは先輩にすべてを教えてもらってください。先輩のスキルを手に入れれば、あなたもバーでカクテル作りをすることができます。そのあとに理想を追うのです。あなたが思う「カッコイイバーテンダー像」に近づく作業をしていく。「型」を手に入れ、そのあと自分色に染め上げていく。これが真の「型破り」「オリジナル」「個性」です。なんかカッコよくないですか??
※バーにはそのバーなりのルール、こだわりみたいなものが存在します。なので、まずはお店の「型」を覚えることです。独学して手に入れたスキルだと先輩的に「なんか違う!!」と言われかねないので。
ちなみに僕は、いつも営業終了後に先輩の前で練習をさせていただいてました。先輩たちが飲むハイボールをひたすら作らせていただく。自分の分も自分で作る。飲みながら先輩があれこれ教えてくれる。そんな日々を過ごしているうちに気付けばシェイカーもバースプーンも器用に使いこなせるようになりました。自分ひとりで淡々と練習してたらきっと「つまんなーい!!」と言って投げ出してたと思います、根性ないタイプなので笑。
まとめ
「シェイカーもバースプーンも自由自在に使いこなせるようになる最短ルート」についてお話させていただきました。
「ひたすら先輩の前で練習!!練習!!練習!!」が最短ルートです。
シェイカーもバースプーンも使いこなしている人の前で練習をし、アドバイスをもらいながら修正していく以上の最短ルートは存在しないですね。独学でももちろん形にはなりますし、美味しいカクテルを作れるようにもなれるでしょう。ただ、せっかくバーで働く機会に恵まれたのであれば、先輩が今まで培ってきた経験に寄り添わないのはもったいない、いや、もったいなさすぎます。
最短ルートでシェイカーをきれいに振れるようになる。
最短ルートでバースプーンを使いこなす。
結果、最短ルートでお客様へカクテルをご提供する。「美味しい!!」と言ってもらえるようになる。あなたのファンになってもらう。
これ、最高のシナリオじゃないですか??
おわり。
関連記事:バーの一番商品は「お酒」じゃなくて「バーテンダー」
yuki_nicccy
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