こんばんは(*^-^*)西舘です。
「バーテンダー」という職業に興味を持ってくださっている方ってけっこう多いのではないでしょうか。僕が働いているバーのお客様の中にも、「僕、バーテンダーやってみたいんですよね!」という方が実際にいて、「あ、やっぱカッコイイ仕事だよね!」と改めて感じる日もあるくらいです。
バーテンダーへの転職も視野に入れているお客様がいることは大変うれしいことではあるんですけど、やはり転職には心配事も付き物なようで、その心配事のいちばんの理由が「この歳から始めても大丈夫ですか?」ってところです。
「始めるに遅いことなんてない」
僕の好きな言葉なんですけど、実際に現実世界で始めるにあたってはどうしても言葉の力だけじゃ動けない人が多いのも事実。なので今回は現役BAR屋でキャリア14年目の僕が、「バーテンダーは何歳までに目指せばなれる?」かについて詳しくお話させていただきます。
夢は叶えるためにあります。ただ、せっかくなら叶う確率が上がるようなお話も必要かなと思いますので、リアルなバー業界の事情も交えていきます。バーテンダーになりたいと少しでもお考えの方はぜひ一読してみてください。では!
[まだ間に合う!?] バーテンダーは何歳までに目指せばなれる?
結論から申しますと、「30歳までに決断するのがベスト」です。
未経験の方がバーテンダーに転職をするとなると、基本路線としてはどこかのバーに入社して経験を積む作業が必要です。バーテンダーはサービス力だったりトーク力だったりも必要ではあるんですけど、基本は「商品の提供をする」」という技術職なんで、明日明後日になんでもかんでも完璧にできるようになんてなりません。つまり、メインバーテンダーになるにはそれなりの練習期間がどうしても必要ってことです。
別の仕事をしている方がバーテンダーを目指す場合、一般的な企業と同じく中途採用という形での採用になるわけで、その採用枠は30歳以下の方が圧倒的な割合を占めています。やはり、20代の人に比べたら30代以上の方の採用確率は一気に下がってしまうのが現実ですね。
もちろん、30代だからとか40代だからとかって理由で採用に至らないわけではないんですよ。同じくらい「この人いいな!」って思った人が二人いたとしたら、若い人を採用にしてしまうのは多くの企業の方針なのかなと。なので、現在20代でバーテンダーへの転職を考えている人がもしいらっしゃれば、早めに行動することを強くオススメします。
「じゃあ30代の僕はあきらめた方がいいってことですよね?(;´Д`)」
あきらめるのはまだ早いですよ!
30代でも採用に至った例はかなりあります。34歳で入社した人もいましたし、36歳で入社した人もいますんで。(その後、店長やマネージャにまで成り上った人もいます)ただ、20代の人に比べれば採用確率は低いです。これは代えがたい事実ではあるんですけど、ダメでもともと精神で面接に行って思いの丈を面接官に伝えてください。可能性は大いにあります。あきらめたら終わりです。
「でも、30代で採用された人ってバーで働いた経験があったりとかしたんじゃないですか?」
そんなことないですよ。経験者もいましたけど、未経験の人の方が圧倒的に多かったです。なんなら、飲食業界で働いたことがない人だっていましたんでそこは気にしなくても問題ないです。
関連記事:[未経験はダメ?] バーテンダーに転職するには経験者の方が有利?
「わたくし、40代なんですけど、やっぱりバーテンダーに転職するには厳しい年齢ですかね?」
正直、どこかの企業が運営しているバーで採用される確率は相当低いかなと思います。可能性はゼロじゃないでしょうけど、限りなくゼロに近いですね。
ただ、朗報としては、未経験でも脱サラしてバーを開業してそれなりに成功を収めている人もいるという現実があります。もともとお酒が好きで、バーに通っていて、それなりの知識を持っていればバーを開業することはできます。カクテルをつくる技術はないかもしれないですけど、ワインやウイスキーを中心に取り扱えば技術はさほど必要ないです。あとはお客様をたくさん呼ぶためにあれこれ策を講じ、うまく経営できればそれはもうバーテンダーの経験がなくたって立派なバーと呼べる場所になりますので。
関連記事:バーはお酒を飲む場所じゃなくて、人生における「サードプレイス」
まとめ
「バーテンダーは何歳までに目指せばなれる?」というお話をさせていただきました。
「30歳までに決断するのがベスト」です。
バーテンダーという仕事に携わることができる人数は限られています。バーの数はコンビニのようにたくさんあるわけじゃないので自然と選ばれた人にしかバーテンダーの道を歩く権利が与えられないんです。となると、若い人が優遇されてしまうのは致し方ない部分なのかなとも思います。
ただ、何歳になってもバーテンダーになる夢を捨てる必要なんてなくて、ぶっちゃけ令和の今ならYouTubeを見ながら独学で身に付けた技術でも問題ないです。バーは美味しいお酒を楽しむ場所ではありますが、それはあくまでバーという場所の価値の側面でしかありませんので。なので、もしどこのバーに面接にいっても採用されない場合はおもいきって独立開業してしまうのもアリかなと思います。脱サラしたマスターが繁盛店を作っているケースは多々あります。
「バーはお客様の『サードプレイス』である」という大義があります。そして、お酒やトークはサードプレイスであるバーの装飾品です。いちばん大切なのは、カウンターにどんな人が立っているかです。熱意があるのなら、きっとうまくいきます。たくさん勉強しましょう。僕も勉強するんで。
おわり。
yuki_nicccy
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