年下のルーキー常連様とは、シンクロ率を上げるためにとりあえず飲みに行くって話

nicccyの「BAR屋」論

こんばんは(*^-^*)西舘です。

 

 

僕はよく、新しくお店に通ってくれるようになったお客様とプライベートで飲みにいきます。特に、年下の男の子には積極的に「このあと、ちょっと行こうか!!」と、営業終わり近くに声をサクッと掛けます。あ、もちろん女の子とも行きますよ?ただ、圧倒的に男の子が多いってことをお伝えするためにわざわざこう書きました笑。

 

 

「常連様になってくれたことが嬉しいから、そのお礼として一緒に飲みに行ってかるーくごちそうをさせていただく」

 

 

ってのが、ま、表題的な意味合いではあるんですけど、僕が年下の常連くんたちと飲みに行く理由の本質は別のところに置いております

 

 

僕が年下の常連くんたちととりあえず飲みに行く理由。それは、

 

 

「僕と彼らのシンクロ率を上げるため」です。

 

 

はい、シンクロ率。エ〇ァンゲリオンでしか聞いたことないですか?笑

 

 

シンクロ率。「シンクロ」という言葉に意味を調べると、「同期する」と出てきます。

 

 

で、僕はお客様と同期できたら最高だなって思ってるんです。どういうことかというと、「僕がBAR屋をやっている意味」「僕が作り出そうとしているバーの理想郷」「日頃からずっと考えている今後の野望」などなど、書き出すとキリがないんですが、そういった心の内側をひとつ隠さず曝け出して、僕のあたまの中で描いている世界観に触れてほしい。そして、その世界観に対して「ステキですね!!」「カッコイイですね!!」という気持ちをもし感じてくれたとしたら・・・

 

 

僕とお客様は同期したも同然ですよね??

たとえるなら、見た目がタイプの女の子の性格がもしドンピシャで素敵だったとしたら・・・それはもう「なにもかもスキーー!!」ってなりますよねってな感じです。

 

 

だれかと出会ったその瞬間から、表面上のなんとなーくな関係に留まることを僕は一切望んでないんです。せっかく出会ったのなら、それはもう「よかったら、僕の人生の1ページになってほしいんです!!」と切に願っていて、その1ページになってもらうためのひとつの方法として「どっか一緒に飲みに行く」プランを採用しているってわけです。ま、バーで出会ってますし、お酒をこよなく愛していますので、お話する場所は酒場がベターでしょうし。

 

 

でも、僕が一緒に飲みに行くことができるのは基本的にバーの営業終了後、つまり午前3時過ぎです。仕事終わりの全力1次会ノリの僕と、バーでイイだけ飲み切って「いま帰れば速攻寝れる!!」並みの調子の年下ルーキー常連ジャーの子たち。

 

 

はい、不平等が過ぎる・・・(;´∀`)

 

 

わかってます。

僕のオフの日に一緒にどこか行けばいいのも知ってます。

でも、僕にもいろいろありましてですね・・・こうやってブログ更新したり、読書して知識武装に勤しむとか・・・。

言い訳オンパレード。

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ただですね、ありがたいことに、年下ルーキー常連ジャーの子たちは元気なんです。午前3時を過ぎた頃、少しだけ眠たそうな顔を少し見せていたり、「もう飲めません・・・」的な雰囲気を醸し出しているのですが・・・いざ、「ちょっと遊びに行っちゃう??」なんて声を掛けたら即答ですよ。

 

 

「行きます!!」

って。

 

 

若さってやつなんですかね笑。いや、そんなカンタンな話じゃない。きっとですけど、バーで働いている人って、お客様からすれば「非日常の世界に住む見慣れない人」なんです。そんな見慣れない人とどこかへ行く機会があったとしたら・・・

 

 

おもしろそうじゃないです??

 

 

逆に、僕的にもお昼にお仕事をされているお客様は「非日常の世界に住む見慣れない人」です。だからこそ、カウンター越しにさまざまなお話を聞く機会に溢れているバーという空間にいまもなお惚れ惚れしているわけですよ。

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でですよ、いざ年下ルーキー常連ジャーの子と一緒に飲みに行った時に、具体的に僕は何を話しているのか。

 

 

それは、

 

 

何を話してるんですかね

 

 

(*´▽`*)

 

 

いや、だって、別にセミナーじゃないし。。。講演会でもないし。。。授業でもないし。。。特に準備なんてしていかないですから。。。

 

 

ただ、さまざまな年下ルーキー常連ジャーの子と飲みに行きましたが、自然と話は仕事の話題が中心になります。不思議なんですよね、たしかに僕は自分の仕事論を伝えて、その結果シンクロ率を上げに来てるわけなんですけど、あまりにもスムーズにお互いの仕事についての話がスッと登場してくるんです。

 

 

きっと、みんな何かしら仕事のことで思うことを抱えている証拠です。良くも悪くも、楽しくも不満にも。僕のそうですし。

 

 

そんな中、僕は夢や希望的な話を繰り返します。具体的に行動していることの話もしますし、14年間ずーっと同じ仕事をしていることで得られた嬉しい特権なんかについても話します。

 

 

ま、「非日常の世界に住む見慣れない人」のポジティブトークは、もしかしたらウケがイイのかもしれません笑。別にウケを狙ってるわけじゃなんですけどね、いや、実は狙ってます。ウソつきました。ごめんなさい。

 

 

良き理解者を増やすこと。

自分をさまざまな形で守ってくれる仲間を増やすこと。

シンクロ率100%を目指すこと。

 

 

自分ももっとがんばって、自分と出会ったことで何かを得られたと思ってもらえる、そんな人間になります。

 

 

って決意表明もおわったので、おわり。

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yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。