[安心してください!!] 初めてのバー、みんな緊張しています

「バーに行ってみたい!」ってちょっとでも思ったあなたへ

こんばんは(*’▽’)、西舘です。

 

 

「バー」という空間に興味がある方、たくさんいらっしゃると思います。ちょっと大人びていて、カッコいい。一度でいいから行ってみたい。そんな気持ちが自分の中で少しでも生まれた経験はあることでしょう。

 

 

ですが、ファストフードを食べに行くような、カフェへ珈琲を飲みに行くような気軽な気持ちでバーへ行くことは難しいのではないでしょうか。お酒がたくさん並び、フォーマルな格好をしたバーテンダーがカウンターに立っている。ひとりでお酒を嗜む男性がいて、いい雰囲気のカップルがいる。そんなイメージの空間へ「自分が行っても大丈夫なのかな・・・」「入りづらいな・・・」と感じてしまっているのではないでしょうか。

 

 

その気持ち、深くわかります。僕も全くの同意見です。2006年からバーの世界で暮らしている僕でさえ、知らないバーへ入ろうとするだけで心臓がバクバク上下左右に動き回ります。酔いが一気に醒めるレベルです(←その後、再度酔うのですが)。

 

 

そんな現役BAR屋の僕から、たった一言だけ言い切れる事実があります。いいですか。

 

 

「初めてのバー、みんな緊張しています

 

 

ということで今回は、現役BAR屋の僕が「初めてのバー、みんな緊張しています」というお話をさせていただきます。

 

 

バーに来ているお客様がみんなメンタル強いとか、度胸あるとか、勇気あるとか、そんなんじゃないんですよ。みんな初めてのバーは緊張するものです。そんなお話を。では!!

 

 

[安心してください!!] 初めてのバー、みんな緊張しています

 

初めてのバー、みんな緊張しています。知らないお店に入るんです、ワクワクする気持ちも当然あるでしょうが、それよりも緊張する気持ちの方が遥かに多いことでしょう。

 

 

パッと見、緊張していないように見える●●●お客様もたしかにいらっしゃいます。ですが、あくまでそう見えるようにしているだけです。別に「バーなんて別に緊張しないし」って雰囲気を出しているわけじゃないんですけど、なんとなく強がっている感じに思えます。つまり、「緊張を隠そうとしている」ってことです。

 

 

なぜ僕が初めてお会いしたお客様に対して「緊張を隠そうとしている」と思うことがあるのか。その理由は、「入店時から徐々にお客様の表情が緩くなっていく姿を見続けてきたから」です。

 

 

緊張していると、うまく話せなかったり、表情が硬くなりますよね。初めてお会いするお客様の多くはこのような第一印象を受けます。ですが、徐々にバーテンダーとの会話や、他の常連様の言動を見たり聞いたりしているうちに表情が変わっていきます。入店当初よりも笑顔が増えたり、口数が増えます、ほぼ確実に。中には、常連様とお話をする流れに至ることだってありますからね。最初の緊張はどこへやら・・・バーを楽しむ余裕さえ出始めたのではないかと感じるほどです。

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似たようなシチュエーションとして「採用面接」の時なんかが良い例です。最初は緊張で声が震えたり、覚えてきた志望動機をド忘れしてしまったりするものですよね。ですが、面接担当の方がフランクにお話してくださったら、少しずつ緊張した気持ちも落ち着き、いつもの自分らしい言動を取り戻していくものです。もし面接開始時に「何か質問はございますか?」という面接担当の方からの声掛けがあったとしたら、きっと何も聞くことができないはずです。緊張しすぎて。ですが、面接が進むにつれて緊張がほどけてきたとすれば、気になっていたことも聞くことができたりするものです。

 

 

緊張する気持ちは初めてバーへ行くその瞬間だけです。そして、緊張する気持ちは誰しもがごく自然に抱えているものであって、恥ずかしいことではありません。気持ちが強いとか弱いとかでもない、ごく自然な気持ちです。

 

 

もちろん、緊張しすぎてバーの入り口で帰ってしまったなんて経験をされたことがある方もけっこういらっしゃるのではないでしょうか。心臓のドキドキに敗れ、帰宅みたいな。ですが、その一瞬だけ勇気を出せば、念願だったバーの世界へ足を踏み入れることができます。ほんの少し、ほんの一瞬、素敵な人生経験ができると想像してみてください。目の前にバーはあります。入るしかなくないですかって話。

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まとめ

「初めてのバー、みんな緊張しています」というお話をさせていただきました。

 

 

・知らないお店に入る時は緊張するもの、当然

・多くのお客様が最初は緊張を隠している

・時間が経つにつれて、笑顔が増えたり表情が緩くなるもの

・素敵な人生経験ができると想像して、バーの扉を開けてみるべし

 

 

バーは、少し緊張してるくらいがちょうどいいんですよ。初めての時なんて時にそうです。そして、誰しもがその緊張を越えて”常連様”になっていくものです。初めてバーへ行った時の緊張した気持ちを忘れずに、楽しくて充実した時間を過ごすことができるバーに出会えることを願ってます。

 

 

おわり。

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yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。