「勇気ある者だけがバー空間を体験できる」って話

Tightrope walker balancing on the rope concept of risk taking and challenge
「バーに行ってみたい!」ってちょっとでも思ったあなたへ

こんばんは(*^-^*)西舘です。

 

 

多くの人にとって「バー」「BAR」という業態は、「敷居が高い」「大人」「高級」なんてイメージがあるようで、どうも居酒屋さんのように気軽に足を向けてはくれません。

 

 

そんな中、強く興味を持っていただいて、お店まで来てくださる人もいらっしゃいます。

 

 

でもですね、入口まで来たのに、ないしは一度着席までしたのに、

 

 

「あ、いいです」

「ちょっと思ってたのと違うんで出てもいいですか?」

 

 

と言われることが結構あります。

(ちなみに僕が働いている店はエレベーターの扉が開いたら直接店内に繋がっている構造です。つまり、「入口だけ見てみよう!」と思ってた方からしたら急にスタッフが「いらっしゃいませ!」とか言ってくるからびっくりしてしまうんでしょうね笑

 

 

ネットでの写真や情報からある程度のイメージを頭の中で作った状態で来店されたのでしょうが、そのイメージとギャップがあったんでしょうね。致し方ありません。

(きっと思ったより店内が暗いのと、きちっと制服を着ているので「うちらの来る店じゃなくね?」って話なんだろうと予測してます。てか絶対そう!笑)

 

 

でも、「致し方ないんだけど致し方なくないんだよなー」というのが僕の本音です。

 

 

帰ってしまったお客様からしたら、「イメージと違ったんだから帰るでしょ?」って話でしょうけど、せっかく少しでも興味を持ってくださったのであれば今一度ダメもとで入ってバー空間を体験したらいいのになと思います。

 

元のイメージとは違ったとしても、入口までいらっしゃったお客様が行こうとしてた業態は「バー」「BAR」なわけですよ。

 

 

お店にはですね、入ったあとからすべての物語が始まるんです。

 

 

美味しい、美味しくない、楽しい、楽しくない、優しい、優しくない、冷たい、冷たくない、心地よい、心地悪いetc・・・

 

 

入口ですべてが把握できるなら外食で「ここ、美味しくないね」「感じ悪かったね」などの失敗経験なんて生まれませんよね?

 

 

逆に勇気を出して未開の地へ足を踏み入れれば、「こんな場所あったんだね!」「意外と楽しかったね!」などの成功経験が得られる可能性があるわけです。

 

 

勇気ある者だけが「バー空間」を体験できるんです。少しでも興味を持ってくださった方は今一度その扉を開いてみてください。好きか嫌いか、合う合わないかは入ってみないと何もわからないので。

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yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。