こんばんは(*^-^*)西舘です。
「出会い」。日常から出会いが多い生活を過ごしている方もいらっしゃれば、まったく新しい出会いのない繰り返しの毎日を過ごしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そして、後者の方々に向けて世の中は、「出会い喫茶」や「相席居酒屋」なんて業態を作り、「婚活サイト」や「マッチングアプリ」なんてものも生まれたわけです。
で、僕が生業としている「バー」もまた、出会いの場としての認識を持たれている場所なんですけど。。。
実際のところ、ガチで出会いを求めてバーに通っているお客様っていると思います?
恋人を探しに、結婚相手を探しに、はたまた気軽にナンパ目的に。
これから出会いを探しに行こうかなって考えている方へ、ちょっとしたバーの出会いに関する現実をお話させていただきますね。
※「バー」といっても、とても一括りにできないほどに広義な意味があり、さまざまな業態があります。今回は、僕が働いている「オーセンティックバー」という業態に関したお話です。詳しくは以下の記事にて解説してまーす。
関連記事:現役BAR屋が徹底解説!「バーは敷居が高い!」は本当か!?
[気になる話] ガチで出会いを求めてバーに通っている人はいるのか!?
結論から申しますと、「ガチで出会いを求めてバーに通っている人は限りなく0人に近い」です。
よーく考えてみてください。たとえば、初対面の異性が偶然となりの席に座っています。そのお客様と意気投合して仲良くなることなんて想像できますか?ないしは経験ありますか?
想像できないですよね?
そんな経験だってほぼほぼないですよね?
たとえば、となりにステキな異性が座ってたとします。ここでサクッと声を掛けて会話を始めることができますか?
気軽に声を掛けられる勇気はありますか?
ほぼほぼ無理ゲーですよね?
まだ続けますよ笑。
自分がとなりに座ってるステキな異性から急に声を掛けられる自信ってありますか?
「一緒に飲みませんか?」なんて言われる自信はありますか?
ほぼほぼないですよね?
つまり、バーで出会って意気投合、その後お付き合いなんてストーリーは夢のまた夢みたいな話なんです。
もちろん、例外だってありますよ。その例が以下の記事です。
関連記事:バーで知り合って、そのまま「お付き合い」→「ご結婚」されたステキなふたりの話
ま、すべてのことには例外ってのがありますからね。参考までに。
僕が働いている「オーセンティックバー」というバーの業態は、出会いは意図的に作られるものではなく、偶然に生まれるものです。恋人探し、結婚相手探し、適当にその日の相手を探しにきているお客様が限りなく0人だと言えるのは、そんな上手に出会える確率がめちゃくちゃ低いんですよ。時間のムダです。出会えることに期待してると、時間がただただ流れていき、結局「きょうも出会えなかったあな・・・」と物思いに耽ながら、気付けばただただ飲みすぎてて翌日ぐったりみたいなオチ笑。行きつけのバーを持っているお客様はこの事実をとてもよく理解しています。だったら素直に「相席居酒屋」や「マッチングアプリ」を多用した方が時短も時短だってこともわかってるんです。
ただ、恋人や結婚相手の対象になるような方との出会いはなかなかない一方、「バーが好き」「お酒が好き」「バーテンダーの○○さんが好き」という共通点を持っている方との出会いは、かなり多いように感じます。つまり、「友達、仲間」はできやすいってことです。
「バー」という場所はまだまだ多くの人の生活インフラにはなっていません。もしかしたら、この先一生そのポジションになることはないかもしれないような場所なんです。
※インフラとは?
→生活基盤を支えているもの。ないと生活に支障をきたすもの。「電気」「水道」「道路」「鉄道」「病院」などがいい例。
ですが、だからこそ根強いファンがいるってのも事実で、そこで知り合った人同士はとても気が合う場合が多いです。だって、「わたし、バーが好きなんです!」なんて知り合い、そんなにいませんよね?笑(←自分で言ってて悲しくなる・・・(;´∀`))
実際、僕が働いているバーでは、お隣さま同士が意気投合して、気付けばLINE交換してたり、後日ご一緒にお店に来てくれたりってことがよくあります。スタッフも交えて旅行に行くほどの仲になる場合もあって、いや、ホントにステキなバーだなと店長である自分を誇らしく感じることさえあります笑。
関連記事:お客様の地元にお呼ばれしたので、単身お邪魔してきた話
関連記事:年下のルーキー常連様とは、シンクロ率を上げるためにとりあえず飲みに行くって話
まとめ
「ガチで出会いを求めてバーに通っている人はいるのか!?」について、お話させていただきました。
「ガチで出会いを求めてバーに通っている人は限りなく0人に近い」です。
そんな、どこぞのドラマや映画のようなロマンティックな出会いなんてなかなかないんですよ。
経験したことあります?
落としてしまったリンゴを拾おうとした時にステキな異性が手を伸ばしてくれて、思わず手が重なってしまったことが。
駅前で急な大雨が降ってきて、傘のないあなたにステキな異性が「よかったらどうぞ!」って傘をくれたことが。
引っ越してきた新しい住居人が、ステキな異性で、そこから距離が縮まったことが。
うん、フィクションの力はえげつない笑。
ただ、ドラマや映画のようなシーンはなかなかなくても、現実だからこそ存在する出会いのシーンはあります。特に「バー」という、少しだけニッチな場所だとなおのこと。好きな人しか集まらない場所は、やはり似た者同士が集まるので、友達や仲間ができやすいんです。
恋人や結婚相手との出会いは見込めないですけど、この先の人生において、とても大切な存在と出会える可能性は充分あるっていうのが「バー」という場所です。恋人や結婚相手をお探しの場合は、ぜひ恋愛に特化した場所やサービスをご利用くださいませ笑。
おわり。
関連記事:[当てはまる人は行かないで!] バーが似合わない人が持つ3つの特徴
yuki_nicccy
最新記事 by yuki_nicccy (全て見る)
- [いいよね?] 勝手にバーテンダーを動画で撮影してもいい?? - 2024年6月4日
- 「バーテンダーを辞めたい!!」と思ったことはあるのかについて - 2024年5月18日
- 自分を変えたいなら、黙って人の話に耳を傾けろ - 2024年4月30日