バーテンダーは味覚に優れた人間じゃないとなれない職業なのか!?

Handsome mature man tasting glass of red wine
バーでアルバイトしてみたい方へ

こんばんは(*^-^*)西舘です。

 

 

バーテンダーは数々のお酒を調合してカクテルを作ります。また、おつまみに合うウイスキーやワインの提案もします。なので、「バーテンダーさんって凄いですね!」「味がわかるんですね!」なんて言われたりすることがよくあります。

 

 

ということで、今回は「バーテンダーは味覚に優れた人間じゃないとなれない職業なのか!?」について現役BAR屋の僕が今までの経験をもとにして書いていきます。では!

 

 

バーテンダーは味覚に優れた人間じゃないとなれない職業なのか!?

結論から申しますと、「そんなわけないじゃん!」です。

 

 

「え?」

「だってカクテル作るんですよね?」

「ウイスキーをオススメしたりするんですよね?」

 

 

はい。カクテルも作りますしウイスキーもオススメします。でもバーテンダーとして味覚が優れているかどうかは関係ないです。

 

 

味覚なんてぶっちゃけそれぞれの好みでしかないんですよ。目玉焼きに醤油をかける人もいればソースをかける人もいますよね。塩で食べるなんて人もいる。じゃあどれをかけている人が味覚に優れていると思いますか?わからないですよね?全員ものすごい敏感な舌を持っているかもしれないし全員バカ舌かもしれないんです。

 

 

某テレビの企画でゲストを格付けする番組がありますが、料理本を執筆しているゲストだって目を瞑って食べたら高級な黒豚よりも海外の安い豚肉の方が美味しいと言ったりしてます。つまり、美味しい美味しくないという感想が「味覚」という言葉で一括りにされていることがまずもって変なんです。

 

 

ちなみに僕は味音痴を自負しております。(余談ですが方向音痴でもあります)焼き鳥屋さんでたくさんの種類を頼んだ時、テーブルの上の焼き鳥がどのお肉でどの部位かなんてぜんぜんわかりません。なんなら牛と豚を間違えるくらいです。でも全然バーテンダーとしてやってます。店長として9年目を迎えています。証明完了です笑。

 

 

まとめ

バーテンダーは味覚に優れた人間じゃないとなれない職業なのかについてでした。結論は「そんなわけないじゃん!」って感じです。ま、コーラを飲んで「これは水です!」なんてレベルだとさすがにまずいですけどね笑。

 

 

商品の提供に関して言えば、バーテンダーに必要なのは「味覚」よりも「知識」です。からあげにハイボールが合うみたいな一般理論をどれだけ知っているか。このような知識を数多く所有することが大切です。たとえその組み合わせが個人的に好きでなくても問題ないです。知っていれば提案はできますから。あとは伝え方の話になります。

 

 

おわり。

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yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。