少しの嘘をつくことさえ気が引ける人間ですって話

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こんばんは(*^-^*)西舘です。

 

 

あなたはこれまでの人生において、だれかに嘘をついたことがありますか?「ないでーす!」って方は手を挙げてください、一緒に写真を撮りたいです。

 

 

だれだって小さな嘘をついた経験はあると思います。

たとえば、今までお付き合いしてきた異性の人数。ほんとは一人なのに、「付き合った人数?二人くらいかなー」って友人に答えるみたいな。(二人なら「かなー」じゃなくてしっかり覚えとけ)

たとえば、家で飼うなら断然インコ派なのに、「ねえ、イヌ派?ネコ派?」と聞かれたら「あ、イヌかなー」って答えるみたいな。(インコ派はなんだかんだ肩身が狭い)

たとえば、飲み会帰りに上司から「おなかいっぱい?」と聞かれたので「はい、おなかいっぱいです!」と言うも、解散した後にコンビニでお弁当とラーメンを爆買いするみたいな。(深夜のコンビニの売り上げは上司への嘘で成り立っている説)

 

 

ま、このくらいの嘘だったらまだカワイイかなと思います。別にだれかを傷つけるような嘘じゃないですからね。なんなら、「なんであんなこと言っちゃったんだろう・・」と自分のメンタルを痛めつけるような嘘に近い笑。

 

 

で、僕はホントに嘘をつくのが苦手だなーって感じた出来事があったんです。相手のことを考えると気が引けちゃうんです。

 

 

あれはとある後輩と恋の話をした時のことでした。

 

 

後輩は、カワイイ顔をしたおとなしめな男性。まあまあモテているらしい。で、その子が話していた恋愛に対する考えというか、女性への近付き方に僕はなんだか違和感に触れた気がしました。

 

 

後輩:「僕の年齢だと、結婚を考えている女性が多いんですよね。でも、僕はまだ結婚とか考えてないし、子供が欲しいとかもないんです」

 

 

うんうん。あるあるですね。

 

 

後輩:「でも、女性の前では”結婚願望あります!””子供好きなんですよね!”って言います。こう言えば相手からの印象が良くなりますんで!」

 

 

おいおい、カワイイ顔してはっきり言いますな。

 

 

後輩:「もしお付き合いした女性から結婚に関する話をされたらですか?そうですね、その時考えればいいかなーって感じです

 

 

女性からすれば最低最悪なタイプかもしれませんね笑。そして、この話を隣で聞いていた人生の先輩である僕は心の中でつぶやきました。

 

 

僕:「すごいな・・怖いな・・そんな嘘つけない・・詐欺じゃん・・」

 

 

僕の好感度、爆上がりですよね?笑

ってのは冗談で、みんなこんなフランクに平気で嘘ってついてるのかなって考えちゃったわけですよ。しかも恋愛に関しては、のちのち相手に多大な影響を及ぼす可能性だってあるわけじゃないですか。気軽に「結婚したい!」「子供欲しい!」とかよく言えるなって。僕は言えないですね。事実、言ってこなかったですし。おかげさまで、「良い人と出会えることを願ってますね!」くらいのコメントをよくいただくようになりました。大きなお世話です、でもありがとうございます。

 

 

結局、ただなんとなく遊べればいいって考えだから平気で嘘もつけちゃうと思うんです。でも、その先でだれかが傷つくことだって全然ありえる。つまり、「自分ファースト」。相手のことは気が向いたら考えてあげる程度なのかなって。そしてこういった場合、相手のことを考えてあげる気なんて絶対に向かない。

 

 

お互い本気で向き合ってお付き合いをしたって傷つくのに、そこに「嘘」という薬物が混入してたらそりゃ複雑骨折も確定でしょって。でも、きっと嘘を混ぜた張本人は包帯のひとつも巻きには来ない。

 

 

「正直者がバカを見る」って言葉があります。正面から受け止めると虚しく感じるかもしれないんですけど、角度を変えて「バカは正直者しか見れないんでしょ!?ある意味”R指定”じゃん!」とか考えてます、僕。そして、わりとバカを見てきた方だと自負しておりますが、悪くないですよ、別にたいした被害なんて受けてないんで。むしろ応援団が増える。

 

 

「嘘は、瞬間瞬間では意味を成すけど、いずれ莫大な利子が襲ってくる。」

 

 

嘘がバレた時、今まで地道に積み上げてきた信用が一気になくなります。芸能人なんか見てたらホント思います。名誉ある賞を取ったって、視聴率の良い番組を作ってたって、一回嘘がバレたらすべてサヨナラじゃないですか。もったいない。うん、もったいない。

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かといって、今まで僕が一度も嘘をついたことがないとか言ってるわけじゃないですよ。たくさん嘘なんてついてきました。無意識で嘘になってたことだってあるはずです。ただ、対「人」の時だけは考えちゃいますよね。自分がついた嘘ひとつで相手を傷つけてしまったり、はたまた大きな損害を与えてしまう可能性があることにはとても敏感に反応するんです、カラダが勝手に。カラダっていうか、心っていうか。血が動くんですよ、体内で居場所を探してユラユラと。その感じが嫌いだからきっと大きな嘘はついてこなかったのではないかと推測されます。

 

 

その感じが嫌いだから?

 

 

ってことは、一度はその嫌いな感じを味わった=大きな嘘をついたことがある!?

 

 

ま、いつのことか覚えてないので時効にしてもいいですか?

 

 

おわり。

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yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。