こんばんは(*^-^*)西舘です。
かれこれ僕はBAR屋という仕事を13年続けています。(12月で14年目に入ります)
今まで会ってきたお客様の人数は少なく数えても約10万人。もちろんすべてのお客様と今も繋がりがあるわけじゃないんですけど、それでも未成年だった頃の自分を思うとこんなにも周りに自分の味方、自分に良くして下さる方がいるなんて想像できなかった。
で、そんな生活の中でふと思ったことがあります。それは「お付き合いが長くなると親戚のような関係になっていく」ということです。
どういうことかって?説明していきますね。では!
BAR屋を続けているとお客様から親戚のように思われますよって話
まず最初に。
「親戚」という言葉を聞いてイメージすることって何かありますか?
「年に何回か会う人」
「冠婚葬祭の時にだけ会う人」
「たまに何かくれる人」
「なれなれしく話しかけてくる知らないおじちゃんおばちゃん」
ま、いろいろありますよね。
ちなみに僕が思う親戚のイメージはこう。
「こっちがテンション上がることをしてくれる人」
です。
「え?ぜんぜんそんなイメージないんですけど!」
「そんなにテンション上がったことない!」
「優しい親戚なんていない!」
経験数は少ないかもしれないですけど、少なからず誰しもが経験してきたと思うんです。
たとえば、お年玉をもらったことがあるとか。ケーキを買ってきてもらったことがあるとか。甥っ子姪っ子と楽しい時間を過ごしたことがあるとか。
で、BAR屋とお客様の関係って実はこういった親戚みたいになることが結構あります。
たとえば、一番「あ、これ、親戚同士でやることじゃない?」って思うことがあって、それは仲良しのお客様にお子様が生まれた時です。
わざわざ僕が働いているバーまでお子様連れで来てくれるんです。
「生まれましたーーっ!!」って。
(オープン前かオープン直後の誰もいない時間にです。深夜に連れてくるような方はいません笑)
ずっと仲良しだったお客様の子供の顔を見ることができて僕はただただハッピーな気持ちに溢れるばかりです。そして感覚的にその子のおじさんになった気がして年月の早さに気付きます笑。
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考えてみてください。
もしあなたに第一子が誕生したとします。初めての子供。大切な誰かに見せたくなりますよね。
で、その時に「見せたいな!」ってパッと浮かぶ人って誰ですか?
両親。親戚。友人。ご近所さん。職場の先輩後輩。
くらいなもんじゃないですか?
居酒屋の店員さんやコンビニの店員さん、新聞配達のお兄さん、電気メーターの検針をしてくれるお兄さんに見せたいって思わないですよね?
つまり、BAR屋って飲食業界の中でも特段「お客様との距離感」が近いということです。
他にも、地元でしか手に入らない地酒をいただいたり、スポーツ観戦のチケットをいただいたり、遊ぶお金がない後輩を美味しいごはんに連れて行ってくださったり。思い始めるとキリがないくらいたくさんの恩恵を受けてきました。
これらすべての共通点、それは「こっちがテンション上がること」ってことです。
まとめ
BAR屋を続けているとお客様から親戚のように思われますよって話でした。
親戚って、「こっちがテンション上がることをしてくれる人」だと思います。
ただただ普通に生活していたってそんな神様みたいな人って現れないですよね。何かを与えないと人は人に良くなんてしない生き物なんで。
BAR屋の仕事の本質は「素敵な時間を提供すること」です。で、そのお返しみたいなものを時折いただけます。それが「お客様から親戚のように思われること」なんです。
って考えると今日もお客様の時間を素敵なものにして差し上げたいなって気持ちになります。
yuki_nicccy
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