カクテルにおける「ショート」と「ロング」の違いについて

Exotic cocktails in a tropical setting
プロフェッショナルが語る「お酒の話」

こんばんは(*^-^*)西舘です。

 

 

カクテルをオーダーする時にひとつの基準となるもの、それが「ショート」と「ロング」です。

 

 

「ショート?ロング?何それ?」

「ぜんぜん意味がわかりません!」

 

 

バー業界でいう「ショート」と「ロング」はカフェ用語の「ショート」と「ロング」とは少し意味合いが違います。なので現役BAR屋の僕がバー初心者の方にもわかるように簡単いご説明したいと思います。では!

 

 

カクテルにおける「ショート」と「ロング」の違いについて

結論から申しますと、「グラスの違い」です。

 

 

「え?じゃあカフェでいう”ショート”と”ロング”と一緒じゃん!」

「違うって言ってたじゃん!」

 

 

はい、グラスの違いはカフェでも一緒ですよね。「ショート」は小さいマグカップで提供、「ロング」は大きめのマグカップで提供されます。

 

 

ただし、カクテルでいう「ショート」と「ロング」というのにはもうひとつ大切な指標が隠されています。

 

 

それは、「アルコール度数の違い」です。

 

 

 

↑こちらが「ショート」に分類されるカクテルに使用されるグラスです。

 

 

 

↑こちらが「ロング」に分類されるカクテルに使用されるグラスです。

 

 

何が違うかというと「量」ですよね。「ショート」のグラスはだいたい60ml~70mlの量を注ぐ用になっています。

 

 

対して「ロング」のグラスは氷を張った状態でだいたい120ml~150mlの量を注ぐ用になっています。

 

(ちなみに「ロング」と呼ばれるカクテルは非常に広義で、「”ショート”でなければ全部”ロング”」です。なのでショート用グラス以外を使用したカクテルはすべて「ロング」に分類されます)

 

 

これはつまり何を意味しているかと言うと、

 

 

「ショートは入る量が少ない」=「お酒の割合が多い」=「アルコール度数が高い」

 

ロングが入る量が多い」=「お酒の割合が高くない」=「アルコール度数が低い」

 

 

と言い換えることができます。

 

 

実際に「ショート」と呼ばれるカクテルの代表的なアルコール度数を以下記載します。

 

 

・マティーニ→約29度

・ホワイトレディ→約26度

・マルガリータ→約26度

・マンハッタン→約29度

・ギムレット→約26度

関連記事:[これって何度くらいあるの?]今飲んでいるカクテルのアルコール度数を自分で計算する方法

 

 

結構なアルコール度数ですよね。ビールはアルコール度数約5度前後、缶チューハイは3度~9度が主流、ワインや日本酒は12度~15度といったところでしょうから比べると倍以上はアルコール度数が高いことになります。

 

 

ちなみに「ロング」と呼ばれるカクテルの代表的なアルコール度数は以下。

 

 

・カシスオレンジ→約4度

・ファジーネーブル→約4度

・ジントニック→約10度

・モスコミュール→約10度

・ソルティドッグ→約10度

 

 

「ショート」と呼ばれるカクテルの約1/3以下のアルコール度数です。

 

 

つまり、「ショート」はお酒が強い人が飲むカクテルで「ロング」はお酒が弱い人でも飲めるカクテルということが言えます。

 

 

まとめ

カクテルにおける「ショート」と「ロング」の違いについて解説をさせていただきました。

 

 

「ショート」と呼ばれるカクテルはアルコール度数が高い。

「ロング」と呼ばれるカクテルはアルコール度数が低い。

 

 

と考えて問題ないです。オーダーする際にはこの考えを基に自分のカラダに合ったカクテルを選びましょう。もし何も記載のないメニューであれば心置きなくバーテンダーに「これはショートですか?ロングですか?」と尋ねてみてください。親切に説明してくれるはずです。

 

※例外もあります。「ショート」でも優しいカクテルはありますし「ロング」でもアルコール度数が高いカクテルもあります。あくまで「ショート」「ロング」の基本的な考え方を今回は説明させていただきました。

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yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。