こんばんは(*^-^*)西舘です。
だれかから褒められて嫌な気持ちになることってありますか?
嬉しいですよね。嫌な気持ちになんてそうそうなるもんじゃない。
愚痴っぽい性格の子だって、だれかから褒められたら愚痴ってた口が言葉を止めて口角を上げ始めるし、泣いてた子だって涙がスッと目に戻っていく。
ああしろこうしろって言われたって結局は「どうして?」って思いが生まれたり、逆に「わたしはやぱり頭悪いんだ・・」ってへこんだりすることが圧倒的に多いんです。
お褒めの言葉はめちゃくちゃ即効性のある合法ドラッグだなって思います。
だれだって怒られたことがあって、
だれだって失敗したことがあって、
だれだって傷ついたことがあって、
そんな状態から抜け出すことができるのは決まってだれかに褒められた時だけなんですよ。
下向いた気持ちが自主的に上を向いてくれるのもだれかに褒められた時だけ。
褒められるには、だれかから感謝されなきゃいけない。感謝されるには自分がなにかを与えなきゃいけない。与えようと努力しても与えることができない時だってあるし、気付いたら勝手になにかを与えている時だってある。
だた笑ってるだけなのに、「なんか元気になりました!」って言われるみたいな。「え?なんかしたっけ?」くらいに思ってる時ほど案外こういったケースは多い。でも、なんだか嬉しい気持ちになるのって不思議ですよね。
褒められることで人は成長するんです。怒ったって人はたいして変わらない。下手すりゃ逆に嫌われるだけ。これは世界における本質です。
褒められると気が上がるので、いつもよりも良いパフォーマンスを発揮することができるようになるんですよ。わかりますよね?叩かれまくったあとにテンション高く過ごせますかって話です。そんなの無理に決まってんじゃないですか。好きな音楽を聴いて気を上げようなんて考えたって、下向きの気持ちはそんなに軽く上を向いてなんてくれない、逆に好きだった音楽でさえ歌詞のひとつひとつが暗い意味に感じてしまったりすることだってあるはずです。
褒められて気が上がってる時は、まさに無双モード。たいしたことじゃへこまないし、元気だって無限に湧いてくる。富士山も余裕で登り切れるんじゃないかってくらい。ま、登れないんでしょうけどね。たとえですよ、たーとーえー。
先日、うちの後輩がお客様にべた褒めされたんです。「安心して飲めるようになったわ!」「安定感あるよな!」「あなたがいればもう店長いらないんじゃない?」って。ちょちょちょ、僕を勝手に辞めさせないでくれって思いましたけど、そのくらいの高評価だということがわかって、後輩はこう言いました。
「さいきんでいちばん嬉しいです!」
と。
僕:「嘘でもいいからそこは、『今まででいちばん嬉しいです!』って返すのがテンプレでしょうがぁぁぁーー!!」
なんて感じた僕は、もう汚れてるんでしょうね、あはは。
その後、後輩は怒涛の勢いで新たなファンを作り続けています。もともとファンを作ることが得意だったことを除いても、スピード感が一撃で上がったと感じています。たとえるなら公道から高速に乗り換えた感じです。もたもたしてたら僕のイスに座られちゃう、さてさて、ちょっとは本気出しますか。
話を聞いてあげるとか、プレゼントを上げるとか、どこかに連れてってあげるとか、人を成長させるためにすべき○○のことみたいな内容が謳われていますけど、結局はどれもこれも「褒める」という行為のパターンのひとつでしかありません。どうでもいい人の話なんてだれだって聞きたくないし、どうでもいい人にプレゼントなんて上げたくないし、どうでもいい人をどっかに連れて行くなんて地獄絵図でしかないんで。
みんなそれぞれ良いところと良くないところがあります。完璧な人間なんていないし、無力な人間もいない。なのに、みんなどうして人の嫌な部分や弱い部分ばかりに目を向けるのですか?
「キミはここが良いところだよね!」と素直に伝えてあげないのですか?
国語の成績が良くて、算数の成績が悪かったら国語のことだけを褒めたらいいんですよ。算数のことをたたく必要なんてないんです。だってしゃあないじゃないですか、その子は算数が苦手なんですから。叩いて伸びるならテストで赤点なんて概念は生まれてない、だって叩けばみんな点数が取れるようになっちゃうんですから。だとしたらテストする意味さえなくなりますよね。
できるできないがあるから美しい。
だったら、できるところは美しい要素の中心にあるもの。
素直に美しいと褒めたらいい。たったそれだけで人は成長するものです。
ってことで、僕のことを褒めちぎってくださる女神を募集します。募集人数は2万人です。奮ってご参加ください。
おわり。
yuki_nicccy
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