魅力的な人やモノって、「イロがたくさん重なっている」

人生哲学的なやーつ

こんばんは(*^-^*)西舘です。

 

 

「魅力」って言葉、なんだかステキな響きですよね。字面もカッコいいし、だれかから言われたら嬉しい気持ちにさせてくれるし、幸せな要素しかない魔法の言葉だと僕は思います。

 

 

魅力的な人。

魅力的なモノ。

魅力的な景色。

 

 

これらに共通していることって何だと思いますか?

 

 

僕は、「イロがたくさん重なっていること」だと考えています。

 

 

「何言ってんすか?どうゆうことっすか?」って感じですよね?笑

 

 

僕は「BAR屋」になって早14年。これまで数えきれないほどのお客様と出会い、数えきれないほどの言葉を交わし合い、数えきれないほど笑い、数えきれないほどメンタルに傷を負い、数えきれないほどハイボールを胃に流して生きてきました笑。

 

 

その中で、ヒトとして「魅力的だな・・」って感じた方がたくさんいます。そして、「どうして魅力的だと僕は感じているんだろう・・」と自問自答してみたんです。

 

 

美男美女だから?

お金持ちだから?

優しいから?

どれもしっくりきません。

 

 

で、ガンガン音楽を聴きながらあてもなく街を歩いて、ボーっと空を見ながらも信号の色を気にしてたら、なんかふとわかった気がしたんです、「魅力的な人やモノって、『イロがたくさん重なってる!!』」って。

 

 

今回はそんな話をダラダラと。魅力的になりたい方に刺さる内容です。では!

 

 

魅力的な人やモノって、「イロがたくさん重なっている」

魅力的な音楽って、

たとえば「バンド」。歌声、ギター、ベース、ドラム、ピアノ、その他さまざまな音色が重なってひとつのハーモニーを奏でています。耳に入ってくるさまざまな音色が複雑に絡み合いながらも、どれもピッタリとずれずにハマっているからこそ美しいし、魅力的なんですよ。

 

 

また、ピアノだけの演奏やギターだけの演奏が魅力的に感じるのも同じで、ドレミファソラシドが複雑に絡み合いながらも、お互いを尊重しつつ顔を立ててるからこそ、美しいし魅力的な音色になるんですよね。

 

 

魅力的な料理って、

たとえば「『マーボー豆腐』や『エビチリ』などの代表的な中華料理たち」。数々の調味料、オイル、だし、ソース、素材。それに加えて鮮度、温度、調理法、盛り付け。これらすべてが重なっているからこそ「めちゃくちゃ美味しい!!」と感じるわけですよ。適当にそのへんにあるもので味付けしたら、きっと魅力的な料理にはならない。お金を払う気にもなれない。さまざまな要素が複雑に絡み合っているからこその旨味みたいなものが生まれてるんです。

 

 

魅力的な景色って、

たとえば「夜景」。暗闇の中に、街の灯り、人の姿、空気の温度、星、月などが重なっているからこそ美しく魅力的なんですよ。理路整然としていない複雑な並びがなんだか芸術的に思えるんです。ただなんもない暗闇を眺めて「きれい!!」って感動する人なんていませんよね?だって、何にも見えないんですから。

 

 

じゃあ、魅力的な人ってどんな人?

 

 

人における「イロがたくさん重なっている」状態。それは「今までどんな人生を過ごしてきたか、今までどんなことを考えながら暮らしてきたか」によります。そして、だれしもが羨むような華やかな人生を歩んできたって、だれしもが同情するような悲壮な人生を歩んできたって、平々凡々だと感じる人生を歩んできたって、イロはたくさん重なっているんです。

 

 

矛盾してますよね、僕の言ってること。わかってます。ま、ちょっとお付き合いください。

 

 

じゃあ、何の違いが魅力的だと思われる要素になるのか。

 

 

結論は、「だれかのためにどれだけ貢献してきたかどうか」です。

 

 

「世のため人のため」なんて言葉がありますけど、これはキレイゴトでもスピリチュアルでもなんでもなくて、まぎれもない事実であり、素晴らしい行いです。

 

 

「イロがたくさん重なっている」のは、だれしもがそうだとしても、だれも気付いていなければ意味ないじゃないですか。知られてないのはないのと一緒なので。どれだけたくさんの人から「ありがとう!」という言葉や気持ちを受け取ってきたかがめちゃくちゃ重要。そして、「ありがとう!」とう言葉や気持ちをたくさん受け取ってきた人は、だれかのために何かをすることが日常になります。意識しなくても自然とだれかのためになる言動が身に付くんです。

 

 

その結果、ファンが増えます。ファンの方は魅力的だと感じる人のことを勝手にだれかに話してくれます。

 

 

「あの人はホントにステキ!」

「あの人はホントに優しい!」

「あの人はホントにかわいい!」

などなどと。

 

 

このゾーンに入ると、無双状態です。だって、だれかのために貢献することが継続出来て、だれかが勝手に「あの人は魅力的ですよ!という話を広めてくれるんですよ?

だれかのために何もしない人、自分のことばかり考えている人はこの世にたくさんいらっしゃいます。つまり、「比較されるだけでもさらにファンが増える流れが生まれる」ってことです。

 

 

 

ちょっとだけ自慢話します笑。

 

 

僕はだれかのために貢献してきたなんてこれっぽっちも思っていません。むしろ、こんなワガママで自由人で、プライベートではよく待ち合わせに遅れるし、レディファーストもおぼつかないし、何か突出した才能もありません。なのに、たくさんの方々か異常なほど褒められます。感謝されます。「ニッシーみたいな人、他にはいない」なんてことも言われます。で、なんでなんだろうって今でもずーっと考えてます。

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ただ、だれかのためになってるかどうかなんて、当人しかわからない。僕が何気なく行ってきたことや過ごしてきた日常の中に、感謝されるようなピースがあったんですよ、きっと。ラッキーなことに。

 

 

で、感謝されると嬉しいです。はい、シンプルにテンション爆上がります。生きててよかったとさえ思います。生きてきた意味だったなとも思います。今まで経験してきたいろんな悲しいことも辛いことも別に引きづらなくなります。

 

 

「ありがとう!」という言葉や気持ちは、どんな点滴よりも、どんなエナジードリンクよりも元気になれて、もっとがんばろって思える最高のお薬です。

 

 

魅力的な人やモノって、「イロがたくさん重なっている」

そして、その重なりをだれかのために生かす。

そこまでできて初めて、魅力的だと言えるのではないでしょうか。

 

 

おわり。

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yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。