お客様から好かれるバーテンダーになるために必要な3つの要素

人気「BAR屋」になるには??

こんにちは(*^-^*)西舘です。

 

 

「バーテンダーになりたい!」とか、「バイトでもいいからやってみたい!」という方へ、業界13年目で、弊社の採用面接も担当している僕から3つだけ大切なことをお伝えします。

 

 

バーテンダーは誰にでもなれる仕事ですが、決して簡単な仕事ではないので。

 

 

ただ、「カクテルを作りたい!」「お酒に詳しくなりたい!」という方はあまりタメにならないかもしれないです。ご了承くださいませ。

 

 

 

 

 

①技術は先輩からしっかり学ぶ

今はyoutubeや本でも技術は学ぶことができますが、諸先輩方から直接指導をしてもらうことが絶対におすすめです。

 

 

なぜなら、初めから自己流で覚えてしまうと間違った変な癖がつきやすいです。そして、諸先輩方と違う方法で仕事をしていると現場で浮いてしまうからです。

 

 

プロである先輩方の技術は基本的に間違いないです。経験に裏打ちされてますから。そしてですね、そのお店では先輩の技術が誰が何と言おうと正解なんです

 

 

世界規模で見て正解とかそういった話じゃなくて、その空間には先輩のやり方に信頼を置いているお客様がいらっしゃってるわけです。

 

 

たとえば、寿司屋で働くことになったとしたら、握り方に関してお店のルールが存在するんです。シャリの大きさ、ネタのサイズ、わさびの量などなど。

 

 

それを、「youtubeでは違うやり方してたんで、俺流でやります!」と言って、俺流の握り方の寿司を出したりしたらお客様は、「あれ?なんか違くない?」ってなりますよね?

 

 

つまり、先輩のやり方以外は浮いてしまう、先輩のやり方はお店のルールだということです。

 

 

そして、先輩に教えを乞うているその姿勢をお客様はよく見ているものです。「素直な子だな」「かわいいな」と感じてもらえます。

 

 

そんなイメージを最初に持ってもらえたら、おいおい成長した時にお客様から、「できるようになったね」「頑張ったな」と言ってもらえます。

 

 

先輩に教えてもらうことは将来の自分のブランディングにも影響を及ぼします。

 

 

②「テンション高く、腰低く」する

「テンション高く」対応することはメリットだらけです。

 

 

まず、お客様は、「娯楽」的要素を抱えてバーに来ています。僕達はその気持ちに乗っかること、つまり、お客様に対して明るく接する必要があるんです。

 

 

それがお客様からの評価に繋がりますし、自分を売ることになります。

 

 

たとえば、好きなアーティストのライブに行った時に、そのアーティストがずっと下を向いて歌ってたり、ずっと無表情で歌ってたら嫌じゃないですか?

(そういうタイプのアーティストもいるんでしょうけどね笑)

 

 

高いチケットを買って、その日に焦点を当てて仕事を頑張ってきたのに、「ちゃんと歌ってよ!」って気持ちになるはずです。

 

 

規模は違えど、僕たちもバーカウンターではアーティストなんです。なので、素敵な対応さえできたらまた来てくれます

 

 

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「腰低く」は、当然の話なんですけどね。ですが、当然のことだからこそちゃんとすればお客様から好かれます

 

 

なんでこんな当たり前なことを書いてるかと言うと、実は上から目線のバーテンダーはベテランの方に結構多いんです。

 

 

「これはこうした方がいいですよ」とか平気で言っちゃう方。ある程度の付き合いがあるのなら理解できますが、初見から「そんなこと言われても・・」って感じじゃないですか?笑

 

 

たとえるなら、頑固おやじのラーメン屋です。「先にスープを飲め!」みたいな。「私は麺から食べたいタイプやねん!」って言いたくもなりますよね?笑

 

 

つまり、腰低くするだけでその瞬間は新人だろうが何だろうがお客様からの最高評価を頂戴できるってことです

 

 

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③「個人」としてお客様と繋がりを持つ

「バー」という空間以外での繋がりを積極的に持っていこうって話です。

 

 

たとえば、

お客様が好きな映画の話をされたら、その映画を観てみる。

美味しいコンビニのスイーツを教えてくれたら、一度食べてみる。

 

 

自分の好きな映画や、好きな食べ物を試してくれて、後日「面白かったです!」「あのスイーツ、めっちゃ美味しいですね!」なんて言われたら嬉しいですよね?

 

 

つまり、自分の時間を割いてお客様の「コア」の部分に積極的に触れていくんです

 

 

 

そうして距離を縮めていったら、もしかしたらSNSのアカウントを教えてくれたり、LINEを交換できたり、「今度飲みに行きましょう!」と言われたりするかも!?

 

 

まとめ

お客様から好かれれば、毎日の仕事が楽しくなっていきます。誰だって自分のことを良く思ってくれてる人と一緒にいたいですよね?仲良しの友達と、気が合わない知り合い、どっちと一緒に居たいですか?って話です。

 

 

結局は、お客様から好かれることは自分の生活、人生に還ってくるんです。まずは基本に忠実な対応にて、信頼を勝ち取っていきましょう。

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yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。