[どうしても?]バーってバーテンダーと会話をしなければいけない場所なのかについて

「バーに行ってみたい!」ってちょっとでも思ったあなたへ

こんばんは(*^-^*)西舘です。

 

 

 

明日は彼女とのデート。いつもは居酒屋に行ってカラオケに行っておうちに帰るのが基本の流れ。でもたまにはちょっとコースを変えたデートもいいかもと思い、あなたは考えました。

 

 

あなた:「よし!ごはんを食べたらバーに行ってみよう!」

 

 

バーでデートなんてめちゃくちゃ大人な感じだし、いつもと違うコースにきっと彼女も喜んでくれるだろうとの予想。ただ、あなたバーに関してひとつの懸念を持っていました。

 

 

あなた:「あ、でもバーってバーテンダーさんと話をする場所なんだよな、イメージ的には。彼女、人見知りだし他の人と話すなんて嫌かな。やっぱふたりだけの空間の方がいいかな・・」

 

 

そう、彼女は人見知り。はじめましてのバーテンダーさんが会話に入ってきてその場を楽しむことが果たしてできるのか、そう考えるとバーに行くことで彼女が喜んでくれるかどうか不安になってしまいました。

 

 

あなた:「さ、どうする!!??明日の自分!!??」

 

 


バーに通っているお客様って「バーテンダーとの会話を楽しんでいる」なんてイメージをお持ちの方はたくさんいるんじゃないかと思います。ですが、彼氏彼女、先輩後輩が人見知りだったりあまり社交的じゃない場合って第三者を交えた会話が成り立つかは正直不安でしょうし空気が悪くなる可能性だってありますよね。

 

 

ということで今回は現役バーテンダーであり、無類の早口王子であります僕が、「バーってバーテンダーと会話をしなければいけない場所なのか」についてお話させていただきます。バーテンダーとの会話は強制なのか!?避けられないのか!?バーの現実を知っていただく機会となれば幸いです。では!

 

 

[どうしても?]バーってバーテンダーと会話をしなければいけない場所なのかについて

結論から申しますと、「別に会話をする必要なんてない」です。

 

 

あなた:「ほんとですか!?だったら彼女と一緒に行っても大丈夫ですね!」

 

 

はい、ぜひ話す気なしでお気軽にお越しくださいという感じです。もちろん商品を提供する際に多少の会話が挟まることは当然あります。ですがそのあとはバーという空間をお客様に楽しんでいただくことをバーテンダーは考えていますので必要以上に会話を続けたりはしませんからご安心ください。特にカップルでいらっしゃったお客様の雰囲気にはアンテナを敏感に張っています。ふたりで楽しい夜を過ごしに来ているのか、はたまたバーテンダーを交えて盛り上がりに来ているのか、それはなんとなくふたりの雰囲気でわかるものです。

 

 

それでも「とか言って会話する流れに持っていくんでしょ?」と疑ってかかる方はテーブル席に座りましょう。居酒屋さんと違ってバーテンダーはお客様に気軽に声を掛ける習慣があるので少しはバーテンダーから話しかけられることもあるでしょうけど、ずっとそこのテーブルに張り付いて絡もうとするバーテンダーなんてまずいないんで笑。ふたりの時間をゆっくりと楽しんでください。

 

 

あなた:「テーブルの席はたしかにバーテンダーさんと会話をする機会は少ないですよね!じゃあカウンター席しか空いてなかった場合はどうなんでしょうか?」

 

 

カウンター席しか空いていなかった場合、最初のドリンクを飲んでいる時にバーテンダーから話しかけられることが多いとは思います。「初めてですか?」とか「何軒目ですか?」とか「このカクテルがお好きなんですか?」とか。ま、これはバーテンダー側からすればバーなりの”おもてなし”(ただ提供してお会計をもらってバイバイする店じゃないよ、もっとあなたと仲良くなりたいですよみたいな意思表示)なのでちょっとだけお付き合いくださればといった具合です。ですがこのような会話がずっと続くことはないです。なぜならバーテンダーはカップルのお客様に関しては途中からあまりふたりの空間を邪魔しにいかない、つまり「放置するから」です。

 

 

ではなぜバーテンダーは途中からカップルのお客様を放置するのか。理由なんひとつですよ、シンプルにバーテンダーがお客様にとって邪魔だからです。もしずっとガツガツ話しかけてくるバーテンダーがいたらお客様からすれば「今ふたりで楽しんでるんだから入ってくんなよ!」って思いますよね?そのくらいバーテンダーだってわかります、子供じゃないんで笑。もしガツガツ話しかけてくるタイプのバーテンダーに遭遇した場合は、そのバーテンダーがお笑い芸人並みに面白かった場合を除き(面白かったらその時は会話してもいいかなって気が変わるかもしれませんので笑)二度と行かなくていいと思います。ま、言われなくても行かないでしょうけど。

 

 

ちなみに、「僕たちの会話ってバーテンダーさんに全部筒抜けだよね?それ嫌だよね!」と思っている方は以下の記事をぜひどうぞ。

関連記事:「バーテンダーはお客様同士の会話をどれくらい聞いてるもの?」という質問に答えてみます

 

 

まとめ

[どうしても?]バーってバーテンダーと会話をしなければいけない場所なのかについてお話させていただきました。

 

 

「別に会話をする必要なんてない」です。少しも会話に興味がないという方はテーブル席に座ってゆったりと過ごしましょう。ま、カウンター席でもご安心ください。あまり会話をしたくないと考えているお客様は最初のタッチでなんとなく見分ることができるのがバーテンダーです。あまり心配なさらずにバーの扉を開いてみてはいかがでしょうか。

 

 

※ちなみにバーテンダーと話すことに関して「スマホ」をネタにしたお話もしています。

関連記事:バーでずっとスマホをいじるお客様はどういう印象を持たれるかについて

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yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。