こんばんは(*^-^*)西舘です。
友人が「行きつけのバーがあるから一緒に行こ!」と誘ってきたのでそのバーに行くことにしたあなた。
でも、あなたはカクテルがめちゃくちゃ苦手。
友人:「ここの苺のカクテルがすごく美味しいの!」
あなた:「へぇーそうなんだ」
友人:「せっかくだから飲んでみてよ!」
あなた:「えー」
友人:「いいからいいから」
あなた:「・・・」
友人のカクテル推しがあまりに強すぎて困ってしまったあなた。
あなた:(「カクテルは苦手なの!!どうしたらいいのー!!??」)
ってことでですね、今回は現役BAR屋で、カクテルは毎日作っているけど滅多にバーでは飲まない僕が「バーに連れて来てもらったけどカクテルなんて飲みたくない時はどうしたらいい?」かについてお話させていただきます。
「バー=カクテル」という方程式は存在するのか。
「バーの売りはカクテル」みたいな空気は実際にあるのか。
詳しくお話しますね。では!
バーに連れて来てもらったけどカクテルなんて飲みたくない時はどうしたらいい?
結論から言いますと、「別にカクテルを飲む必要なんてないんで、好きなものを飲めばいい」です。
友人:「えー??せっかく美味しいカクテルがあるのにもったいないよ!」
友人のお気持ちは十二分に察します。が。バーに限らずですけど、酒場の本質的な存在価値って「楽しく過ごすこと」です。好きなものを好きなように好きなだけ飲む。これ、基本中の基本です。なので、本当にカクテルが苦手なのであればビールでも梅酒でもレモンサワーでもいいので好きなものをオーダーして楽しんでください。
あなた:「え?ずっとビールでもいいんですか?」
もちろんです。そういうお客様は実際にたくさんいます。
たとえば、焼き肉屋さんに行ってそこのオススメがカルビだったとします。でも、脂身の多いお肉が苦手だったら別にずっと塩ホルモンを食べたって問題ないですよね?「必ずカルビを食べてください!」なんてルールを設けている焼き肉屋さんなんて見たことありますか?(もしあったら教えてください。オーナーさんと話がしたいです)
ラーメン屋さんだって一緒です。「ここでしか食べられない味噌ラーメン」が売りだとしても、塩ラーメンが好きだったら塩ラーメンを食べればいいじゃないですか?「え?せっかくなら味噌にしなよ!」と言ってくる人もたくさんいるでしょうけど、好きじゃなかったり気が乗らないのであれば食べる価値なんてないんですよ。むしろラーメン屋さんに失礼です。
話を戻します。「バー=カクテル」みたいな方程式が世間様の頭の中にはイメージとしてあると思うんですけど、それってあくまでイメージでしかなくて、なんならそのイメージを持っている人の中で実際にバーに行ったことがある人って結構少ないんじゃないかなって思います。
たしかにカクテルを推しているバーがほとんどです。旬のフルーツを使ったカクテルやオリジナルの創作カクテルなどは美味しいし見た目も華やかでいかにもバーって感じはします。
ですが、それは「バーだからこそこんなカクテルも作れますよ!」ってだけで、別に「絶対に飲んでください!」だなんてバーテンダーは思っちゃいないんです。逆に嫌々カクテルをオーダーされるくらいならずっとお客様にビールや梅酒を注ぎ続けたいですし、ずっとレモンを絞ってサワーにしていたいくらいです。
ま、先輩に勧められたら断わりづらくて無理矢理飲むこととかもあるでしょう。先輩との関係性を構築するという点においては仕方ないなって感じだとは思うんですけど、それは酒場の本質からは逸れます。もし好きなものをオーダーしても問題ない関係性の人と一緒にバーに来た時は素直に自分が飲みたいものだけをオーダーすればいいと思います。変に気を遣って好きじゃないカクテルを飲み続けたらそれはそれで大惨事になる可能性もありますので。具合が悪くなり、トイレにこもってしまうみたいな。そんなお客様を数多く僕は見てきました。好きなものじゃないとおいおい負債を背負うのは誰でもなく本人です。
まとめ
バーに連れて来てもらったけどカクテルなんて飲みたくない時はどうしたらいいかについてお話させていただきました。
「別にカクテルを飲む必要なんてないんで、好きなものを飲めばいい」
バーにはカクテル以外にも美味しいお酒やジュースがたくさんあります。ビール、梅酒、ウイスキー、ワイン、サワー系などなど。あくまでカクテルが主要商品なだけなので、自分に素直になって気を遣わずに好きなものをオーダーしてください。
ちなみに僕はバーに行ったらいつもハイボールばっかり飲んでますよ笑。
yuki_nicccy
最新記事 by yuki_nicccy (全て見る)
- [いいよね?] 勝手にバーテンダーを動画で撮影してもいい?? - 2024年6月4日
- 「バーテンダーを辞めたい!!」と思ったことはあるのかについて - 2024年5月18日
- 自分を変えたいなら、黙って人の話に耳を傾けろ - 2024年4月30日