誰かの心の中にずっと残り続ける人になるために忘れられない努力をしていきましょうよって話

Woman showing picture in front with friends partying in background. Group photo of party people.
人生哲学的なやーつ

こんばんは(*^-^*)西舘です。

 

 

あなたはいったいどのくらいの人の心の中に今現在居続けられていると思いますか?

 

 

ちょっと難しい質問ではあると思うんですけどね。

 

 

この答えを僕は自信満々に答えることができます。せっかくなので僕がこの質問をされた時にどう答えるか。

 

 

僕の答えはこうです。

 

 

「ほとんどいない」

 

 

「え?わたし友達たくさんいるよ!」

「僕はLINEの友達めっちゃいるけど!」

 

 

はい。単純に羨ましいです笑。ですが自分が思うほど自分が誰かの心の中にずっと居続けている確率は非常に低い。

 

 

だから、僕たちは誰かのために何かをする必要がありますよって話です。なんとなく過ごして、なんとなく遊んで、なんとなく連絡を取っている程度じゃ本当の意味での深い関係になっているかどうかなんてわからないので。では!

 

 

誰かの心の中にずっと残り続ける人になるために忘れられない努力をしていきましょうよって話

これ、サービス業であるBAR屋をやってきて死ぬほど痛感してきたことなんですよ。

 

 

思ったよりも自分の存在なんて誰かの中にはいない。

※そんなことを考えさせられた経験談は以下記事にて。

関連記事:お店を移籍してわかった現実②「自分なんてまだまだ人気なかった」

 

 

ここでひとつ質問をさせていただきます。

 

 

あなたがもし今日急に予定が何もない日を手に入れたとします。ですが、以下ののルールが設けられました。

 

・自宅でひとりで過ごしてはいけません

・誰かと外で会わなければいけません

・一か月以内に会った知人友人には会ってはいけない

 

この状況であなたはいったい何人の知り合いが誘う候補に出てきますか?

 

 

パッと浮かぶ人はもちろんいるでしょう。でも、パッと浮かぶ人って仲良しな人じゃないですか?日頃からよく絡みのある、ないしは最近はなかなか会えてないけど昔はよく遊んでいた人とか。

 

 

で、こういった人に選ばれる可能性ってめちゃくちゃ少数なんですよ。月31日しかないこの世の中で濃い付き合いができている人なんてほんの一握り。その一握りの方々に選ばれるのは当然なんです。

 

 

大切なことは、その当然選ばれるであろう方々以外の人の心の中に自分がどれだけ残り続けることができているかどうか。

 

 

例として、先日あった話をひとつ。

 

 

僕がBAR屋を始めた時の直属の先輩がいるんですけど、その先輩から一通のLINEが来ました。

 

 

「きょう出勤?」

 

 

 

僕は出勤だったのですが、早上がりの日だったので「20時までしかいないですー!」って返しました。先輩は「じゃあ早い時間に行くね!」との返してくれました。

 

 

その後二転三転して、僕は18時過ぎに仕事を終えることができ、カウンターでその先輩を待っていました。「早く上がったのでどっかいきますか?」というLINEをしたのにずっと返ってこなかったから笑。

 

 

LINEを見ていなかった先輩はお店に来たら僕がカウンターに座ってるのを見て、「え?もう上がったの?」って訊いてきました。「はい!どうしますか?てかこの後予定ありますか?」と僕が訊くと、「いや、ないよ!」と言いました。

 

 

で、今日の経緯を伺ったんですけど、先輩はこう答えたんです。

 

 

「急に休みになったから街に出ようと思って友達に連絡したんだけど、全員予定が合わなくて断られちゃって!」

 

 

僕が言いたいこと、わかりますか?

 

 

先輩はお友達が全滅した結果、「じゃあ今日は西舘のとこにでも行こうかな!」と思ってくれて連絡をくれたんです。つまり、先輩の休日の過ごし方の選択肢の一番後方に僕は残っていたってことです。

 

 

最優先な人じゃなくて良いんです。

いつも親近感を持たれていなくても良いんです。

何か大切な局面だったり、空いた時間だったりにふと思い出してもらえる、そんな人であればこのような機会ってときたま生まれます。

 

 

で、そのためには細くても周りの人間との関係を維持するための努力をしていく必要があります。何もしなければ確実に忘れられますからね。多くのクラスメイトのように。

 

 

今だったらSNSがあるので、イイネのひとつするだけで随分な印象が残ります。見てスルーする人の方が圧倒的に多いですから。

 

 

ちなみに僕はお客様に年に3回ほど直筆で季節のお手紙を書かせていただいています。割引クーポンも今月のフェアー内容も一切書かない、本当に「お元気ですか?」という気持ちだけを書いたお手紙を。忘れられないために、そして単なるスタッフとお客様という関係で終わらせないために。

 

 

人間はどんなに楽しかったことだって悲しかったことだってすべてを覚えておくことなんてできないんです。一番と二番くらいしか厳密には思い出せない、それ以下の順位の記憶は何かしらの機会がないと思い出したりしません。

 

 

人間関係も一緒です。最新の人間関係が一番思い出しやすくて、昔の話になればなるほどきっかけがないと思い出すことがない、そうしているうちに忘れてしますんです。

 

 

たとえば、小学生の頃に大好きだった歌がありますよね。10年、20年たった今でもフルコーラス完璧に歌いきれますか?イントロを聴いたら思い出すかもしれないですけど当時のように流暢には歌えないはずです。なんならほぼほぼ忘れてる場合だってあるはずです。

 

 

どんなに好きなものでも、どんなに大切にしてるものでも時間が空くと記憶からは薄れていくんです。

 

 

なので、誰かの心の中に自分が残るってことはとても光栄な話なんです。感謝しなければいけないですね。

 

 

で、そのためにできることって結構あります。探してみましょう。そして見つかったらぜひ実践してみてください。きっといいことがあります。

 

 

おわり。

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yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。