毎日頑張ってインスタ更新してたらラジオに出演できたって話

Beautiful young woman with clipboard hosting show live on radio station, sitting in front of sounds mixed console and microphone
「BAR屋」という仕事の魅力

こんばんは(*^-^*)西舘です。

 

 

僕は2019年3月に地元のラジオ番組に生出演させていただきました。きっかけはラジオのパーソナリティーさんが僕が働いているバーのinstagramの投稿を見てくださっていたこと。

 

 

ま、つまり何かを頑張って続けていたら誰かは見ててくれるんだなーって思ったって話です。では!

 

 

毎日頑張ってインスタ更新してたらラジオに出演できたって話

2018年、僕は働いているバーのカクテル写真をひたすら撮り続けて毎日instagramに投稿しまくってたんですよね。

 

 

きっかけはさまざまな「インフルエンサー」と呼ばれる人たちの本を読んだり、youtubeに挙がっている動画を見漁っていたら、「あ、時代はもうネット社会なんだ!だったら試しに一生懸命続けて更新したら何か現状に変化が起こるんじゃない!?」って単純に感じたからです。

 

 

そして、自分の周りを見渡してみた時にネット上で何かしらの影響力を持っている人が一人もいなかった。

 

 

僕:「お!これ、チャンスじゃん!」

 

 

そう思った僕はさっそくなんとなーく気が向いた時にだけ更新していたinstagramを毎日更新することを決めました。

 

 

最初は無料のフォローツールを使って200人くらいのアカウントにフォローしてもらってただけだったので大したリアクションもなくて、「やっぱ簡単じゃないよなーでもとりあえず続けることが大切だ!」と自分に言い聞かせて更新を続けていきました。

 

 

カクテルのネタが浮かばない日なんてしょっちゅう。

二日酔いでぜんぜんやる気が出ない日もしょっちゅう。

 

 

でも、自分の中で決めたことだったんで更新できない日なんて作ったら一撃でやらなくなる。そのことを知っていた僕はクオリティーを最低限保つこと(ちゃんとレフで写真を撮って、アプリで正方形加工して、簡単でも説明書きを記載すること)だけを条件に毎日を過ごしていました。

 

 


とある週末の夜。一人の女性がinstagramの投稿ページを見せてきて後輩にこう伝えました。

 

 

女性:「あの、instagramを見て来たんですけど、これって作れますか?」

 

 

 

後輩はキッチンで作業していた僕に「これって作れますか?」と聞いてきたので僕は「あ、大丈夫よ!」と一言だけ告げてカウンターに座っていた女性のお客様のところへご挨拶に行きました。

 

 

僕:「いらっしゃいませ!insttagram見てくださったんですか!?ありがとうございます!ただいまからお作りしますね!」

女性:「ありがとうございます!」

 

 

オーダーをいただいたカクテルはティーパックをグラスの中にそのまま沈めるスタイルの紅茶スタイル。普段から紅茶を用意しているわけじゃないのでお湯を沸かして煮出して冷やす。その間約5分。

 

 

そしていざ作成工程に入りました。ちなみに投稿しているカクテルのレシピは僕しか知らないものも多いので基本的には僕がすべて作成しています。てか僕でさえレシピを覚えていないこともよくあります。(←こういうとこ良くない笑)

 

 

 

↑これがinstagramに投稿したカクテル写真。

 

 

 

 

僕:「大変お待たせしました!写真とちょっと違うんですけど今日はこんな感じに仕上げてみました!どうぞ!」

 

女性:「ありがとうございます!こんなカクテル見たことないです!いただきます!」

 

 

女性は自分のスマホで一枚写真を撮ってからカクテルに口をつけました。気に入っていただけたようでとりあえず一安心の僕。そしてなんだかんだ更新を続けてきて良かったなって心から感じた瞬間でもありました。

 

 


女性がお来店されてから一週間後の金曜日。僕が働いているバーに一本の電話が来ました。

 

 

相手:「もしもし!突然のお電話申し訳ございません!私、先日お店にお邪魔させていただいたものなのですが、店長さんはいらっしゃいますでしょうか?」

 

僕:「はい!店長は僕ですが・・・」

 

相手:「あ、店長さんでしたか!あの、先週instagramの写真のカクテルをオーダーさせていただいたんですけど覚えていらっしゃいますか?」

 

僕:「あ!はい!紅茶のカクテルを頼まれた方ですよね!?」

 

相手:「はい!そうです!覚えていただいていて良かったです!」

 

僕:「いえいえ!嬉しかったです!毎日更新していた甲斐がありました!」

 

相手:「こちらこそとても素敵なお店で良かったです!で、ちょっとご相談があるんですけど今大丈夫ですか?」

 

僕:「相談ですか?」

 

 

相談?え?何事?なんかした?美味しくなかった?金額間違ってた?

 

 

なんてあれこれ一瞬で想像できることのほぼすべてが頭をよぎりました。

 

 

でも、そんな心配は必要ありませんでした。

 

 

女性:「私、実はFMラジオのパーソナリティーをしていましてですね、もし良かったらなんですけどラジオに出演していただけないかなと思いまして!」

 

僕:「ら、ら、ラジオですか!?」

 

 

まさかのラジオ出演の依頼にびっくりしすぎて変な声になりました笑。でもこんな嬉しいことはなかったです。昔のラジオっ子の血が騒いだんでしょうね。

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電話で日程を決め、その日の簡単な段取りの説明を受け、「よろしくお願いいたします!」とご挨拶をして電話の切るボタンを押しました。

 

 


ラジオ出演当日。

 

 

パーソナリティーの女性と一緒に二人の機材担当の方がいらっしゃいました。

 

 

僕:「ホントに出るんだ、ラジオ・・・てか、意外と機材って小さいんだな」

 

 

機材に目がいくあたり、ぜんぜん気持ち的に緊張したりもせずに余裕な感じだった風ですがそんなことは全くなくて、ただただ生放送にビビりまくってました。失言したらどうしようとかね。(失言なんてするほど自分が話す尺なんてないのに笑)

 

 

出演時間は約5分。パーソナリティーさんの質問に答えていくだけだったのでさほど頭を使うこともなく(リハもしましたし)流暢に話せるだろうと高をくくっていました。

 

 

そして本番を迎えます。

 

 

女性:「はい!本日は素敵なバーに来ています!店長さん、よろしくお願いいたします!」

 

僕:「よろしくお願いします!」

 

 

はい。冒頭からすでに緊張してました。声が上ずりそうなのを必死で隠しました。リハで話したことも全部忘れそうになりました。てか一瞬で忘れました笑。

 

 

カクテルの話や僕がバーで働き始めたきっかけなんかが話題の中心だったんですけど、まあ緊張しすぎてていつもに増して早口だった気がします。

(放送終了後に昔の同僚からLINEが来て、「今ラジオ出てましたよね?なんかあの早口な感じが懐かしかったです笑!」って言われました笑)

 

 

 


約5分の出演が終わり、パーソナリティーさんと写真をパシャリ。

 

 

緊張がほどけて満面の笑みね自分笑。

 

 

何か一つでも続けていれば誰かがそれに気付いてリアクションをしてくれる。

 

 

このラジオ出演から少し考えてみたんです。そしたら、今までを振り返った時に起こってきたことすべては自分の何かしらの言動が手繰り寄せて来たんじゃないかなって思えます。

 

 

おわり。

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yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。