常連様がご懐妊されたら安産祈願を渡すBAR屋ですって話

Amulet
nicccyの「BAR屋」論

こんばんは(*^-^*)西舘です。

 

 

バーで働いていると常連様から「結婚することになりました!」なんて嬉しい報告が届くことがよくあります。男性のお客様からも女性のお客様からも。

 

 

で、女性のお客様からは「子供ができました!」って報告もよく聞きます。

 

 

そんな時にBAR屋である僕にできることって何かなって考えたことがあったんです。恩返しになること何かないかなーって。

 

 

お金を包むのがもちろん一番シンプルでいいのかもしれないですけど、どうも味気ないしきっと受け取ってもらえない。お酒をプレゼントしてもしばらくは飲めない。生活用品が助かるなんて話もよく聞きますが家まで届けるのもなんかなーって感じ。

 

 

ってことで、あれこれ頭を使っていた時にひとりで神社に参拝をしに行ったんです。(僕は頭がすっきりしない時ひとりで神社に行く習慣がありましてですね。なんか境内の前に立つと落ち着くんで笑)

 

 

で、神社ってお守りが販売されてるじゃないですか。別に何も買う気なんてなかったんですけどたまにしか来ないのでどんなお守りがあるのかひと通り見て回ったんです。

 

 

そこで見つけたものが「安産祈願」なるお守り。

 

 

「これだ!」

 

 

って感じて即購入。次にそのお客様がいらっしゃった時に渡そうと思ってずっとカバンに忍ばせます。

(妊婦さんなのであまりバーの環境はよろしくないんですけど、お腹がおっきくなったらしばらく来れないって理由で営業開始直後くらいに顔を出してくれる日があるんです。渡すタイミングはそこ。あ、もちろんノンアルコールドリンクしか提供しませんよ笑)

 

 

BAR屋として、そして大切な仲間として、相手が気を遣わずに受け取れるもの。

親戚友人、職場の先輩後輩からなかなか貰わないもの。

シンプルに気持ちが伝わるもの。

 

 

これら3つの要素を網羅しているものが「安産祈願」なるお守りなんじゃないかなって思います。

 

 

※無事にお子様が生まれたらわざわざ僕が働いているバーまでご丁寧にお子様の顔を見せに来てくれます。めっちゃ嬉しいんですよね、この時。親戚にでもなったかのような気分です。

関連記事:BAR屋を続けているとお客様から親戚のように思われますよって話

 

 

そして、いつも僕はまだ言葉の通じないお子様に一言だけ小さな声でメッセージを送っています。

 

 

「20年経ったら遊びにおいでね!」

って。

 

 

イケメン発言?それともただのナルシスト?笑

 

 

おわり。

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yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。