こんばんは(*^-^*)西舘です。
「私のイメージで!」
「私に似合うカクテル!」
というオーダーをいただいた時に僕はたった一つのことだけを考えています。
「たった一つだけ!?」
はい、たった一つです。
「私のイメージで!」「私に似合うカクテル!」というオーダーが入った時に僕が考えているたった一つのこと
僕が「私のイメージで!」「私に似合うカクテル!」とオーダーされた時に考えていることは、
「どれだけ派手なカクテルにできるか」だけです。
「え?味は?」
「ビジュアルだけしか考えてないってこと?」
味はもちろん考えてますよ。でも、「私のイメージで!」「私に似合うカクテル!」というキーワードだけじゃ味の好みなんて正直わからないですよね?だったら「どれだけ派手なカクテルにできるか」、つまり、「インパクト勝負で行くしかないな!」と振り切って考えています。
関連記事:「私のイメージで!」「私に似合うカクテル!」というオーダーはあり?なし?
具体的には、「グラス」「色」「デコレーション」を駆使してできる限り派手に仕上げます。もちろん、男性、女性によって使い分けはしています。男性はロックグラスにモノトーンな色のカクテルを注ぎ、女性はワイングラスに華やかな色のカクテルを注ぎます。
お客様自身に好きなカクテルやウイスキーがあればそれをオーダーしてるはずです。「私のイメージで!」「私に似合うカクテル!」とオーダーしているってことは、特にお決まりの飲み物がないor面白がっているかなんです。
僕は後者の「面白がっている」という方向に振り切って作ると決めています。だったら「面白いカクテル作ってやるよ!」って感じです。
「面白いカクテルって何ですか?」
って話なんですけど、面白いに傾斜しすぎたら変なカクテルができてしまうので、あくまでしっかりとした技術と調合が前提にある状態で考えてはいます。
たとえば、「醤油を使ったカクテルです!」って提供したら、「え!?醤油!?」というリアクションはしてもらえると思うんですけど、絶対的にしょっぱくて美味しくないんです。
(ちなみに醤油を使ったカクテルは以前に模索したのですが断念しました。お美味しく作れません。だって何と混ぜてもしょっぱくなるんですよ笑)
まとめ
「私のイメージで!」
「私に似合うカクテル!」
というオーダーに対しては、自分の実力を魅せる絶好の機会と捉えて取り組むべきでしょう。
特に縛りがない、つまり自由に作ることができるわけです。もともとバーテンダーを始めるきっかけが「オリジナルでカクテルを作れるようになりたい!」だった人も多くいる事でしょう。
お客様はエンタメの一環として、僕たちバーテンダーは自己アピールができる場として各々楽しみましょう。
yuki_nicccy
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