こんにちは(*^-^*)西舘です。
「バーテンさんって何種類くらいカクテル作れるんですか?」
とよく聞かれるので、今回は答えますね。
結論から言いますと、無数に作れます。
てか、数えたことないです笑。
でも、これじゃ回答になってないので笑、「カクテル」という商品にはパターンが3つあり、これが「無数に作れる」ロジックなのでそこについて説明します。
①スタンダードカクテル
②オリジナルカクテル
③スタンダード×オリジナルの融合カクテル
①スタンダードカクテル
まずは、スタンダードなものはレシピを学べば作ることができます。
たとえば、ジントニックだとか、カシスオレンジだとか。
僕はバーテンダーを夢見ていた頃、一冊の参考書を出勤時と帰宅時にひたすら眺めてました。そして、バーテンダー駆け出しの頃はお店のレシピを勉強しました。その後、別の参考書を買ってそこに載っているレシピを覚えていきました。計3冊ですね。
(他にも見てましたが、1冊に決め打ちして覚えれば十分だと思います。だいたい載ってるカクテルは一緒なので)
これだけでも、100種類以上は作ることができるようになりました。
(というか、たとえば「カシス」のリキュールを知るだけでも10種類は作れます。カシスオレンジ、カシスソーダ、カシスミルク・・・つまり、ひとつのお酒を何かで割れば完成するカクテル群です)
②オリジナルカクテル
自分独自のレシピです。
ある程度のお酒の知識が必要になりますが、ひとつずつ特徴や味を把握することで沢山の種類を作ることが可能です。
僕のお店の月別フェアーカクテルのレシピはすべてオリジナルレシピです。今まで少なくても100種類以上のレシピを考案してきました。
(実際はもっと作ってます。お客様のご要望があればその都度考えてご提供してるので)
③スタンダード×オリジナルの融合カクテル
オリジナルカクテルの延長線上にあるものですが、スタンダードカクテルに少しだけ自分の色を加えてオリジナリティーを出したカクテルです。
たとえば、僕はジントニックにレモンのシロップをスプーン1杯入れて柑橘フレーヴァーを強めたりします。ビールに2種類のジュースを入れたりもしますね。一撃で飲みやすくなってビールが苦手な方でも飲めるようになります。
ファストフード店だったら、餃子の餡にキムチを混ぜたり、牛丼にチーズをかけたりしますよね?
つまり、既に完成されている商品に細工をする感じです。
なので、スタンダードカクテルを100種類作れるとしたら、そこから派生させればその倍の200種類は簡単に作れます。
まとめ
「バーテンさんって何種類のカクテルを作れるの?」に対する答えは「無数」です。
ただ、「無数です!」なんて言えるようになるためには、それ相応の経験と知識が必要であるということだけは強く言いたいです。明日明後日で作れるようになることはないですし、ましてはお客様から代金をいただいてご提供できるレベルに達するには時間がかかります。
毎日1種類ずつでも覚えていけば、3ヵ月で100種類、その上でオリジナルや融合をすればその倍は作れるようになりますので。
yuki_nicccy
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