バーテンダーになることを認めてくれた母が僕に要求してきたたったひとつの約束事

promise concept word on a blackboard background
nicccyの過去について

こんばんは(*^-^*)西舘です。

 

 

僕が「バーテンダーになる!」と両親に告げた時、母は「は?」みたいな顔をしました。そのあと、「大学まで行ってなんでバーテンダーなの?」と僕に理由を問うてきました。

 

 

そりゃあそうですよね。僕が俗にいう一般企業に入社して、結婚して、子供を授かって祖母になることが母の最大の夢だったんでしょうから。

 

 

それでも譲れなかったんです、僕。興味もない場所で働きたくなかったし、自由な髪型ができない企業なんてありえなかったので。

(厨二病だったんですよね、当時笑。結果功を奏しましたが)

関連記事:やりたいことがあるならやらないと年を取ってから後悔するって話

 

 

時は流れ、約2年のアルバイトバーテンダーを経て、遂に正社員として採用が決まった時、母はたった一つだけ僕に対して約束事を設けました。「守れるならやってもいいよ」と言ってくれたので、僕は厳しめの約束でしたが忠実に守ることを決意しました。

 

 

バーテンダーになることを認めてくれた母が僕に要求してきたたったひとつの約束事

どんな約束事かと言いますと、

 

 

「家に月10万円入れなさい」

という約束です。

 

 

「月10万!?」

 

 

なかなかな言い分だなと正直思いましたが、背に腹は代えられなかったので了承しました。

(実際、当時は実家暮らしだったので僕にはお金を母に渡す義務がありました。にしても「10万円か・・」と心底思ってましたけどね笑)

 

 

多分ですけど、母はこの条件は飲めないから諦めると思ったんでしょうね。申し訳ない、変に根性ある息子になってしまって。

 

 

おかげで、社会人になったって言うのに全然羽振りが良くならずにお客様のすねをかじりまくる生活を過ごしました。

関連記事:バーテンダーになってオフの日に初めて連れて行ってもらったレストランの話

      僕が今までお客様からご馳走していただいてきた金額を考えてみた

 

 

でも、今思えばとても素敵な約束事だったと感じます。もし自由に使えるお金が沢山あったら今の自分は形成されてなかったので。お金がない中で仕事を、しいては人生を楽しむ術が身に付いた気がします。

The following two tabs change content below.

yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。