こんばんは(*^-^*)西舘です。
若者の女性を中心に人気のあるカクテルに「カルーアミルク」というものがあります。
「カルーア」というリキュールを牛乳で割るだけのシンプルなカクテルなのですが、それがまるでコーヒー牛乳を飲んでいるかのような軽やかな味で美味しいんです。
で、今回はこの人気カクテル「カルーアミルク」の材料となっている「カルーア」というお酒が一体どのように作られているのかについて、現役BAR屋の僕がカクテル初心者の方にもわかりやすいように簡潔に説明をしていきます。
難しい説明は一切なしにしておりますのでもし日頃「カルーアミルク」を口にしている方がいらっしゃったら一読していただけたらと思います。では!
[3分だけで理解できる!]「カルーアミルク」に使われている”カルーア”ってどうやって作ってるの?
~「カルーア」ってお酒の一行説明~
まずは「カルーア」を一言で説明しますね。
「カルーア」とは、コーヒーの味がする甘めのメキシコ産リキュールのこと
です。
ま、イメージ通りですかね。牛乳で割るとまるでコーヒー牛乳を飲んでいるような感覚になりますから。
次から少しだけ掘り下げて製造方法について触れていきます。
※「リキュール」って何ですか?と疑問を持たれた方は以下の記事をどうぞ。
関連記事:カクテルのレシピに出てくる「リキュール」って一体何?
①コーヒー&サトウキビのお酒の製造
「カルーア」はコーヒーとサトウキビを原料とした蒸留酒を混ぜて作られています。
※「蒸留酒って何ですか?」という方は以下の記事をどうぞ。あ、「蒸留酒」は英語で「スピリッツ」って呼びます。
関連記事:カクテルのレシピに出てくる「スピリッツ」って一体何?
関連記事:「蒸留酒」ができるまでの工程をたった2行にまとめてみました
コーヒーはみなさまが日頃見かけたり口にしているあの「コーヒー」です。で、カルーアの作成に使用されるコーヒー豆は収穫後に乾燥させて外側の皮をきれいに取り除いたり、その豆を半年間寝かせたりしてできでいます。人の手がたくさんかかっているんです。
で、最終的に水と合わせてカルーアの味を最大限に発揮させるような素晴らしいコーヒーを作ります。
同時進行でサトウキビの蒸留酒も製造していきます。
↑サトウキビ。植物の一種です。森山良子さんの「さとうきび畑」という歌はこれが作られている畑がモチーフとなっています。
これを絞ったら汁が出るんですけど、その汁を煮詰めて砂糖を作ります。で、その砂糖ができる際にできる「モラセス」という糖があるんですけど(詳しく知らなくてもいいです笑)それに酵母菌と水を混ぜて発酵させてアルコールにします。そのアルコールを蒸留して樽で寝かせたらサトウキビの蒸留酒は完成です。
「さ、混ぜますか!」
②コーヒー&サトウキビのお酒を混ぜる→熟成&瓶詰め
出来上がった2つの液体を混ぜます。この時にカルーアの風味に必要なバニラとカラメルを加え、8週間寝かせます。
その後、ろ過作業をしたら瓶に詰めて完成です。
以上!
「あら、意外とシンプルね!」
まとめ
「”カルーアミルク”に使われている”カルーア”ってどうやって作ってるの?」ということで、簡潔に3分で理解できるように説明をさせていただきました。
以上です。細かい説明は省きましたがこれだけで「カルーア」について質問をされても答えることができるようになれます。
あ、せっかくなのでこんな記事も作ってみました。
関連記事:「カルーア」を使った美味しいカクテルはたったの2つしかない!?
少しだけ余談を。
日頃馴染みのあるお酒にはそれなりの手間暇がかかっています。その背景を知ることでよりお酒を美味しく飲むことができるようになったりしますよ。
たとえば、生産者様の声が書かれている野菜はなんか美味しく感じたりしますよね?(実際に美味しいんですけどね)
製作者のストーリーっていうのは味に影響を与える大切な要素です。興味のあるお酒については少しだけ掘り下げて調べてみたら面白いと思います。
おわり。
yuki_nicccy
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