こんばんは(*^-^*)西舘です。
自分の誕生日は盛大にお祝いしてもらいたいものですよね。年に一度の記念日。主役になれる日。友達からのLINE、プレゼント、嬉しいですよね。
でですね、「BAR屋」という仕事をしていると誕生日は派手にお祝いしてもらえたりします。僕も過去さまざまな経験をさせていただいたり、たくさんのプレゼントをいただいてきました。ホステスさんでもホストさんでもないのにこんな恩恵を受けることになるなんて「BAR屋」になるまで知らなかったので今振り返ればなんてありがたいことなんだろうと感慨深くなります。
てことで、「BAR屋」の誕生日についてお話させていただきます。どうも、自慢です笑。でも、それ以上に「感謝」の気持ちを込めまして。では!
バーテンダーになると誕生日は派手にお祝いしてもらえるって話
①「仲間のありがたみ」26歳の誕生日の話
26歳なんてそんな中途半端な年の時の話を書くかというといろいろ長いので別記事にて説明してます。よかったら読んでみてください。この先の話がスムーズに入ってくるかと思います。
関連記事:バーの一番商品は「お酒」じゃなくて「バーテンダー」
ま、いろいろありまして26歳の誕生日はお祝いしてくださるお客様からのエールだったんですよね。お店の2番手まで昇格した初年度だったんで。そして日取りも良かった。金曜日の夜だったんで。次の日はお休みのお客様が多かったので集まりが良かったんです。
深夜0時に「おめでとう!」を言ってくれるために多くのお客様が足を運んでくださってました。そして訪れたその時です。以前一緒に働いていた先輩とそのお仲間様が店に来てくれて入口で巨大バズーカ(クラッカーですね、ドン・キホーテとかで売ってるやつ)を打ち放ってくれたんです。
「ゆうき、誕生日おめでとーーーー!!!」
店中のお客様の目線が一瞬で店の入り口に集まりました。なにせなかなか派手な音と溢れんばかりのカラフルな紐が飛び散ったので。
嬉しかったですね。一瞬でお客様全員が主役は誰かわかるくらいでしたから。
くしくもお店は満席。バタバタもバタバタだったので手を止めることもできずに出せる限りの声で「ありがとうございます!!」と伝えることしかできませんでした。
その後はひたすら「乾杯しよ!」「飲め飲め!」との声がかかり、当時の店長が気を遣ってくれて思う存分遊ばせていただきました。営業中だったのに。感謝。(ちなみに店長の目は半ギレでした笑)
めでたくさほどお酒に強くない僕は深い眠りにつくことになりましたとさ。
(帰りは常連様にタクシーで家まで送ってもらいました。当時はまだ実家暮らしだったのですが、そこで常連様は僕の母と出会います。こんな紹介の仕方はしたくなかったのですが笑)
※この日、初めて経験する事件が起きたことは今も大いに反省しております。
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②「人生の分岐点」30歳の誕生日の話
30代突入の年は先輩、常連様からすれば「おまえももう30歳か!」という感慨深く、そして自分も年を取ったなと感じる日だったようです。21歳の時に「BAR屋」を始めたので約10年が経ったわけですからね。
この年も金曜日の夜だったんです。区切りの年はなぜか週末に来る。運命を感じました。
たくさんの先輩、常連様、当時の仲間が集まってくれました。巨大バズーカを打つような人はさすがにいなくなりましたが、それでも盛大なお祝いをしていただきました。
深夜0時からずーーーーっと「飲みなよ!」「乾杯しよ!」と例年通りのお誘いを受けてまたまたその夜は遊ばせていただきました。スタッフのみんな、感謝してます。
酔いつぶれることもなく閉店時間になりましたが、そのあとも怒涛のアフターでした。もう全然飲めないのに焼き鳥屋に行きましたね。嬉しかったんですけどそこではもうオレンジジュースしか飲めませんでした笑。申し訳ない。
③「史上最高の贅沢」31歳の誕生日の話
今のお店に異動してから初めての誕生日。当時のお店のようなガヤガヤした空気ではないですし以前のように僕の誕生日を知っているお客様も少ない。そして月曜日の夜。誰もお祝いになんて来ないだろうと察していた午後11時過ぎ。一組のお客様がいらっしゃいました。
その方々はとても腰が低い好青年とその彼女でした。お若いのに通ってくださる素敵なカップル。
彼氏:「お誕生日ですよね?」
そういえば何かのきっかけでそんな話もしたようなしなかったような・・・。にしても月曜の深夜にわざわざお店まで足を運んでくださるなんて律儀な子たち。感謝しかない。
そして、深夜0時を回りました。「乾杯しましょう!」と1杯ごちそうになりました。くしくもお客様はそのカップルの2人だけ。完全に貸切状態。今日はちょっと羽目を外してもいいかななんてよぎりました笑。
で、なんと僕に誕生日プレゼントまで用意してくれてたんです。袋を開けて中身を確認した僕は「え!?まじ!?」と小さな目を見開いてそのものを見ました。
中身は某ブランドの時計だったのです。
彼女:「時計してるイメージがなかったので!ぜひつけてください!」
僕:「え!?これ絶対高いやつですよね!?いいんですか!?」
彼女:「もちろんです!」
彼氏:「いつもお世話になってるんで!」
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お世話なんてしてませんよ?笑むしろいつもこちらがお世話になってるんですけど・・・。とかいいながら内心は「まじ!?やったーーー!時計欲しかったーーー!!」という気持ちでいっぱいでした。嬉しすぎると挙動って不審になるもんですね。
で、結局閉店まで他のお客様は来なかったので2人とずっと話してました。その時です。
カップル:「このあと予定ありますか?よかったらお祝いさせていただけませんか?」
いやいや、十二分にしていただきましたけど!笑
特に予定もなかったので、「え?じゃまお邪魔させていただきます!」と言って一緒にお店を出ました。そして向かった先は・・・
クラブ。しかも様にされていたのはVIPルーム。クラブ自体がいつぶりかわからないくらい久しぶりだったのにVIPルームとは・・。
※VIPルームはホールのお客様を見渡せる場所にあります。ホールのお客様はVIPルームの動きに敏感に反応するようでチラチラ見てくるんです。何度知らない人と目が合ったことか笑。
↑こういう人たちがいるホールの少し上にあるのがVIPルームです。
彼氏:「シャンパンで良いですよね?」
僕:「あ、はい!」
店員さんが持ってきてくれたのはかの有名な「ドンペリ」さん。やりすぎじゃないですか・・・。
※ちなみに僕は無類のシャンパン好きです。
カップル:「おめでとうございます!」
僕:「ありがとうございます!」
誕生日にシャンパンでお祝いをしていただけるなんて、まるで芸能人にでもなった気分でした。
でも、まだお祝いの品があったんです。それは、フルーツの盛り合わせにケーキが添えられているプレートでした。しかも名前入り。これ、セレブがよくやってるサプライズでしょ笑。
彼女:「作ってもらったんです!どうぞ食べてください!」
僕:「こんなの初めてです!ありがとうございます!」
ここまで来るともう感覚が麻痺りました。きょうは盛大に盛り上がろう!って思ってシャンパンを遠慮なくいただきました。
(結局3本ほど開けました。店員さんの分込みですけど)
まとめ
「BAR屋」になると誕生日は派手にお祝いしてもらえるってことがおわかりいただけたかと思います。
自分でいうのもあれですが、日々の信用の積み重ねがこういったお祝いに繋がっていることは間違いないです。で、今でもお客様が僕にこうもよくしてくださるのかと疑問でしかないです笑。(←このくらいの気持ちがいいらしい)
やった分だけ、お客様の時間に貢献できた分だけ何かしらの恩恵を受けることができるのが「BAR屋」という職業の特徴です。「BAR屋」に興味がある人はギブの精神を大切にすることをオススメします。
おわり。
yuki_nicccy
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