常連様になると一番面白いのはバーの閉店後だったりするって話

Friends At Counter In Sports Bar Watching Game
「BAR屋」という仕事の魅力

こんばんは(*^-^*)西舘です。

 

 

バーの閉店時間。お客様は少しずつ帰る身支度をします。ですが、常連様になると少しだけアフター的な時間が待っている時があります。そして、その時間が実は一番面白かったりするんです。そんな話をひとつ。

 

 

常連様になると一番面白いのはバーの閉店後だったりするって話

バーには当然のように閉店時間があって、その時間になったらお店を閉めるわけですが、そのあとに常連様と一緒に談笑する時があるんです。営業中にかけている音楽とは違う音を流し、僕たちがいつも決まって営業終了後に飲んでいるハイボールをみんなで飲みながら会話の延長戦をする。その時間はバーテンダーとお客様という関係性が少し崩れて昔からの友人のような感覚になったり、人生の先輩後輩による情報交換の場になったりします。

 

 

また、お客様の多くは夜行性ではないのでバーの営業が終わる午前2時や3時に家に居ないという環境がまた非日常的で刺激的なようです。また、バーテンダーにとっての午前2時3時はお昼の仕事をされている方でいう「アフター5」のような時間なのでその時間にお店の人間以外と話ができることがとても嬉しい。なにより僕たちのバーで時間を過ごしてくださっていることに感謝ですし、そのような場を提供できていることに誇りさえ感じます。

 

 

何を話しているかといえばたわいもない話です。仕事の話、恋の話、人生観、夢。生きている土壌が違うからこそ聞ける各々の価値観はとても勉強になります。逆に僕たちバーテンダーの話もお客様的には面白いようで色々質問をされたりします。もちろん、その質問には嘘無しの本音で回答します。

 

 

談笑が盛り上がった時はたまにそのまま朝まで飲みに行ったりカラオケに行ったり公園で語ったりしにいきます大人の青春です。なかなかないですよね?他業種の人と朝まで遊ぶ機会なんて。この時間はとても楽しいですし、お互いの見えない心の距離を一撃で縮めてくれます。なんて素晴らしいことでしょう。

 

 

このような時間がきっかけで恋人関係に発展した人もいます。(僕も経験あります)飲み友達になって日常に艶が出たという人もいます。つまり、人と人が密に繋がる機会になっているということです。

 

 

バーに通い始めるともしかしたらこのような楽しい機会に巡り合えるかもしれませんよ。

 

 

おわり。

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yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。