僕が初めていらっしゃった女性のお客様に連絡先を聞いた回数は2回。その理由は・・

Close up on the hand of a young woman sitting on a bar having a coffee, smart phone hand hold, tapping the screen - leisure, technology, social network concept
BAR屋の恋愛事情

こんばんは(*^-^*)西舘です。

 

 

僕はバーテンダーになって13年目を迎えているわけなのですが、今まで延べ10万人以上のお客様と接してきた中で初めてお店にいらっしゃった、つまり初対面だった女性のお客様に連絡先を聞いたのはたった2回です。

 

 

数々の素敵なお客様と会う機会に恵まれてきたバーテンダー人生ですが、初対面で連絡先を聞いた2人の女性に対して共通していたある理由があります。今回はそんな甘酸っぱい(!?)お話をします。では!

 

 

僕が初めていらっしゃった女性のお客様に連絡先を聞いた回数は2回。その理由は・・

結論から言いますと、「もし、もう会うことができなくなったとしたらそれは人生において大きな後悔になると心から感じたから」です。

 

 

どんなにその場が盛り上がっても、

どんなに「また来ますね!」と笑顔で言われても、

本当にまた今度会えるかどうかなんてわからないですよね。

 

 

僕が初対面で連絡先を聞いた女性には僕に、

 

「絶対にまた会いたい!」

「絶対にまた話したい!」

 

そう思わせる特別な魅力があったんです。

 

 

その2人の女性について簡単に説明します。

 

①常連様の友人Sさん

②新規でいらっしゃったひょうきん者Mさん

 

①常連様の友人Sさん

ま、単純に「あ、タイプ!」と感じたことがすべてですね。

(ほぼ一目惚れに近かったです)

 

 

そして、明るくて礼儀正しくて人見知りせずに話をしてくれる。一瞬で虜になったのを今でも鮮明に思い出せるくらいです。

(かれこれ10年以上前の話なのに)

 

 

ネックとなったのは「常連様の友人」だということ。

ですが救いだったのがその常連様が女性だったこと。

(さすがに男性のお連れ様には聞けませんので)

 

 

会話をしていくうちにどんどんSさんの素敵さに惹かれていった僕はずっと「どうやって連絡先を聞いたらいいかな」「なんとかして個人的に繋がりを持ちたい・・」という想いに溢れてぜんぜん仕事に集中できてなかったんです。

 

 

で、僕が考え抜いた末に出した連絡先を聞き出す方法。それは・・・

 

 

僕:「お次何か飲みますか?」

Sさん:「はい!じゃあ西舘さんのオススメで!」

僕:「かしこまりました!あ、あの、ちょっとお願いがあるんですけど・・」

Sさん:「え?なんですか?」

僕:「もし、もしよかったらなんですけど、僕が作ったカクテルが美味しかったら連絡先を教えていただいてもいいですか?」

S:「え!?あ、はい、わかりました!」

 

 

「ドラマか!?」って思われるようなめちゃくちゃ恥ずかしい方法を採用したんです。いま振り返ると「おまえ、よくそんなやり方で聞けたよな!」と感じます笑。

 

 

結果的にSさんが使っていたコースターの裏に電話番号とメールアドレスを書いてもらいました。ダメもとで言ってみるもんですよ。何が起こるかわからないです、世の中。

 

 

②新規でいらっしゃったひょうきん者Mさん

その日は週末でお店は大混雑。そんな中新規の女性2名様がいらっしゃいました。

 

 

その1人がMさん。プランの説明やドリンクの提供、その中でのやり取りの間に僕はこう思い始めました。

 

 

「なに、この人!めっちゃ面白いじゃん!」と。

 

 

なぜそういう気持ちになったかというと、席に行くたびにMさんが僕に細かく絡んでくれたんです。しかもめちゃくちゃ大声で笑いながら。ずっと笑顔で。

 

 

なんかまるで太陽みたいな人だなって思いました。そして、「絶対また来て欲しい!」と心から願いました。なので「今度ラブレターを書きたいんですけどこちらに書いていただいてもいいですか・」といって顧客情報を記入する紙を渡しました。(DMを送るために。ちなみに「ラブレターを書きたいんですけど」ってくだりは個人情報をいただく際の僕の常套句です笑)

 

 

快く顧客情報は教えてくれました。これでひとつ繋がりができて一安心ではあったのですが、これだけじゃまた次来てくれるかなんて保証にはなってない。

 

 

Mさんたちがお会計をして席を立ちます。お店は大混雑。他のお客様の席にも目を配らなければいけない。ドリンクも運ばなければならない。でもそれらを後輩にまかせて僕はMさんに突撃しました。そしてこう言いました。

 

 

僕:「あの、めっちゃ楽しかったんでよかったら連絡先交換してもらえないですか?」

Mさん:「え!じゃあこの子(一緒に来てた女性)を送った後に戻ってくるんでその時にでも!」

 

 

「ダメだったか!」と、まるでうまく交わされた感じに捉えてしまってテンション駄々下がりでした。

 

 

が、奇跡が起こります。

 

 

本当にMさんがお店に戻ってきてくれたんです。そして2杯くらい飲んだ後に、

 

 

「そういえば連絡先交換するって言ってましたよね!書きますね!」

と自ら僕に連絡先を書いた紙をくれました。

 

 

一発逆転でテンションがピークを迎えましたね笑。ダメもとで言ってみるもんだなとこの時も感じました。

 

 


てことで、僕が初めていらっしゃった女性のお客様に連絡先を聞いた回数は2回です。

 

 

ちなみにSさんとは徐々に距離を縮めていった結果、お付き合いすることができました。

(2年半でお別れしてしまいましたが・・)

 

 

Mさんとは今でも仲良しです。たまにお店に来てくれて楽しくお話ができる素敵な関係です。

 

 

ってなわけで、おわり。

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yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。