[なんでここに案内した!?]先輩が働いているバーにお気に入りの女の子を連れて行った時にされた最悪な対応

Woman Upset by Loss, Worst results
「BAR」×「デート」

こんばんは(*^-^*)西舘です。

 

 

今回は僕が大学時代の同級生であるMさんと先輩が働いているバーに行った時の話です。当時「結婚するならMが良いな!」と本気で仲間に話していたくらい素敵な女性だったMさんと卒業して10年が経った時に偶然の再会を果たした僕。2回目のデートに誘う出すことに成功した僕は、食事を終えたタイミングで「もう一軒行かない?バーとかどう?」とMさんに提案。Mさんも「いいね!行こ!」とノリノリ。せっかくだし雰囲気が良いバーにしようと考えていたところ、先輩が働いている素敵なバーがあることを思い出し、そこへ向かいました。

 

 

僕:「(ここで楽しい時間を過ごすことができればもしかしたら奇跡の交際にまで発展もありえるぞ!)」

 

 

なんて妄想を膨らませてた僕。気持ちが高揚していたことを今でも覚えています。

 

 

この後、状況は一転して最悪な空気になることもつゆ知らず・・。

 

 

[なんでここに案内した!?]先輩が働いているバーにお気に入りの女の子を連れて行った時にされた最悪な対応

先輩が働いているバーはビルの1階にあって、外から見てもめっちゃお洒落なバーだってことがすぐにわかるくらいの外観と雰囲気を醸し出していました。Mさんも「ここ?入ったことない!知り合いがいるの?すごいね!」なんて、入る前から楽しそうに話をしていました。

 

 

僕:「(ここまでは順調だな!あとは中でゆっくり話をして盛り上がろっと!)」

 

 

入り口にある扉を開くと、目の前にはテーブル席、少し右を向くとカウンター席がある店内。カウンターにいた先輩が僕に気付いてくれ、僕に声を掛けてくれました。

 

 

先輩:「お!ゆうき!いらっしゃい!カウンター座る?」

僕:「こんばんは!はい!そうします!」

 

 

Mさんと一緒に入り口の段差を上がってカウンター席へ向かいました。その時でした。僕の目にひとりの女性が映ったんです。その女性は僕が働いている会社のバーで以前働いていた後輩の女の子。そんなに仲良くはなかったけど挨拶くらいは気さくにし合える程度の仲。この時、先輩から衝撃の一言が告げられました。

 

 

先輩:「ゆうき、ここ座んなよ!」

僕:「あ、はい・・(え?ここ?まじ?)」

Mさん:「(だれ、この人・・)」

 

 

先輩が「ここ座んなよ!」と指定してきた席、それは後輩の女の子の隣の席でした。「なにゆえ?」と困惑する僕でしたが、ここでまごまごしててもなんか変な空気になるかなと思い、とりあえず言われた席に座ることにしました。左から後輩、僕、Mさんの並び。Mさんは笑顔で座ってくれましたが、それは表面上だけだったんだろうなっていうのはお察しの通り。

 

 

後輩:「お久しぶりですね!お友達ですか?」

僕:「あ、そうそう。大学の時の同級生なんだよね!」

後輩:「こんばんは!初めまして!」

Mさん:「初めまして!」

僕:「(おい!気軽に声掛けんな!)」

 

 

謎の並びで飲むこととなった僕とMさん。ふたりでゆっくり話したかったのに、完全に雰囲気が崩壊した瞬間でした。Mさんはめちゃくち良い子で、後輩が話しかけてきても笑顔でちゃんと話を返してくれました。間にいる僕はといえば・・

 

 

僕:(ちょっと!少しは空気読めよバカ!)

 

 

と、後輩のことが本気で嫌いになりそうでした。てかもともとは先輩が「ここ座んなよ!」と言ってきたことがすべての始まり。誰が女の子とふたりで来ているお客様をひとりで来ている女の子の隣の席にご案内するんですかほんと。同じ職業のやることとは思えませんでした。

 

 

微妙な会話が続き約1時間半。時間は23時30分。Mさんの終電の時間が迫っていました。

 

 

Mさん:「そろそろわたし帰るね!残って飲んでくの?

僕:「いやいや、一緒に帰るよ!お会計お願いします!」

 

 

残って飲んでくわけないでしょうに、てかもう完全に機嫌を損ねてしまったことを感じた痛烈な一言でした。ま、当たり前か。

 

 

お会計を済ませてMさんを駅まで送る間、僕はバーで起こった出来事について心から謝罪の気持ちをMさんに伝えました。

 

 

僕:「なんかほんとごめんね!まさかあの席に通されるなんて思わなくて・・」

Mさん:「なんもいいよ!同業の付き合いでしょ?大変だね!」

 

 

言葉は優しかったけど、本気で優しい言葉をくれたわけじゃないことくらいは鈍感な僕にだってわかりました。だれだって一緒にいる男が別の女と仲良く話していたら面白いわけないですからね、しかも客同士で。ありえない状況だったとバーを出てからなおさら強く感じ、怖くなりました。

 

 

改札でバイバイをした僕とMさん。僕はすぐにMさんにLINEをしました。

 

 

僕:「今日はありがとね!楽しかった!なんか面倒な感じになってごめんね!また今度ゆっくり話そうね!おやすみ!」

(↑こんな内容だったはず)

 

 

すぐにLINEすることで今日のことを本気で悪く思っている気持ちが伝わればいいなと思った僕。その夜にMさんからの返事は来ませんでした。そして翌日以降も一切の返事はありませんでした。僕の10年越しの夢みたいな毎日が終わりを告げた時でした。

 

 


それ以来、このバーには足を運んでいません。当時働いていた先輩も、当時のバーテンダーさんも全員今はいないそうですけど、なんか色々思い出しちゃいそうなので行こうって気持ちになれません笑。もちろん、Mさんからは一切の連絡もなく、これからの人生で二度と会うことはないんだろうなといった具合です。

 

 

あの時、僕がMさんとの時間を楽しむことだけを考えていたら、先輩に「テーブルの席でもいいですか?」と言えばよかっただけだけ。でもなんか言えなかった。今なら全然言えると思うんですけどね、なんか勇気がなかったんです。そのせいでMさんと一緒になれたかもしれない未来を失いました(←カッコよく言ってますけど、どっちみち付き合ったりはできなかったと思います笑)。

 

 

今の僕はひとつ、デートの際に決めていることがあります。それは、「仲良くなる過程の時は、知り合いが働いているバーへは絶対に行かないこと」です。どんな状況になるかわからない怖さ、女の子とゆっくり話すことができなくなる可能性を秘めている場所からは自ら行かないことが何よりだと気付きました、いまさら笑。知り合いが働いているバーには正式にお付き合いしてから一緒に行くべきです。これからバーでデートをお考えの方はそうすべきです。

 

 

あ、例外があるとすれば、こんな経験をしたことがある僕のところにはぜひ連れて来てください。同じようなことには絶対にしないと神に誓いますので笑。

 

おわり。

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yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。