[ワイン好きに朗報!?]白ワインを飲めば太らないのか!?

お酒と健康の話

こんばんは(*^-^*)西舘です。

 

 

今夜は彼の家でまったり過ごす日。一緒にお酒を飲んで、くだらない話で盛りあがって日頃の疲れを癒す予定のあなた。もう少しで彼が帰ってくるので、そのあと一緒にお酒を買いに行くことになっています。

 

 

[近所のスーパーに行った時の一コマ]

あなた:「ねえ、今日は何飲む?」

彼:「え?いつものビールで良いよ!」

あなた:「ホントにビール好きなんだね!」

彼:「いまさら?だって美味しいじゃん!僕はビール一択!

あなた:「(またビール?だから太るんじゃないのかな・・(;”∀”))

 

 

そう。あなたはひとつ、彼に対して不満がありました。それは「彼が付き合った当初から日に日に太り続けていること」です。「原因はきっとビールの飲みすぎ!」だと考えているあなたは何とかして彼の興味をビールから遠ざけたいのですが、良い策が見当たらずに困っています。なので色んなお酒をあなたが買ってきては一緒に彼に勧めています。

 

 

その中で彼が唯一「美味しい!」と口にしたお酒がありました。それが「白ワイン」です。あなたはこのチャンスを見逃すわけにはいきませんでした。

 

 

あなた:「白ワインの方がビールより太らないなんて都合のいい法則とかないのかな・・」

 

 


「ビールが太る」というのはどこかで聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。中高年男性のポッコリしたお腹のことを「ビールっ腹」なんて言ったりしますしね。加えて、「糖質オフ」とか「プリン体ゼロ」みたいな発泡酒も売ってる世の中です。普通のビールを飲めば太るのは間違いなさそうな気がするのも当然でしょう。

 

 

では今回、あなたの彼氏が気に入ったお酒「白ワイン」は飲めば太るのでしょうか?それとも太らないのでしょうか?なんだか太りそうなイメージもあるし太らなそうなイメージもあるのがワインなんじゃないかなと思います。

 

 

ということで、現役BAR屋で、身長170㎝で体重58kgの白ワイン好きな僕が「白ワインを飲めば太らないのか!?」というテーマでお話をさせていただきます。

 

 

彼はビールをやめて白ワインを飲めば痩せるのか!?

はたまた逆に太っちゃうのか!?

それとも現状維持!?

 

 

では、さっそく解説していきます。

 

 

[ワイン好きに朗報!?]白ワインを飲めば太らないのか!?

結論から申しますと、「白ワインは太りません!むしろ痩せます!」

 

 

あなた:「なんと!彼にガブガブ飲ませねば!(*´▽`*)」

 

 

ガブガブはいけませんね笑。「お酒は適度に」です。

 

 

で、「白ワインは太らない」というのは、海外の医学誌「The American Journal Nutrition」に寄せられた論文がきっかけで知られた説です。この論文で書かれていたこと、それは「白いパンを食べた時」「ビールを飲んだ時」「ワインを飲んだ時」「ジンを飲んだ時」に人間に起こる血糖値の変化です

※「血糖値って何?」という方は以下記事にて解説させていただいております。

関連記事:[健康にお酒を飲み続けたい人は必読!]「血糖値」について知っておくべき5つのこと

 

 

[口にして45分後の血糖値]

「白いパンを食べた時」→約140mg/dl

「ビールを飲んだ時」→約116mg/dl

「ジンを飲んだ時」→約93mg/dl

「ワインを飲んだ時」→約90mg/dl

 

 

 

あなた:「ビールを飲んだら血糖値がかなり上がるんですね!」

 

 

はい、グンと上がります。健康な人の空腹時の血糖値は「80~90mg/dl」と言われていますので、ビールを飲むと大幅に血糖値が正常じゃなくなることがわかると思います。逆にワインの場合は空腹時の血糖値とほぼ一緒です。つまり、血糖値に影響は出ないということです。

 

 

あなた:「血糖値がグンと上がることで太るってことなんですか?」

 

 

ま、簡単に言うとそんな感じです。カラダに脂肪が付く、つまり「太る原因」は必要以上に糖質を取ってしまうことです。なので、日頃から普通に食事をしている人が夜にビールをガブガブ飲めばそりゃ余裕で糖質オーバーになってしまいます。上記に示した通り、「白いパンを食べた時」の血糖値の上がり方って異常ですよね?朝や昼にパンを食べる人って結構いると思いますけど、食べたあとはカラダの中の血糖値が爆上がりしてるんです。ちなみに白米も似たような血糖値の上がり方をするんですけど、こんな上がり方を朝から晩まで繰り返していたら見事なまでのデブまっしぐらです。だからこそ、基本的に夜にしか飲まないお酒はしっかり選ぶ必要があるんです。

 

 

話を戻しますね。上記に記載した論文では「ワイン」と一括りにされていますが、これは「赤ワインも白ワインも同じ血糖値の動きをする」ということを意味しています。ただ、「特に白ワインが痩せる」という報告が2004年にドイツで発表されているんです。「特に白ワインが痩せる」という理由は何か。

 

 

あなた:「なんですか!?」

 

 

それは、白ワインに含まれている酒石酸しゅせきさんという成分が豊富だからと言われています。(酒石酸で痩せるという、れっきとした科学的根拠はまだはっきりわかっていないようですが、カラダに害のある成分ではないようなのでとりあえず安心)

 

 

[酒石酸]

清涼飲料水やゼリーなどに「酸味料」として加えられることがある食品添加物(とは言っても、もともと食品の中に存在するものなので安全性に問題はないとされている)。「疲労回復効果」や「整腸作用がある」などと言われているが、いまだ科学的根拠はない。医薬品にも使用されている。

 

 

まだ全貌が明かされていない成分ですが、白ワインは世界中で愛されているお酒ですし、数々のお医者様から効果を謳われているものなので「特に白ワインが痩せる」という意見はかなり信憑性が高いのではないかと思われます。事実、ワイン好きの僕は身長170㎝で体重58kgですし。(ちなみに僕が痩せているのは体質のせいじゃないです。以前は63kgまで太ったことがあります。つまり、太ろうと思えば何日か爆食いすればすぐに5kgくらいは太れます笑)

 

 

最後に。白ワインといってもボトルによって味が違いましてですね、特に白ワインが痩せる」に対応している白ワインはすべて「辛口」です。「甘口」はビール以上に糖質が含まれてる場合が多いので要注意です。

 

 

 

あなた:「辛口の白ワインを選べばいいんですね!」

 

 

はい。ボトルの裏にご丁寧に書いてあるワインもありますし、何味が全然わからないワインもあります。ですが、コンビニやスーパーで売られているワインに関してはほとんどボトルの裏に辛口か甘口かがわかる記載がありますので心配ないかと思います。ワインショップでご購入の際は店員さんに聞くのがいちばん手っ取り早いですね。

 

 

まとめ

白ワインを飲めば太らないのかにつてお話させていただきました。

 

 

 

「白ワインは太りません!むしろ痩せます!」

 

 

「飲んだ後に血糖値の変化があまりないこと」が、ワインが太らないと言われている理由です。また、「酒石酸が豊富に含まれていること」が、特に白ワインが痩せると言われている理由です。

 

 

ただし、日頃から必要以上に甘いものを筆頭とした糖質を取りすぎていては無意味ですよ。あくまで「腹八分目」を心掛けた生活を過ごした上で、夜のお酒を白ワインにすれば痩せていくって話でした。

 

 

おわり。

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yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。