「仕方ないでしょ!」嫉妬深い性格の人は彼氏彼女にバーテンダーを選ぶべきではない

Jealousy
BAR屋の恋愛事情

こんばんは(*^-^*)西舘です。

 

 

恋人に対して嫉妬深い性格をお持ちのあなた。たとえば、どこに行くのかをすべて知っていたいとか、誰と会っているかを把握していたいとか。異性と話してほしくない、LINEをされるのも嫌とか。

 

 

そんなあなたには最近気になっている男性がいます。彼の職業は「バーテンダー」。まさにあなたの理想の彼氏像にぜんぜんそぐわない世界の人です。

 

 

あなた:「え?なんでそぐわない世界の人なの?」

 

 

疑問に思う気持ちはわかります。別にバーテンダーだからって全員がチャラチャラしてるわけじゃないですし(←このあたりの話は関連記事にて)本命の彼は紳士だから大丈夫と思うその気持ち。ですが、バーテンダーという職業は人にやきもちをやかせる天才の仕事なんです。今回は現役バーテンダーの僕が「嫉妬深い性格の人は彼氏彼女にバーテンダーを選ぶべきではない」というお話をさせていただきたいと思います。まるで自分の首を絞めるような話なのであまり笑えませんけどね笑。では!

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なぜ嫉妬深い人は恋人をバーテンダーに選ぶべきではない?

 

 

バーテンダーという職業はさまざまなお客様と共に時間を過ごす仕事です。ちなみに、他の仕事も同じように言えます。コンビニの店員さんだって、映画館の受付さんだって、お医者さんだって、交番のおまわりさんだってさまざまなお客様や困っている人と時間を共に過ごす仕事ですから。ただ、大きく違うのは「お客様と深く繋がることが結構ある」部分です。「深く繋がる」というのは、コミュニケーションを取る時間がある程度確保できた場合、つまり「コミュニケーション=会話」をする中でお互いの距離が狭まっていくことがあるということです。

 

 

コンビニの店員さんがお客様と30分も40分も話すことなんてできませんよね?映画館の受付さんが映画ファンの人とずっと話をし続けることなんてないですよね?ですがバーテンダーはお客様とのコミュニケーションに割く時間が営業時間中ずっと与えられています。そして、その時間を求めて来てくださっているお客様がいて成り立つ業界です。ただお酒を飲みに来ているお客様ばかりじゃないんです。

 

 

そして、当然の話ですけど、お客様が異性である場合があります。ここが嫉妬深い人にとっては黙ってはいられない部分になる場合があるんです。もしあなたがプライベートで彼氏彼女のお店に遊びに行った時に別の異性と仲良さげに話している姿を見て、「頑張ってるね!」という気持ちを持ちながら楽しくその場を過ごすことができますか?その晩にいつも通りのLINEを返すことができますか?厳しいですよね?イライラして道端のごみ箱に蹴りを入れたりしないですか?笑

 

 

加えて、バーテンダーはお客様との信頼関係が生まれるとたくさんの恩恵を受けることが多いです。たとえば仕事終わりにお客様にごはんを誘われるとか。仕事が休みの日に誘っていただくことだってよくあります。そしてキャリアを積めば積むだけ良くしてくださるお客様は増え続けます。(ありがたいことに僕はその典型例です)つまり、お客様ひとりひとりの情報なんてあなたが把握できるわけがない、異性のお客様とも交流だって日常茶飯事なんです。なので嫉妬深い性格をお持ちのあなたは確実に彼氏にバーテンダーを選ぶと精神的にグッとくることは確実です。

 

 

そしてもう一つ。実際に彼氏彼女のお店で目撃しなくても、「バーテンダー」という仕事の潜在的イメージで「きっと異性と仲良く話してるんだろうな!」「酔っ払いにLINE聞かれてるんじゃないかな!?」という疑惑をお持ちではないでしょうか?考えただけでモヤモヤしませんか?嫉妬深いあなたはきっと「妄想力が半端ない!」つまり、彼氏彼女がバーテンダーというだけで嫉妬深い人は脳を酷使し続ける羽目になるんです。

 

 

耐えられますか?

恋人を信じることができますか?

 

 

この質問に対する答えを秒で「耐えられます!」「信じてます!」と言えない人は彼氏彼女にバーテンダーを選ぶのはやめた方がいいです。お客様との接点は切っても切り離せない、それがバーテンダーという仕事を選んだ人の人生です。そこに寄り添う覚悟がお付き合いするうえでめちゃくちゃ必要になります。

 

 

ちなみにですけど、もし恋人を優先してお客様とのお付き合いを極端になくすとバーテンダーとしてのキャリアアップは非常に難しいと思います。つまり彼氏彼女は平凡なバーテンダーで終わります。お客様とのお付き合いがすべてじゃないですよ、それはわかってます。ですが、お客様とのお付き合いの中で日頃聞くことができないような貴重な話をたくさん聞くことができますし、お客様から多々学ぶ姿勢はバーテンダーとして持つべきなんです。

 

 

バーテンダーを独占するなんて無理です。

 

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yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。