みんなそれぞれの考え方があるしそれぞれのペースがあるから尊重してあげないといけないって話

Depressed stressed young Asian business woman with hands of face suffering from trouble
人生哲学的なやーつ

こんばんは(*^-^*)西舘です。

 

 

きのう購入した1冊の本があるんですけど、その本のサブタイトルが「わかりあえなさから始める組織論」っていうんです。

 

 

「わかりあえなさ」を認めた上で物事を進めていきましょうみたいな話なんですけど、(まだ10ページくらいしか読んでませんが笑)このサブタイトル、めちゃくちゃ素敵だと思うんです。

 

 

で、今まで数々のお客様、知人友人、家族親戚、仕事のメンバーと接してきて本当に心から感じていることがあります。

 

 

それは、「みんなそれぞれの考え方があるしそれぞれのペースがあるから尊重してあげないといけない」ってことです。

 

 

きょうはそんな話です。では!

 

 

みんなそれぞれの考え方があるしそれぞれのペースがあるから尊重してあげないといけないって話

よくある話ですが、

 

 

「○○した方が絶対いいよ!」

「○○しないと損するよ!」

「やればいいのに!もったいない!」

 

 

なんて言葉がよく職場では飛び交ってますよね。わかりますよ、その意味。自分は○○してきたから良かった、だからあなたにもそうなってほしいみたいなことを言いたいわけですよ。

 

 

たとえば最近だと,

 

 

「キャッシュレス決済をすれば20%ポイントバックされるから現金で支払うなんてもったいない!スマホにアプリをインストールしないと損をするよ!」

 

とか。

 

「彼女が欲しいなら積極的に自分から声を掛けないと一生ひとりだぞ!」

 

とか。

 

 

確かに言ってることは正しいかもしれないです。言われた本人だって理解してるんです。言葉も通じてるし悩だってあるわけですから。

 

 

ですが、「やらない」って選択肢を自らチョイスしてるわけですよ。そこにはちゃんとした理由があるはずなんです。てかあるんですよ。

 

 

慣れないことをするのって労力が必要ですよね。運動不足の人が急にランニングを始めたらきついし、少食の人は急に大盛ラーメンは食べきれない。誰だってそうですよね。

 

 

つまり、「助言」「アドバイス」「将来への架け橋」を与えてるつもりでも言われた本人にとってはただのストレスでしかなくて、どんどんその言葉を聞き入れる気力が無くなっている状態に陥るってわけです。

 

 

もう一度言いますが、あれこれ言われた本人は理解してるんです。言葉も通じてるし悩だってあるわけですから。

 

 

「やる」「やらない」は本人が決めること。そして「やりたい」と思えた時に人はやるための術を学び始めます。

 

 

ちなみに僕は30歳になった時の抱負を聞かれて「格好良い大人になる!」みたいなことを言いました。(たしか笑)

 

 

その時に考えたんです。「格好良い大人ってたとえばどんな大人だろう?」って。

 

 

で、パッと思い浮かんだ格好良い大人像のひとつが、「カフェで読書してる大人」です。

 

 

今まで会社から「読め!」と渡された本なんてぜんぜん面白くないし頭に入ってこなかったタイプの人間なのに、「よし!読書を習慣にしよう!」と自ら選択したことによって前向きに楽しく読むことができるようになっていったんです。

 

 

あくまで、「みんなそれぞれの考え方があるしそれぞれのペースがあるから尊重してあげないといけない」んです。で、そのきっかけとなるのは言葉よりも目に映る映像、つまり「ビジュアル」なんじゃないかなって思います。

 

 

「格好良い大人」のイメージが「カフェで読書してる大人」だったのも、読書のメリットを知っていたからではなくてビジュアル的なものです。で、何を読んでいるのかなんてビジュアル的には関係ないですし。もし知れたとしたらビジネス書だったら「格好良い!」、エッセイだったら「おしゃれ!」、官能小説だったら「君、攻めるね!」って感じですけど笑。

 

 

まとめ

「みんなそれぞれの考え方があるしそれぞれのペースがあるから尊重してあげないといけない」って話でした。

 

 

一言でまとめるなら、

 

 

「自分の意見が誰に対しても利益があるものだなんて思わない方がいい」

 

 

って感じです。

 

 

「やる」「やらない」は本人が決めること。そして「やりたい」と思えた時に人はやるための術を学び始めます。

 

 

仕事だって恋愛だって勉強だって何だって気が乗らないものには積極的になんてなれないんです。それは積極的になった方が良いこと、自分のためだってもし感じていたとしてもです。

 

 

あれこれ上手くいかないことが多いのに行動に移さない人を叩いてはいけない。そこに上も下もないんで。上下を決めているのはあくまで社会で本人のものさしとは別の世界。ただ、もし自分が素敵な世界で生きていると確信していて、その世界を伝えたい人がいるのであればそれはビジュアル的な要素で伝えていけばいいと思います。言葉で伝わらないことを前提にしておくくらいの気持ちでいれば楽ですから。

 

 

おわり。

The following two tabs change content below.

yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。