こんばんは(*^-^*)西舘です。
大学3年生の冬にバーテンダーへの道を歩み始めた僕ですが、当初は笑顔も振る舞えず、何も作れず、感じの悪いチャラチャラ野郎でした。
そして、僕の所属するバーの会社は年に1回の店舗サービス抜き打ちテストが行われていたんです。社の上層部が一般のお客様を装って来店してお酒を飲み、お店のバーテンダーは一般のお客様と同じようにその方々にサービスをする。後日、非常に細かい査定表が届けられそれを基に良くなかった点を改善していく。
ま、今でいう「覆面調査」みたいなものです。で、その査定表は基本的にはお店のここが良い、ここが悪いという書き方をされているのですが（たとえば「ドリンクの提供が遅い」とか「もっとお客様との距離を縮めた方が良い」とか）、僕だけ唯一名指しででディスられたんです。
今はチャージ料700円のそれなりに高級なバーの責任者にまでなった僕ですが、昔はサービスマンとしてはオワッてたって話です。では！
店舗サービス力抜き打ちテストにて社内で唯一名指しでディスられた話
それはとある平日。いつもよりやや混雑していて僕も含め計5名のスタッフが働いていました。その中で僕ともうひとりの同期の計2名が下っ端。まだまだ基本業務を最低限こなすことができるようになったレベルでした。
抜き打ちテストをしに来た上層部の方々は1回見たことがあったかなーくらいでしたがなんとなく店長の顔色と上層部集団（3名）の醸し出す空気感で察することができました。
僕はカクテルを作るほどの技術はまだなかったので広いホールでお客様にドリンクを運んだり灰皿の交換をすることがこの日の基本業務でした。
で、少し混雑してきて使用済みのグラスがシンクに溜まってきたのでカウンター内に入って洗い物をしました。その時に上層部の方々とお話をする機会を得たんです。
上層部：「西舘くんはいま就職活動中なんだよね？」
僕：「はい！」
上層部：「何系の仕事に就きたいの？」
僕：「そうですね、アパレルが第一希望です！」
上層部：「どうしてアパレルにしたの？」
僕：「恰好いい服装で働きたいなと思ったからですね！」
バーやレストランを経営、マネージメントしている上層部に対して真っ向から他業種に就職希望していることを告げた22歳の青年笑。他にも色々お話をさせていただいたのですが、最後には「頑張ってね！」と優しい声をかけてくださり「親切な方々だったな」なんて感想を持ったのを覚えています。
そして、抜き打ちテストから数日後、お店の査定表が届いたようで店長が僕に見せてきました。そこに書いてあったとある2行を読み、自分がお店の評価をがっつし下げてしまったことに気付きます。
「西舘さん、敬語やばい」
「就職活動中であればもっと努力した方がいい」
直球でディスられました。上層部と交わした会話の所要時間はたいして長くはなかったのですがその数分で察したんでしょうね。「こいつ、ホント大学生か？」「こんなんじゃ無理でしょ！」って。
（事実、就職活動は大失敗に終わりました。興味があった企業様は全滅、唯一合格した企業様はのちに調べたら評判の悪いブラック飲食会社ですぐに東京異動だったのでお断りしました）
「おかしいなー丁寧に話したつもりだったのになー」
当時の僕は査定表を眺めた後、正直そんな風にしか思っていませんでした。
「何か日本語が間違ってたのかな、いや、変なことは言ってなかったと思うんだよなー」って。
ま、今思えばやばかったと思いますね。33歳の僕でさえ敬語の正しい使用方法を100%理解してないのに何の社会勉強もしてなかった当時の自分が上手に使いこなしていたわけがないので。
「ま、直接怒られなかったからいっか！」
そんな危機感の一つを感じることもないまま帰りの地下鉄の中で好きなV系の音楽を爆音で聴いてました。
[まとめ]今の自分から当時の僕へ
店舗サービス力抜き打ちテストにて社内で唯一名指しでディスられた話でした。
当時の上層部の方々は数年後に僕が店長にまで上り詰めるなんてほんのちょっとでさえ思ってなかったでしょうね。してやったり笑。
で、今の自分が当時の僕に何か伝えることができるのであればこう言います。
「敬語できなくてよかったな！おかげでディスられて色々気付くことができたんだから！落ちるとこまで落ちた奴は這い上がるだけだから逆に最強になれる可能性大！きょうから勉強して見返せ！」
※当時は少し「やば！」「迷惑かけた！」くらいにしか感じてなかったたので翌日からも一切の勉強も始めずに変わらぬ毎日を過ごしていましたが。
何が言いたいかって、「人生は自分次第でいくらでも変えられる」ってこと。
おわり。
yuki_nicccy
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