[ウイスキーが苦手なあなたへ]ウイスキーが大嫌いだった僕が美味しく飲めるようになった方法

Pouring malt whisky in a glass from bottle
「バーに行ってみたい!」ってちょっとでも思ったあなたへ

こんばんは(*^-^*)西舘です。

 

 

大人が嗜むお酒として名を馳せている「ウイスキー」。ですが苦手な方が多いのが現実です。昨今のハイボールブームで口にする方は増えたことでしょうが、まだまだ「味が苦手!」「とにかくきつい!」「クスリみたい!」という意見をよく耳にします。

 

 

でも、「なんか格好良い!」「大人っぽいから飲めるようになりたい!」という方が多いのも事実です。なので、もともとウイスキーが大嫌いだった僕が今や愛してやまないお酒としてウイスキーを挙げるようになるまでの過程を話します。参考にしていただいてウイスキーにチャレンジしてみたらもしかしたら好きになれるかもしれませんよ。

 

 

[ウイスキーが苦手なあなたへ]ウイスキーが大嫌いだった僕が美味しく飲めるようになった方法

 

 

①プロバーテンダーのハイボールを飲んでウイスキーへの苦手意識を取り除く

ウイスキーを美味しく飲めるようになるにはまずは「ハイボール」から始めることが近道です。度数も低く、炭酸なので軽快に飲めるからです。そしてそのハイボールはプロバーテンダーに作ってもらいましょう。

 

 

市販のハイボール缶や居酒屋さんのハイボールは正直本物のハイボールではないです。ハイボール缶は厳密に言えばウイスキーのソーダ割りではないですし、(裏の詳細を見ればわかります。関係ないものが含まれていることが多いので)居酒屋さんのハイボールはお酒のプロが作っていることは滅多にないからです。

 

 

その点、バーテンダーはハイボールを美味しく作るために必要な技術がありますし、バーにはハイボールを美味しく作るためのツールが沢山あります。(グラス、スプーン、瓶やサーバーから注がれる炭酸水などなど)

 

 

僕の話で恐縮ですが、バーテンダーになり始めの頃、仕事終わりに先輩方とハイボールを飲みながら談笑をする文化がありました。その時のハイボールは下っ端の僕が作っていたわけですが、どうにもこうにも美味しいとは思えず全然飲めなかったんです。その期間、約9ヶ月半。「なんでこんなものを何杯も飲めるんだろう・・自分はまだ子供ってことなのかな」なんて悩んだこともありました。

 

 

ですが、「美味しい!」と思える瞬間がこの後訪れました。

 

 

それはいつものように先輩方と談笑をする時間になった時のことでした。珍しく当時のマネージャーが僕の代わりにハイボールを作ってくれたんです。そのハイボールの味は僕が作ったそれとはまったく違う味でした。同じ材料、同じグラスで作っていたのに・・。

 

 

つまり、ウイスキーが苦手な人はウイスキーを熟知している人のハイボールを飲んでみれば概念が変わる可能性があるってことです。

 

 

当時のマネージャーは僕がいつもハイボールを辛そうに飲んでいるのをずっと見ていました。なのでいつも通りの作り方ではなく苦手な人でも飲めるような策を講じてくれたわけです。

 

 

プロバーテンダーはウイスキーが苦手な人の意識を変える技術を兼ね備えています。そして、一度でも「美味しい!」と思えたらそのあとはハイボール缶や居酒屋さんのハイボールも普通に飲めるようになります。(バーのハイボールには勝てませんけどね笑)

※バーのハイボールでも「やっぱ苦手!」「飲めない!」という方は、ジュースやシロップを使ったハイボールもあります。そこから始めてみましょう。ウイスキーの味がほぼしないハイボールもありますので。

関連記事:[ハイボールが苦手なあなたへ]ハイボールを美味しく飲めるようになるための3つの方法

 

 

②苦手意識が取り除かれたら少しずつロックやストレートを試してみる

ハイボールへの苦手意識が克服されたら、少しずつロックやストレートで飲んでみましょう。コツは「色々なウイスキーを飲んでみること」「たくさん水を飲むこと」です。

 

 

「色々なウイスキーを飲んでみること」の利点は、ウイスキーと一括りで言ってもブランドや地域によって味が全然違うんです。

 

 

たとえば、「好きな野菜は何ですか?」と聞かれて「トマトです!」と答えるのは、色々な野菜を食べてきた結果トマトが一番美味しいと感じたからこその答えですよね?

 

 

つまり、自分の好みの味に出会うために手あたり次第口にしてみる必要があるということです。

 

 

「たくさん水を飲むこと」は、酔わないための防御策として最適だからです。ウイスキーは低くてもアルコール度数40度です。いままで飲んだことがない人が急にこんな度数のお酒をガバガバ飲めば酩酊状態になってしまいます。そして何よりまだハイボールが飲めるようになった程度の状態であればロックやストレートで飲んでも「めっちゃ美味しい!」と思えるウイスキーにはそうそう出会えません。好みのウイスキーに出会うまでたくさんの水と共にウイスキーの好みを査定しましょう。

(たくさん水を飲むことは恰好悪いことでも何でもありません。自分のカラダを守るための策です。遠慮なくおかわりしてください)

 

 

③気に入ったウイスキーが見つかったらしばらくは恰好つけて飲み続ける

↑渋すぎですけどねこの人は笑

 

たくさんの味見をした結果、「これ、好きかも!」というウイスキーに出会えたらしばらくは少量でも構わないので飲み続けてみましょう。(毎日飲めって意味じゃないですよ。お酒を飲む機会があったら口にするように心がけるって意味です)ロックでもストレートでも、もちろんハイボールでも構いません。

 

 

ウイスキーは度数が高いので、どれだけ好きな味だとしても慣れなければいつも口にすることができません。

 

 

たとえば、コーヒー牛乳ばかり飲んでた人がブラックコーヒーにチャレンジしてもすぐには飲めませんよね?ぜんぜん甘くないしひたすら苦い。でも少しずつ、何回も飲んでいくうちに普通に飲めるようになったりするものです。

 

 

度数が高いので何杯も飲むことは難しいでしょうから、1杯でもいいです。なるべく口にする機会を増やしましょう。無理をする必要はありません。でも、「1杯なら飲めるかな」と感じた日はちょっと恰好つけて「ウイスキー、ロックで」なんて注文をしてみるといいですよ。2ヶ月もすれば何気なしに飲めるようになっているはずです。

 

 

まとめ

ウイスキーが大嫌いだった僕が飲めるようになった方法についてお話させていただきました。

 

 

まずはウイスキーに対する苦手意識をなくすことが最優先です。「嫌いだ!」と感じている状態だと美味しく飲めるはずもないので。そのためのプロセスは、

 

 

 

です。

ぜひ参考にしてみてください。

※何をどうしてもウイスキーが苦手な人もいます。具合が悪くなったり気分を害すようであればそれは体質の問題かもしれないので深追いするのはやめましょう。

 

 

おわり。

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yuki_nicccy

札幌の「BAR PENCIL VANI;LLA」代表。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。