コルク、無残に折れた話・・・

ソムリエ試験談話

こんばんは(*^-^*)西舘です。

 

 

2013年、僕は初めてのソムリエ試験に立ち向かいました。ワインの美味しさを理解することができたことがきっかけで試験を受けることを決意した僕。「ソムリエ」という資格に憧れ、「僕、ソムリエ持ってるんで!!(*^-^*)」とドヤ顔で自慢することができたらどれだけ楽しいことか・・・笑。

 

 

そんなピュアで不純な動機のもと、毎日の仕事の合間を縫ってせっせか勉強を重ねた結果、めでたく一次試験を通過。二次試験に合格すればソムリエの資格が手に入るところまで辿り着きました(←当時は二次試験でおわり。現在は三次試験まであります)。

 

 

そして、二次試験当日。静寂の試験会場。試験番号順に席は用意され、4人ずつ(たしか)呼ばれては実際に試験を受ける部屋の前で待機させられる。そして再度呼ばれて部屋の中へ。

 

 

かるーく試験官からのカンタンな説明を受けたのち、試験スタート。

 

 

試験内容は「ワインの開栓およびデカンタージュ」

 

 

僕:「ソムリエ試験教本に付属されていたDVDで観たとおりにやればいいだけ・・・」

 

 

何十回も観たDVD。やることはわかっていました。あとは淡々と遂行するのみ。自腹でワインもたくさん買って練習したじゃないか。この試験が終わったその先にはソムリエになった僕が待っている。

 

 

ちゃっちゃと終わらせよう。

そして勝利の美酒を飲みにいつものパブへ行こう。

 

 

そんな思いを持ちながらスタートした試験。制限時間は7分。開栓とデカンタージュだけなら2分もあれば終わる。7分なんて僕には必要ない。

 

 

余裕だ。

 

 

そう思ってたんですけど、僕のカラダが思ったように動かないことに気付きました

 

 

極度の緊張で、柔軟性を欠いてしまったんです

 

 

いつもならすぐに終わる開栓。なのに手が震える震える。神経バグったレベルで震えたんです。心臓もバクバク。「全力疾走中ですか??」状態・・・。

 

 

①手が震え、心臓がバクバク状態・・・。

②今から行うのはワインの開栓。

 

 

この先の結果は予想通り、いや、これ以上予想したくない結果だけど予想通り。

 

 

コルク、無残に折れる・・・。

 

 

ソムリエナイフはコルクに刺したんです。これは間違いなくそう。ただ、手の震えのせいでいつもよりも浅めに刺してしまったんです。そして、浅めに刺した状態で力強くコルクを引っ張るとコルクは折れます

 

 

まさに起こった悲劇はこれ。

 

 

コルクが折れた時の対処法はこの世に存在します。だれにだってミスは付き物。そのミスの対処法くらいあったって当然ですし、知っておくのもまた当然です。

 

 

ただ、僕はどこかで自信過剰になっていたんです。コルクが折れるなんてことが試験当日に起こるわけないと。練習でさえ一度も折れたことがないコルクがどうして試験当日に折れるというのか。

 

 

ピンチなんて起こるわけない。

スムーズに済ませて涼しげな顔で試験会場を去るんだから。

 

 

そんな気のゆるみが大ピンチを招き、極度の緊張感と後悔の念から生まれた汗で滲んだ顔で試験会場を去ることとなるとは・・・。

 

 

コルクが折れた瞬間、俗にいう「あたまが真っ白になった」んです。こんな大切な場面で初体験しなくてもいいのに・・・笑(←このくらの緊張感がないと真っ白にもならないんでしょうけど)。

 

 

コルクが折れたことは認識したんです。手応え的に折れた感覚があったし、目で折れたコルクも確認したので。でも、折れた時の対処法を一切知らないまま試験当日を迎えた僕に打てる手段なんてひとつもありませんでした。折れたコルクにもう一度ソムリエナイフを刺し、なんとか開栓できないかと何度も何度も試しました。もちろん上手にコルクが抜けることなんてなくて、ただ刻々と時間だけが過ぎていきます。

 

 

同時に受けてた受験者の方はとっくに開栓とデカンタージュを終え、じっと僕の戦況を見つめています。試験官に見られてるだけで震えている僕の手がさらに震え始めました。

 

 

生き地獄でした・・・。

他の受験者の人が「あいつヤバくね??」と言ってるような気にもなりました。

 

 

結局、7分が経過した時に「終了してください」と試験官の声。僕のソムリエ試験は見るも無残な惨敗にて終わったのでした。

 

 

ソムリエを目指す方々へ。

練習で起こらなかった失敗やトラブルが試験当日に起こる可能性が1%くらいはあります。その1%で今までがんばってきた日々を棒に振ることもなくはないってことを知っておいてください。

 

 

おわり。

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yuki_nicccy

札幌のピアノバー”STYLISH D”の店長。 1985年生まれ。21歳の冬にBAR屋の職に就き、現在まで延べ10万人以上のお客様と接する。 趣味は「楽しくお酒を飲みながらさまざまな人と話すこと」「読書」「カフェで引きこもること」「北海道コンサドーレ札幌の応援」。